「作者と主人公が共演」プチ・ニコラ パリがくれた幸せ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
作者と主人公が共演
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おフランスの小学生のニコラと家族や仲間たちとの天真爛漫な日常を描いた、フランスで半世紀以上読まれる絵本が「プチ・ニコラ」。書いたのは1955年、作家のルネ・ゴシニが物語、漫画家のジャン=ジャック・サンペが作画、二人は長年の友人で、日曜新聞、連載のために 創りました。
本作は絵本の作者と主人公が共演、一緒のアニメの世界に登場する稀有な発想の作品でした。
フランス人なら子供のころからのお馴染みなので愉しみも格別でしょうが日本人のおじさんには一般的な印象しかありません、アニメも色々な描き方がありますが原作の絵本の様な線画タッチでノスタルジックでしたね。作家のゴシニさんはユダヤ人で、ドイツの親戚が強制収容所で亡くなった悲劇を語っていましたね。1977年、ゴシニさんは51歳で心臓発作で急逝したそうです。サンペさんは2022年、90歳で没。遅ればせながらご冥福をお祈りいたします。
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