AIR エアのレビュー・感想・評価
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見応えのある作品でした
どこか『マネーボール』にも通じるようなスポーツの裏方エンタメ作品でした
84年デビューのNBAの当たりもあればハズレもあるルーキー達から誰と契約するのか
会議でもこれと言って意見もまとまらず
大学一年生時のジョーダンのプレービデオを観ていたソニーが
ある事に気づきジョーダンと何としても契約しようとまるで取り憑かれたように奮闘することから、この物語が一気に動き出す
ソニーが気づいたのはジョーダンの勝負強さ
負けられない試合の終盤でシュートを決められる精神的な強さ
しかもまだ一年生なのにこの大仕事を託せると
当時のヘッドコーチもチームメートもわかっていた
だから作戦として実行した
絶対にこの男はリーグを代表するスターになる
ジョーダン一家をナイキ本社に招いての運命のプレゼン
ジョーダンの正面のショットはまったくない後ろ姿だけ
プレゼンチームで作ったプロモーションビデオを上映中にソニーがマイケルの顔をチラ見する
あまり好い顔をしてなかったんだろう
突然ビデオを止めて部屋の明かりを点け直す
キング牧師のスピーチの後半はアドリブだったこと
どうしてマイケルにエアジョーダンを履いて欲しいのか
熱意を伝えるソニー
それにしても
当時からすでにあったであろう
シグネーチャーモデルのシューズに
本人へ利益の一部を分配してくれと交渉したジョーダン母の商才
これもなかなか驚かされました
さすがにそれは無理だよと契約を諦めかけてるソニーだけど
最後の最後でフィル・ナイトの男気
熱かったです
1点だけ気になる描写が…
ビジネスマンなら誰しも心が熱くなる物語
両者の本気
マットデイモンとベンアフレックのタッグと聞いた時
グッドウィルハンティングを思い出し
全身の血の温度が3度くらい上がった
その血の温度は変わらず映画に流れ込んだ良作だった
ジョーダンはほぼ出ないがジョーダンの家族を通して
ジョーダンが何を思うのかも見えてくる
サニーとそのスタッフ、ジョーダンとその家族
お互いの本気が交わる良い映画だった
最後サニーがトラックを軽く走るが、シューズへの熱が残っていたのかもしれない
途中でやめちゃうけどw
親友になるかな?と思ったエージェントの彼とは1回位ディナーすればよかったのにね
役の上の体型だな・・・とセリフの端々に出ていたので
サニー役のマットデイモンは多分映画の後は身体を絞ると思う
また天才2人のタッグで作品を創ってほしい
懐かしい、あの頃
ベンアフレック推しの方は絶対観て下さい!
MJ不在
そういう狙いなのか、コストの問題(肖像権?)なのか、MJサイドから許可が下りなかったのかわかりませんが、劇中のMJは後ろ姿のみ。(バスケシーンもなし) セリフもほぼなし。 ナイキ側の片方の視点のみのため事実の再現が薄っぺらいと感じてしまう。(一応MJ側としてママとエージェントのデビット・フォークが出てますが、最終的には本人が必要でしょう。) ナイキの長いCMを見せられているようだった。
エアジョーダン1(今見てもカッコいい!)とAIRクッションの開発が正味3日というのは事実なんだろうか。
あと、ドラフト3位指名とはいえ、まだシーズン前なのに、契約が決まっただけであの喜びようは事実なんだろうか。(脚色が過ぎるのでは?)
ストックトンねた(ゴンザガってどこだ?)があったので+1点。 *今ではゴンザガ大は八村塁も輩出した超有名大です。
ビジネスの成功はギャンブルであることを教えてくれる
マイケル・ジョーダンがNBAデビューした1984年が舞台でまたしてもゴーストバスターズやレーガンが登場するイントロが瞬時にその時代にいざなってくれる映画はつくづくタイムマシンであることよ。バッシュと言えばもちろんコンバースだった時代で低迷していたナイキはバスケ部門のスポンサー契約のための全予算をジョーダンに一点張りすることで今日の地位を築いたという大ギャンブル成功秘話である。結果が分かっているサクセスストーリーを見るのは嫌いではないがたいていのドラマは上り詰めてからの転落も描くものだがエンドロールにいたってもジョーダンもナイキも昇ったまんまでハッピーこの上ない。マット・デイモンがVHSテープを何度も巻き戻して見るシーンがぐっときてジョーダンの母ちゃんが商売上手も含めてあまりにも偉大なのに対してエージェント役のクリス・メッシーナがちょいなさけなくて好演。
面白かったけど期待しすぎたのか、ちょっと物足りなかった
舞台となる1984年当時、ナイキはアディダスとコンバースに続く業界第三位の弱小企業だったというのを知らなかったので勉強になりました
そんな弱小がトップに躍り出る"エア・ジョーダン"誕生の物語
歴史的な出来事だろうに淡々と、スルスルとストーリーが進んでいく
本当はもっと山あり谷ありの苦難の連続で、たくさんの人が関わって、wいろんな面で当時の常識を打破し成功の道を切り拓いていったんだろうけど、その辺の描き方がすごくあっさりしていて、もっと煮えたぎる様なドラマチックなサクセスストーリーを想像・期待していた者としては少々物足りなく感じました
本作はマット・デイモンさんとベン・アフレックさんが名作「グッドウィル・ハンティング」「最後の決闘裁判」に続いて3度めのタッグを組んだ作品
さらに本作は彼らが昨年 立ち上げた会社"アーティスト・エクイティ"がリリースした第一作目の記念すべき作品、今後もこういった秀作を産み出していってほしいものです
そしてレトロな小物やファッション、そして音楽も含め80年代が忠実に再現された映像も懐かしく楽しかったです
ジョーダンの母は偉大な人だったんだ
靴に意味を与える
マイケル・ジョーダンの偉大さはみんな知っているが、エア・ジョーダンを買う人の、その偉大さに少しでも触れたいという思いが靴に意味を(というか商品価値を)与えているのだと改めて知らされた気分です。
どこまでが実話なのか、まるでマイケル・ジョーダンがスーパースターになる未来を知っているかのように確信を持って語る主人公と、マイケルの母親。
お仕事映画としてよくできていると思いますが、上記の点が感動ポイントでもあります。スポーツビジネスも金より前に人間関係が肝要であり、もっと言えば言葉の力で動いているという切り口です。
そして、マイケル・ジョーダンに予算と社運の全部を賭けて成功するというストーリーが案外さわやで軽やかな雰囲気のまま描かれるあたりに監督の演出の手腕も感じます。
その監督でありナイキの創業者役のベン・アフレックと主演もマット・デイモンのコンビを見たくて行ったのですが、登場人物一人一人が際立っていてなかなか楽しく見ることができました。
こんな精神が欲しい
どのように見るのかという軸が難しい…。
今年119本目(合計770本目/今月(2023年4月度)14本目)。
※ 歯科通院によりバラバラになっています。また、名探偵コナンとプリンセス・プリンシパル~を見てから向かいましたが、これらにレビュー需要はないと思うので飛ばします(ただ前者、単位系(特に「毎秒」の表現)に違和感が…)。
さて、こちらの映画。
厳密な意味でのドキュメンタリー映画ではないですが、どれかに分類しろとなるとドキュメンタリー映画になるのでは…と思えます。また、バスケに関するルール自体は求められないものの(ナイキの靴のお話が大半のため)、一方でバスケの話もどんどん出てくるので、自信がなければ前日に公式サイトやバスケの公式のルールや用語集等を見ているだけでもだいぶ違います。
なかなかレビューが難しく、正直なところこのような展開である以上(ドキュメンタリー映画の一類型である以上)、あることないこと書くのはできないので、誰が作っても多少の差はあっても同じような展開になるのでは…(だから、作品の「差」があまり出ないタイプの映画とは言える)というところです。ただ、ナイキのそれまでの課題と当時の靴メーカーを取り巻く環境、ナイキがそのあと歩んだ歴史等について詳しく書かれている点に関しては高く評価しました。
これらまで考慮すると減点対象がなく、フルスコアにしています。
ルールに囚われないナイキの姿勢を感じられる
凡作
観た後の高揚感、なかなかです
マイケル・ジョーダンの活躍を知っている人からすれば、NIKEやソニーの行動は当たり前で、マイケル・ジョーダンというプロでは何も成し遂げていないバスケット選手(先物買)との契約にイケイケで猛進するソニー(マット・デイモン)の尻を安心して叩けるけど、考えてみれば大変なリスクを抱えてのビジネスチャレンジだったと思う。スポーツ選手は怪我もある、メンタルに問題を抱えていることもある、ただ早熟だったという選手もいる。大成しなかった the promised person はごまんといる。しかしNIKEもソニーも賭けに勝ったのだ。
契約に漕ぎ着けるためのプレゼン、ソニーの一世一代の即興の口説き文句、そして契約に至るソニーとジョーダンの母親との電話での遣り取り。付帯条件を受け入れるフィル(ベン・アフレック)の決断。面白くてはらはらドキドキでもある。
高揚感をもらえる素晴らしい映画です。ベン・アフレックとマット・デイモンは観るものを楽しませ、興奮させる術を心得ているんだろうな。
チャンス、熱意、仕事、信念が凝縮された作品
OPから良作の匂い。
ラストシーンまで己の信念と熱意を突き通す主演マット・デイモンに釘付けだった。
終盤のシーンでは、同じ会社で自分も働いていたかのような錯覚に陥るほど画面で喜ぶ社員同様に感動を味わえた。
マイケル・ジョーダンの母親役もなかなかの味を出しており、良い映画だった!
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