AIR エアのレビュー・感想・評価
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I'll Do It.(やってやらぁ)
NIKE(ナイキ)
青年実業家フィル・ナイトによって
オニヅカ・タイガー(現アシックス)
のシューズの代理店から始まり1968年に
「勝利の女神」ニケ神から社名を取り
オレゴンはポートランドに設立
世界最大のスポーツブランドに成長し
年370億ドルを売り上げる多国籍企業
有名な企業スローガンは
Just Do It.(やれ)
そんなナイキがまだスポーツ界で
確固たるシェアを確立する以前に
NBAのスーパースター
マイケル・ジョーダンとの契約を
どうまとめたかに迫る実録映画
どうだったか
仕事に追われスピリットを失い
つつあった大人たちが闘志を燃やし
難業に挑む姿は燃えますし
年代的に80年代カルチャーを
ちりばめトラックも良かった
有望株と手早く契約を結び
ブランド名を広げていく競争に日々
あけくれるプロバスケ業界
そこでナイキ社バスケットボール部門は
コンバース54%からアディダスに次いで
シェアの17%しか取れておらず
年々予算を減らしこのままでは撤退も
考えられる状況
その部門でバスケにおいては「師(グル)」
と呼ばれるほどの選手を見抜く力を持つ
ソニー・ヴァッカロは25万ドルで3人という
条件で当たり障りない契約選手を
選定する会議に我慢できなくなり
CEOの「シュー・ドッグ」フィル・ナイト
に予算の倍増を掛け合いますが
ナイトはソニーの能力は
理解しつつも役員への説明が
出来ないと取り合いません
ソニーは上場して役員会の顔色を
うかがいながら経営するようになった
ナイトに昔のあんたはどこへ行ったと
非難しなら25万ドルで3人ではなく
1人だけ契約することを認めろと
迫ります
そこまでして契約したい選手の名は
「マイケル・ジョーダン」
当時のマイケルは
1982年NCAAで伝説的な
試合終了残り15秒でのショット
などすでに名は知られており
アディダスとの契約を希望し
ナイキとの話はまずないと
代理人のデビッド・フォークも
公言していました
アディダスが積む金額は
25万ドル(+高級車)
だろうと予想され
コンバースはそこまででは
ないだろうがオファーは
するだろうと見られていました
ソニーはマイケルの可能性に
ナイキの将来も賭けようとします
同僚やナイトも熱意に負けて
ついには許可を出します
契約金額は3人分ですから
勝負になるとしても
ナイキを名指しで拒否している
相手にどうやって契約すると
言うのか
ここで当時の
スポンサー契約の風潮を見ると
メーカーには看板商品がそれぞれ
コンバースは「オールスター」
アディダスは「スーパースター」
ナイキは「エア・フォース1」
と展開をしており
それをプレイヤーに提供する
という形式をとることが基本でした
だから使用する選手を
何人集められるかという
戦略になりますが
ソニーはそこで看板商品を
選手に付けるのではなく
「選手そのものを看板にする」
という逆の発想を提案します
つまりマイケルのための
専用品を開発するという事で
NBAデビュー前の新人に
ここまでやるのは異例だし
まず前例がない展開方法でした
さて後はどう接触するか
ソニーは代理人のほかに
マイケルにまつわる話を
管理をしている元銀行員の
母デロリスに直談判しようと
考えますが代理人を飛ばして
交渉なんてルール違反
そこでキング牧師の伝説の原稿を
本人から受け取ったことがある
という逸話を持つNBAの名コーチ
ジョージ・ラベリングに相談すると
やらないよりやった方が
いいんじゃないのと言われ
会社の制止も無視して
ノースカロライナに
会いに行ってしまいます
行ってみると元電気技師の
父のジェームズは陽気な性格も
デロリスはいかにも食えなさそう
ナイキとは契約しないと既に
公表していると
マイケルにも会わせてくれません
そこでソニーはコンバースも
アディダスも自社ブランドを優先
するだけでしょうが
今季うちはマイケルとしか
契約しませんし
専用モデルを作ります
他と比べてみてください
と熱意を伝え帰ります
その後会社やフォークから
勝手に会ったなとガチギレ
されますが交渉の席に
付いてくれる日取りをなんとか
取り付けます
さてあとは商品開発です
ポートランドのナイキ本社の
地下には開発ラボがあり
そこにいるピーター・ムーアに
話を持ち掛けます
ピーターはナイキの前は
アディダスの米国支部の
創設者で同社の3本線ライン
も彼の考案によるもの
という凄腕デザイナー
彼は交渉日までそう時間がない
合間でもマイケル専用の
シューズのアウトラインを
さっさと描いていきます
ナイキの独自技術
ミッドソールにビニルバッグを
入れてガスを充てんし
緩衝に用いる「AIR」と
名を取ってその試作は
「エア・ジョーダン」
と名づけられました
デザインにはソニーは
マイケルが加入する
シカゴ・ブルズの赤を
多用しようと提案しましたが
NBA規定で白面積が50%以下だと
毎試合5000ドルの罰金という
厳格なルールがありピーターは
それをためらいますが
話題性もあるしその罰金を
会社で払えばいいと決めて
しまいます
マイケルとの契約に否定的
だった社内の仲間たちが
だんだん熱意を持ち始め
色々なアイデアがおのずと
出るようになっていきます
25万ドルで3人選ぼうとか
やってた頃と大違い
そしてコンバース・アディダス
と回ってきたジョーダン一家が
ついにナイキを訪れ
マイケルは自分の専用モデル
エア・ジョーダンを手にし
君の伝説と共に歩んでいきたい
という熱意をソニーは直接伝えます
どんな困難があっても我々は
サポートするという熱意です
そのシーンでその後のマイケルの
キャリアで起こったジェームズの
不慮の死や
契約でこじれてMLBプレイヤーを
数年やった実際のシーンが出てくる
あたり映画ならではのうまい演出
その後ついにマイケル・ジョーダンは
ナイキとの契約を結ぶことを決断します
ただ…
電話口でデロリスは商品の利益の一部を
マイケルが受け取ることを要求します
それがマイケルが自身の成功と価値を
手にすることだからと
ソニーはさすがにそれは難しいと
及び腰になってしまいます
そんな条件が役員会で通るわけが
ないと思い込んでしまったからです
それをフィル・ナイトにダメもとで
相談しに行くと「それくらい何だ」
「俺が役員にはなんとかする」と
予算アップを渋った時とは全く逆に
なっていたのでした
ただ毎試合払う罰金のことは
知らなかったのは面白かったです
その後のマイケルの活躍と
エアジョーダン事業の収益は引退して
20年以上たつ今でも年4億ドル受け取って
いるほど
タイガー・ウッズやミハエル・シューマッハ
など個人契約と専用モデルの開発という
手法は会社の顔になっていきました
まさに「逃げたら一つ 進めば二つ」
ナイキは進んでマイケル・ジョーダンと
会社のアイコンを手に入れた事になります
かつてドラゴンズを黄金時代にした
落合博満氏も有力選手は
"『獲りたい』ではダメ
『獲ろう』と決めれば獲れる"
という名言を残しています
とにかく何かをやれば何かが動く
忘れてはいけないことに思いました
ナイキへの憧憬と嫉妬が蠢く作品
ナイキの売名映画じゃないの?という見方もあるだろう。
ナイキみたいなオーナー会社じゃなきゃこんなリスク負えないよ、という見方もあるだろう。
たまたま賭けが当たって、成功しただけだろう、という見方もあるだろう。
だがどの見方にしても、ナイキへの憧憬と嫉妬が蠢いていることに変わりはないと思う。
ちなみに私の嫉妬は以下のようである。
普通ジョーダンの母親が提示した、「エアジョーダン」の売上に対しての利益分配など、自分の会社だったら、絶対通らない話だ。ハイリスクリターン不明というやつだ。サラリーマン社長、役員だったら完全に保身に走り、尻込みするだけだ。
だが、ナイキはぶっ飛んでいた。
社長が即断した。大いに悩みながらもジョーダンによるハイリスクハイリターンに賭けた。
社長ベン・アフレック、「エアジョーダン」担当マッド・デイモン、部長クリス・タッカー。ジョーダンの代理人ジェイソン・ベイトマン。なんと魅力的な人たちだろう。こんな、”とにかくやってみよう”人間たちがいたら、超モチベーション上がるだろうな。映画特有の脚色も少なからずあるだろうけれど。
「グッドウィル・ハンティング」以来のベン・アフレック、マッド・デイモンコンビの衝撃的復活も、見事に忘れるくらいだ。
次は、このメンバーで、厚底ランニングシューズで復活を遂げたナイキを観たい。
すまんNew Balance派なんだ
マイケル・ジョーダンをナイキのブランドと契約するために奔走するナイキ職員たちの物語。自分もバスケをしていた人間なので、エア・ジョーダンを履いてプレーしていましたし、その履き心地は身を持って体験しています。なお、現在はNew Balanceしか履かない人間になりました笑
25万ドルで3人の選手と契約するよりも、25万ドルで1人の選手と契約し、彼自身の名前を冠したブランドを作るといった画期的なシステムに動き出します。ただ、マイケル・ジョーダンがNIKE自体を嫌がってるという絶望的な状態からスタートします。
adidasやCONVERSEがどういうプレゼンを取ってくるかの予想を母親との交渉に用いてみたら、母親は息子の価値を最大限に知っているからこその交渉と、両者ともに引かない駆け引きはなかなか見応えがありました。
会話劇がメインで、そこまで大きな動きこそありませんが、それでもテンポ良く進んでいくので飽きる事なく楽しめました。
マイケル・ジョーダンが偉大なのは勿論の事ですが、エア・ジョーダンを生み出した方々もまた偉大だったという事を認識させられた作品でした。バスケしたくなったなぁ。
鑑賞日 4/11
鑑賞時間 11:45〜13:50
座席 M-12
エアジョーダン誕生までの、商品開発の話かと思っていたが、全く違った...
ナイキファンに見て欲しい作品
実話はやっぱり良いですね。マット・デイモン、ベン・アフレックは勿論、素晴らしいですが、主役を敢えて影の存在としてエキストラ化されているので母親役のビオラ・デイビスさんの演技が際立ちました。クリス・タッカーさんも良い。アメリカらしいサクセスストーリー映画に拍手します。
大胆なゲームチェンジャーを歓迎する米国の健全さがうかがえる快作です。
1984年を舞台に、当時アディダスとコンバースにバスケットシューズ業界を席巻されていたナイキ、その部門の立て直しを命じられた主人公が、一人のバスケ選手と一足のシューズに全てを賭け挑む姿を、奇跡と感動とともに描いた作品。ご存じの通り、1984年に発売されたスニーカー「エア ジョーダン」は今も改良を重ねつつ絶大な支持を誇る超人気モデル。その誕生秘話に迫ったのが本作です。
主人公はナイキ社に勤める、運動嫌いの中年白人ヘソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)。すでにベテラン社員だった彼が、組織の硬直したルールを打ち破り、いかにして前例なきビジネスを実現したかという成功への軌跡が語られます。
その頃、ナイキのバスケットシューズ部門は特に振るわず、ブランドには。ダサいイメージが付きまとっていました。
この現状を打破するためにヴァッカロが目をつけたのは、まだ大学生だったマイケル・ジョーダン。NBAドラフトで全体3位に指名されていた明日のスター候補だが、未知数の新人選手には変わりありません。そんな彼にソニーは、多額のスポンサー契約を持ちかけます。しかしジョーダンは、ライバル社のアディダスの信奉者でした。果たしてこの難物を口説くことはできるのでしょうか?
ネットフリックスのドキュメンタリー「ラストダンス」でも触れられた件ですが、この映画では独自の信念を貫くソニー・ヴァッカロの発想力と行動力に焦点を当てます。
ソニーは、自らの突破力で首尾よくジョーダンをプレゼンの席にまでひきづりだし、情熱のこもった説得で、好印象を得たものの、母親のデロリス(ヴィオラ・デイヴィス)から難題を突き付けられます。契約金は固定金額という業界の常識を打ち破り、固定の契約金に加えて、売り上げからのインセンティブを要求してきたのです。これには、新たな「価値」を創出しようとするソニーですら、絶望するほどの非常識な提案だったのです。
でもそれは巨大な岩を動かすように、旧来の業界システムを変革する力へと繋がるのでした。
もう一つソニーが仕掛けた革命的なことは、エア・ジョーダンの赤×黒という配色がNBAの規約に違反していたのにもかかわらず、逆に宣伝になるとあえて採用したことです。 そして、それに対する罰金をNIKEが肩代わりすることまで。日本の保守的な大企業では考えられないことでしょう。
監督はナイキのCEO役も兼ねるベン・アフレック。大胆なゲームチェンジャーを歓迎する米国の健全さがうかがえる快作です。
全てを上回ったジョーダン母の交渉力
バスケの話はほとんどなく
スニーカー好きとデザイン・開発関係者は観るべき作品!
予告見た時からNIKExマッド・デイモンxベン・アフレックとくれば面白いでしょう〜って事で鑑賞
コンバースとアディダスに押されてバスケット部門の業績不振のナイキが・・・・
起死回生〜今や投資商品になってるエア・ジョーダンを生み出すまでの物語
冒頭の当時の映像から本編への移行が自然すぎるくらい自然で、マットとベンの役作りも流石!!
あんな感じで、お母さんが契約の矢面になり交渉してたのにはビックリです。
契約金+贈答品だけでなく商品にも肖像ロイヤリティをつけた交渉が面白かった。
自身もデザイナーとして、アスリートのデザインをする時に、プレゼンに入れる文言
『一流のアスリートは、シルエットで認知される』その代表的なシルエットロゴが、コレ!!
スニーカー好きとデザイン関係者にはオススメの映画です。
来年のオスカーノミネートは確定でしょう。
お気に入りのNIKEを履いていこう
胸が熱くなる、爽快お仕事ムービー!
一生のうちで一度でいいから、
自分の人生をかけたビッグプロジェクトに
チャレンジしてみたいものだよね
それも、データ分析の数字に裏付けられた
安全なチャレンジじゃなく、
自分が長い時間をかけて積み上げた
経験と、情熱と、感覚だけを頼りにしたような…
そして、それを応援してくれる仲間がいて、
またまた、そのビッグプロジェクトが大成功!
…なんてことになったら、
もー、これ以上幸せな仕事人生ないよね!
「働く」ってことの喜びや醍醐味を思い出させてくれる作品だった
ソニーの「仕事」に対する情熱が清々しい
週末にこの作品を観たら、
月曜日から元気に出勤できることまちがいなし!
1980年代っぽいヴィジュアルや、音楽もグッド!
最後に…
大物のオカンは、やっぱ大物だわ…
マイケル・ジョーダンの母は強し!
圧巻だった
Time after time ♪
気分爽快映画
最初、タイトルの「AIR」が何の事かわからず、ずっとスルーしていたのですが、レビューを見たら高評価が多くチェックしたら、ナイキのエアジョーダン誕生の映画らしく、しかもマット・デイモンとベン・アフレックが出演している。ハリウッドスターが出ているのに宣伝等少なすぎないかと思っらそしたら日米同時公開らしい。
内容は非常にスリリングでそれぞれの立場に着いている方達の思想や情熱が画面いっぱいに展開されていて面白かったです。まさかエアジョーダンにあんなストーリーがあったとは驚きです。ネタばれになるけど当時はやっぱりアディダスだったと思います。
決してバスケ大ファンではなく、ナイキのエアジョーダンも持っていないけど確かに80年代後半以降爆発的に社会現象でしたね。シューズ購入出来ない人が欲しくて事件を起こしたりしてニュースになってました。
それにしても、今でもNBAといえばマイケル・ジョーダンと答える人が圧倒的に多いと思う。それだけ革命的だったわけです。完全にブランドですよね。
ちょっと気が早いけど、来年のアカデミー賞には絡んで来そうな気がします。作品と監督と助演男優はノミネートされるかな?
個人的にはソニーと代理人の電話での話が興味深かったです。
後80年代のアメリカ音楽が随所に流れるので世代の方は更に楽しめると思います。私もその一人なので観賞して大満足です。
Born in the U.S.A.
企業のサクセスストーリーであることはわかっていたし、興味もなかったのですが、予告編で流れていたナイトレンジャーの「シスター・クリスチャン」のおかげで観ることに。この曲は『ブギーナイツ』、『13日の金曜日』などの映画でも使用されたことがあるのですが、やはり映画館の音響で聴くと素晴らしい!“フロイトローズの申し子”とまで称されたアーミングテクニックのブラッド・ギルスとエイトフィンガー奏法という驚異のテクを持つジェフ・ワトソンのツインギターというウエストコースト・ハードロックであるナイトレンジャー。もうたまりません・・・と思っていたら、予告編よりも小規模な扱い・・・
それはともかく、80年代のアメリカンヒッツが怒濤のごとく流れて、音楽ファンを喜ばせてくれる作品でした。ダイアストレイツ、REOスピードワゴン、シンディ・ローパー、チャカ・カーンなどなど、そして驚きの『ビバリーヒルズ・コップ』のテーマ曲!オープニングから70~80年代のアーカイブ映像やMVの数々に心掴まれましたが、音楽でもぐさりぐさり。ちょっと気になったのがエアロビ映像はオリビア・ニュートンジョンだったのかどうか・・・なんだかね、ストーリーよりも音楽とアーカイブに魅了されましたよ。ここで海援隊の「JODAN JODAN」でも流れてきたら、もだえてしまいそうです。
音楽ネタと言えば、ブルース・スプリングスティーンの「Born in the U.S.A. 」が使われていました。アメリカ万歳的な曲だろ?なんて言葉に対して、ロブは「歌詞をじっくり聞いてみると、ベトナム帰還兵が就職に困っている様子」などと内容を明らかにしています。ジョーダンの母親にしても本人にしても、慈善団体に多額の寄付をしていることへの伏線なのでしょうか。ソニーだってナイキでしか雇ってくれなかったと言ってたし。
NIKEなんてメーカー知らなかった自分。ニケと読むものだと思ってました。中学時代は通学用にバッシュが流行ってましたけど、ヒモを結ぶのが面倒だったのでやめちゃいました。その時代、この映画のような企業競争が行われていたのですね~個人的にはバッシュよりもキック力増強シューズが欲しい!
この映画でもう一つ特徴的なのはマイケル・ジョーダン役の俳優の顔を全く映し出さなかったこと。まぁ、顔なしの俳優さんも可哀想かなぁ・・・
今や有名スポーツ靴メーカーにあるまでのある一つの分岐点となる実話
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