「Born in the U.S.A.」AIR エア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
Born in the U.S.A.
企業のサクセスストーリーであることはわかっていたし、興味もなかったのですが、予告編で流れていたナイトレンジャーの「シスター・クリスチャン」のおかげで観ることに。この曲は『ブギーナイツ』、『13日の金曜日』などの映画でも使用されたことがあるのですが、やはり映画館の音響で聴くと素晴らしい!“フロイトローズの申し子”とまで称されたアーミングテクニックのブラッド・ギルスとエイトフィンガー奏法という驚異のテクを持つジェフ・ワトソンのツインギターというウエストコースト・ハードロックであるナイトレンジャー。もうたまりません・・・と思っていたら、予告編よりも小規模な扱い・・・
それはともかく、80年代のアメリカンヒッツが怒濤のごとく流れて、音楽ファンを喜ばせてくれる作品でした。ダイアストレイツ、REOスピードワゴン、シンディ・ローパー、チャカ・カーンなどなど、そして驚きの『ビバリーヒルズ・コップ』のテーマ曲!オープニングから70~80年代のアーカイブ映像やMVの数々に心掴まれましたが、音楽でもぐさりぐさり。ちょっと気になったのがエアロビ映像はオリビア・ニュートンジョンだったのかどうか・・・なんだかね、ストーリーよりも音楽とアーカイブに魅了されましたよ。ここで海援隊の「JODAN JODAN」でも流れてきたら、もだえてしまいそうです。
音楽ネタと言えば、ブルース・スプリングスティーンの「Born in the U.S.A. 」が使われていました。アメリカ万歳的な曲だろ?なんて言葉に対して、ロブは「歌詞をじっくり聞いてみると、ベトナム帰還兵が就職に困っている様子」などと内容を明らかにしています。ジョーダンの母親にしても本人にしても、慈善団体に多額の寄付をしていることへの伏線なのでしょうか。ソニーだってナイキでしか雇ってくれなかったと言ってたし。
NIKEなんてメーカー知らなかった自分。ニケと読むものだと思ってました。中学時代は通学用にバッシュが流行ってましたけど、ヒモを結ぶのが面倒だったのでやめちゃいました。その時代、この映画のような企業競争が行われていたのですね~個人的にはバッシュよりもキック力増強シューズが欲しい!
この映画でもう一つ特徴的なのはマイケル・ジョーダン役の俳優の顔を全く映し出さなかったこと。まぁ、顔なしの俳優さんも可哀想かなぁ・・・
スプリングスティーンの1985年の日本公演の頃は6時間くらいのライブをしてたと聞きました。一度見に行きたかったです。
アルバムも「Darkness on the Edge of Town」から「Born in the U.S.A」の頃は最高でしたね。
シンディ・ローパーのコンサートは見に行きましたよ!
kossyさんは営業職だったんですね。そういう体験をされた方は引き込まれるでしょうね。私は製造業(作る部門ではないですが)だったので、「あなたの足に合わせて作ってあります」みたいなセリフに、そんな事できるわけないだろうと思ってしまいました。「これはサンプルです。これから一緒に良い靴を作っていきましょう」だったら問題無かったんです。すみません、長々と失礼しました。
素晴らしいレビューありがとうございました。😊本人リアルに生きてる方ですからとも思いました。80年代音楽は私も高校生大学生時代でしたので、おっしゃるとおりですね。ド共感です。ブルース・スプリングスティーンさんはリアル経験ないと体感ないとわからないですよね。あのアメリカ🇺🇸的イケイケ感が❗️スピードワゴン、シンディ、カーンさん!思い出しました。小林克也のベストヒットUSAと、同じく土曜日の昼間のFM📻東京の番組【名前忘れました】チエック欠かさなかったです。ありがとうございました😭失礼します。
無糖ブラックさん、貴重な情報ありがとうございます。
顔を映さない効果は充分に発揮されたと思います。今までの映画でも、超大物だとか影の人物を映さないものはありましたけど、あくまでも脇役。この映画ではほぼ主役と言ってもいいくらいですから、その観客への影響は計り知れないですよね~
MJの正面からの姿を映さなかったことについて
監督がインタビューで明かしてます
『彼は物語の中に常にいる。だけどキャラクターを登場させて『マイケル・ジョーンダンです』としても、本人じゃないことはすぐに分かる。ニセモノだよ。観客が、彼に関する自分の思いや記憶を投影させて、自分たちでその意味合いを読み取ってくれる方が効果的だと思ったんだ』