「愛のゆくえ」愛のゆくえ　ふくださんの映画レビュー（感想・評価）

渋谷シネクイントの舞台挨拶に。

宮嶋監督の思いにあふれた作品で、
それは素晴らしく、作品とはそうあるべきかと思う。

足りないところもあるだろう、
これはたくさんあるかも知れない。

だからとて、何だ？とも思う。

後半、船に揺られる主人公を観て、
やっと理解した。
やっとだけど、遅くはない。

観終わったあとに、持ち帰り、語り合う

「観ていただいて、やっと完成しました」との監督の言葉は、創作者と観客の関係として、信じられるものです。

我々は、逡巡しながら、悩みながら生きている。
人生、脚本どおりには進まないのです。

北海道の雪は、美しくて、凍れる。