碁盤斬りのレビュー・感想・評価
全308件中、121~140件目を表示
なんじゃこりゃ
役者陣は悪くない
素晴らしい芝居だった
なのにご都合主義で主人公のキャラが崩壊した脚本にイライラしながら我慢して観ましたが、最後の結婚にずっこけた
その上復讐相手の斎藤工の嘘!に共感うけて掛け軸盗むし、藩の人もすんなり渡すし、なにこれ?
最後はみんなを置いて一人旅立つエンディングがかっこよくないですか?
って権力者の誰かが言ってたの?ってくらい無理エンディンのせいで掛け軸盗んでキャラ崩壊
なんで評判いいのかわかりません
あそこまで時代を再現しといて斎藤工の髪型変だし、置屋で折檻されてた女郎が娘にいじわるしそうな伏線いれといて何にもなし
最後に置屋の女郎様達がハッピーエンディングに拍手した時に確信したよ
これ途中で脚本変えられたね
あの場面の女郎達の泊手が一番の嘘くさくて気持ち悪かった
役者の所作や立ち居振る舞いが美しい時代劇
久しぶりに作り手の丁寧さが感じられる、端正な時代劇を観て感激しました。監督さんが、警察ドラマやサスペンス等、現代物が多い白石和彌監督なのも意外でした。年季の入った碁盤にこれまた年季の入った碁石を丁寧に打っていく、冒頭のシーンからしてこの作品に魅せられます。碁石の打ち方や打つ音で打ち手の誠実な心を表しながら、相手もいつの間にか取り込んでしまう主人公の精神が魅力的です。原作が落語の人情噺だけに、前半は浪人父娘と大店の質屋主人や遊郭の女主人、長屋の人々の交流など、なんとも気持ちがほっこりとするような展開です。ところが、後半は主人公が仇討ちの旅に出ることと、五十両もの大金を盗んだ嫌疑がかけられるなど、ガラリと雰囲気が変わります。仇との凄まじい戦い、娘の身請けの期限がせまるなど、お話しの語り口が絶妙です。薄暗い屋内での明暗をきかした照明や奥行きのある映像、静から動への鮮やかなカットも素晴らしいです。役者では、草彅剛が立ち居振る舞いや所作が美しく、台詞回しもメリハリが聞いていて,見事な演技でした。娘役の清原果耶の武士の娘らしい凛とした演技がよかったです。國村隼も、巧いのは分かっていても、硬軟交えてやっぱり巧かったです。
落語と囲碁の知識ほしかった
物足りなさはあるけど見応えはあった。1コマ1コマの絵作りと雰囲気作りが上手いなぁとテンポよく話が進むから見てて気持ちよかったですね。
草彅と國村さんの関係性が良かったし草彅の顔演技と雰囲気の出し方が脳裏に焼き付け起こしてるくらい見事でした!!
派手ではなく静かな作品。
落語の人情がもとにした映画で私は落語知らないし囲碁分からないから知識のある人が見ると更に楽しめるのでは?と。
復讐の仕方にはびっくりしすぎて顎外れかけたけど斬新すぎて面白かった😂
市村さんが出てきた時の安心感なんだろ
間違いないなって凄すぎますよ!
見てて思ったのですが大きなテーマ「許し」なのかな?と
演者 内容 構成 様々な総合力が高い作品ですね!
草なぎくんと國村くんの演技が良かったのと金の件のケジメと復讐のダブル攻撃でクライマックスがまさかまさかの囲碁勝負で静かに盛り上げるとか(そのあと結局斬り合いにはなるんですが!)かなり変わった展開で落とし所のイメージ湧かなくてめちゃくちゃ楽しめました!(草なぎくんは目で感情を表現できるのが凄いっす)
回想シーンに行く前に草なぎくんの顔が映ってる画面が斜めになってからの回想シーンの流れが面白って思いましたね!
あとセットで演技してます感があまり無くてそういう場所に住んでいるっていう説得力があるから没頭して作品を見れますし話の展開が気持ち良いくらい綺麗に流れていくので作品としてのクオリティの高さを感じました。
それと全面的に出しては居ないですが許しというテーマがしっかりあって色々な許しを見る事もできますね!
あと碁盤斬りってタイトルだけどそういう必殺技みたいのあるのかと思ってたら ケジメの時のアレだったんで
なるほど!上手いタイトルだよなってなりましたね!
あとビックリしたのが碁盤斬りの娘役の人が直後に連続で18✖️2を見たヒロイン役なのに全く気づいて無くて調べて発覚してビックリしました!清原ちゃん演技上手過ぎよ!
現代みるには辛い
1.小泉今日子年取った、最初わからなかった
2.小泉今日子整形してないのかなぁ
3.草薙君、あんだけ怒ったからバツ悪いよなぁ
4.50両今だったらいくらくらい?
5.結局、出演者皆いい人
6.草薙君の仇、東出君が良かった
7.確かにバカ真面目は周りに迷惑
8.清原ちゃんと中川君は当たり役
9.碁に興味出てきた、やってみようかなぁ
10.やはり一番の衝撃は小泉今日子だ
判る人には判る
いや~面白かった~。観終わった後、思わず拍手したくなった(しなかったけど)。Гおいごばん」が若い女性の間で流行というのも納得だけど、老人施設や公民館で上映したら喜んで頂けそう。
融通の効かない男が融通の効く女に救われたというオチもイイ。
弥吉が正直に格之進に話したのも
イイ。
弥吉とお絹の間を想像させるのも
イイ(お絹に拝み倒したとか)。
碁敵でなくなった源兵衛の元を去
って行く格之進もイイ。
格之進は何処へ?と想像させるのもイイ(故郷ヘ帰る前に親分に会いにとか、新たな碁敵を探すなど)。
今頃になって何事にも一生懸命な
格之進様が愛しくなってきた(旦那よ許して)
続編を期待したいけど、斬られる碁盤が可哀想だからタイトルは別のがイイナ。
誠実さと許す心と憎しみと
囲碁と復讐劇と武士の矜持を背景に誠実さから出てしまった無情のために出た憎しみから始まったこの話。
簡単に言うとそうだが、これを作品としてまとめるのはむずかしかったと思う。
悪人を処す、痛快時代劇と同時期の映画と見比べながら楽しめたのもよかった。
……最後の旅を始める理由はあれだと想像しますが、誠実さで凝り固まった武士が、一番大切な優しさを取り戻す!
良い作品でした。
……もっとシリアスだったら良かったのに、ともおもいましたが、贅沢かな。
脚本ミス?
映画自体は良かったんですよ。途中まではすっごい良かった。でもね、最後の方、なんか格之進の行動原理がよくわからんのですよ。娘の清原伽耶ちゃんが遊郭に出されるっちゅうのに仇討ちやってる場合ですか?娘を助ける方が先でしょ?身の潔白を晴らすなり金策に駆けずり回るなり、優先順位違うだろ?そもそもお金返したら自分が盗んだことになっちゃうよね?てか首を刎ねるのなんて誰かに任せてさっさと娘のとこへ走れよ。台本を読まないという草薙くんも格之進何やってんだと思いながら演技してたそうなんですがホントそれ。その辺がもっとちゃんとしてればもっといい映画になったんだけどなぁとモヤモヤの残るところでした。
柳田格之進、何処へ
先日、羽鳥先生が必死に宣伝していたから、というのもあり、(実はパンフレットの在庫があったからなんだけどね。前回のサバ缶が手に入らなかったので…)やっと見ましたよ!悲劇的なものと覚悟していたのだが。落語が原作じゃぁねぇ…ま、一安心だわ
序盤は主人公柳田格之進が囲碁を通して、商人の権兵衛や見習いの弥吉に影響を与えていく。インフルエンサーかよ!こんな平和な日々がずっと続くことを願っていた…のだが、復讐の決意からの急展開。クライマックスはまさにガチで「碁盤斬り」!刀背打ちではなく!武士道に彷徨う格之進よ、何処へ行く!?
しっかりした時代劇
どんな映画か全く想像出来なかったけど、「正しさ」を描いた、しっかりした観ごたえのある時代劇だった。
碁のルールは全く分からないけど、問題なく楽しめました。
そして、白石和彌監督らしい生々しさがグッと作品をしめている。
去年から「仕掛人・藤枝梅安」「せかいのおきく」「身代わり忠臣蔵」「鬼平犯科帳」と京都製作の時代劇映画がどれも素晴らしいのが嬉しくなります。
余談ですが、最近観た作品「碁盤斬り」「湖の女たち」「バジーノイズ」「SHOGUN 将軍」どれもに奥野瑛太さんが出ていて、印象を残している。
我らがマイティ、もうロードサイドじゃなく、ど真ん中を歩いてるんだなぁ。
#碁盤斬り
久しぶりにいい映画を観ました
映画館で観るのは1年以上ぶりでしたが、よい作品に当たってよかったです。
草彅さん主演ということと、白石監督ということ、そして時代劇というのが観てみたいと思った理由です。一つ一つの場面が丁寧に描かれていて、幼い頃に観ていた古き良き時代劇を思い出してノスタルジックになりました。清原果耶さんという女優さんも着物がよく似合って、控えめだけれど芯の強い役柄がとても合っていました。國村隼さんという役者さんもベテランの方なので、流石、悪役かと思いきや善人になっていくその過程を見事に演じられていました(スクルージのようでした)。草彅さんの表情でのお芝居がとても好きなのですが、今回も眼光だけで怒りが伝わってきて、「これがミッドナイトスワンの凪沙と同じ人なのか」と思ってしまいました。物語も上手に伏線が回収され、「走れメロス」のようにハラハラする場面もあり、名作のいいとこどりのような展開でしたが、観覧後はとてもよい気持ちで家路に着くことができました。とてもいい日となった休日でした。ありがとうございます。
「囲碁」侍でテレビドラマ化したら?
予告編で興味が湧いたので鑑賞しました。
全体的にヒューマンドラマ的に仕上がっており、最後まで緩む事無く鑑賞できました。
個人的にはストーリーとは別に作品の演出やネタに興味を持ちました。
私の妄想ですが「主人公の浪人は暇さえあれば囲碁を興じているがいつも負けてばかり、しかし正義感の強い剣術の達人で悪党を懲らしめる」といった内容で人情時代劇としてBS放送でドラマ化すれば面白そうと思いました。
またも後半失速するお決まり感
やっぱり後半弱い白石和彌映画の特徴をすべて兼ね備えていた。前半はほんといい滑り出し。囲碁の対局で清廉潔白なある意味変人と出会い、それに感化されて、國村隼演じるケチな金貸しが評判を上げていくあたりまではほんといい。そこから後半に転じる、一番重要な例の50両の件がかなりすっ飛ばすために、カタルシスがまったくなく、かつスピード感もない。時代劇の黄金期にはこんなモタモタした映画はなかったろう。そして誰が誰に惚れるとか、50両を握った、とか説明カットが多過ぎなのももたつく原因。そんなのバカでもわかるって。なくていいって。逆に番頭のいい加減さ、國村隼に何の情報がいってるのかいないのかがわからないのでドラマチックにもならない。丁寧にしなきゃいけないのはそこ、って感じ。起承転結の転の部分ですべてを背負って草彅剛が出ていかなきゃいけなくなるところが本当に背負わせきれてないのでドラマチックにならない。草彅剛だけがいい顔してるがドラマの説明が追いついてない。
しかし白石和彌の映画は毎回毎回こうも後半ダメになるのはなんなのか。不思議。つーか、もったいない。
草彅剛は絵になるし、若い二人も絵になってた。
しかしやっぱり山田洋次のたそがれ清兵衛というのはワンランク上だったのだな、とか思う
本格時代劇
草薙さんの「何をしでかすか分からない演技」は秀逸で、清原果耶ちゃんも相変わらず可愛くて演技上手
國村隼さん、中川大志さん、小泉今日子さん、市村正親さんらの盤石の布陣
これで面白くないはずがないではないか。
ストーリーはわかりやすく、照明、撮影、映像、音響も良かった。
敵役の斎藤工さんも殺陣など見事だったけど、あと二回りほど憎たらしかったら満点でした。
ただの仇討ち話に終わらない。新たな形の時代劇!
大筋の仇討ちストーリーだけではなく、
大小様々な謎、色々な人間関係、時代劇だからこその江戸文化要素、囲碁勝負の中身の伏線・・・
それぞれがしっかり絡み合っていて最初から最後までわくわくしながら楽しめました。
前情報なしで見ると「碁盤斬り」というタイトルから想像できるものがほぼないため、どういう話になるかわからず、より面白いかも・・・。
(私があまり時代劇を知らないのもありますが、)
特にあの時代だからこその要素は結構面白かったかも。
・ああいうことで自刃したくなるのか、あるいは斬ってもよいのか。法の咎めは?
・柴田が碁の最中に水を求めた理由って、
食事の際に両手を見せて食べるマナーに通じるんだろうか
・柴田(斎藤工)が大男で通じるのは、あの時代の平均身長から
・好いた二人でも武家と商人がくっつくのは容易じゃないのか?
出自(身分)の設定を敢えて用意する必要がそこにあるのか
・あんなにあちこちに碁会があったり、祭りの最中にみんな碁をうってたり
実際あの時代はあんなに碁が流行ってたのだろうか・・・
などなど、、、。興味がそそられる部分はいろいろありましたが、それらが全て話にしっかり
関わってくるのが見てて楽しかった。
あとはとにかく草薙剛のキャラづくりが圧巻でした。予告の時点から、あの髭を伸ばした野生のような武骨なキャラ立ちに「この映画面白そうかも・・」と思えたし、その期待を裏切られず正解でした。斎藤工も良かった!
期待ほどでは
草彅剛をはじめとして演技はとてもよかった。時代劇清原もよいね。満足。
ではあるものの、ストーリーはまぁ期待したほど面白くはなかったかなぁ。この時代の武士がどんなか知らないが、あんな簡単に切腹とか言い出したり、かわいい子供をやってもないお金のために売り渡したり、もう1回仲良しに戻って結婚?ようわからん。
全308件中、121~140件目を表示