「日本の庭に海外の観葉植物?」碁盤斬り GodFieldさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の庭に海外の観葉植物?
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「凶悪」、「孤狼の血」の白石和彌監督
初時代劇作品
主人公が不運な貧乏暮らしの役なので痩せた草彅剛はピッタリと思い見ていましたが、演技も声も迫力が無い印象を受けました。草彅剛は「ホテルビーナス」が好演で俳優としても好感を持ってましたが役作りで痩せて疲れていたのか、役が合わなかったのか分かりませんが主演なのに印象が薄かったです。対象的に清原果耶の真面目な演技、小泉今日子の貫禄で余計に浮いて見えました。
また終盤の庭のシーンで二度程、草花が映るんですが見間違いかこれがどれも海外の観葉植物に見えて違和感を覚えました。二度も登場するので何か意図があるとは思いますが日本のまだ刀を持つ時代で不自然に感じました。内容も娘が借金代わりになるんですが、身内みたいな所で結局、娘は危なげなく解放。折角、着物を着た清原果耶を起用したならばもう少し攻めても良かったのでは?と
期限内に金を返せなければ遊女になるものの
緊張感も危機感も感じませんでした。
自分がメインの囲碁の知識が無かったのが一番の問題ですが、斬首シーンもあるものの過去の白石和彌監督作品と比べると生温く感じてしまいました。
囲碁を勉強して改めたいと思います。
近年、時代劇は衰退する一方で
バシバシ斬りあったり、人が散ったりと悲惨な内容も時代的に流行らなくなってるのも事実だと思います。一応、ちょっと刀は抜いて、ちょっと殺陣、ちょっと斬首、ちょっと危機。ちょっとハッピーエンド。これが今後の時代劇のスタンダードな形なのかもしれません。
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