「ストーリー盛り過ぎ」碁盤斬り ラグビー山さんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリー盛り過ぎ
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志の輔らくごの中で「柳田格之進」が最も好きな演目であることもあり、ストーリーをもっと父娘間の心のやりとり中心に仕立てて欲しかった。娘は、吉原とはいえ「知り合いのおばさんのところで世話になっただけ」ではなく、やはり体を売って父を助ける話にすべきではなかったのか?そうすればこそ、父の「切腹より辛い断腸の思い」につながるのではないか?
そして「もし50両が見つかったら、きっと両替屋の主従2人を斬ってくれ」と言い残して身を売った娘が結局2人を許すという物語こそが「柳田格之進」ではないのか?
ストーリーが盛られ過ぎて、上述のポイントが薄くなってしまったように思う。
せっかくの清原果耶を、元々の「柳田格之進」のストーリーで観たかった。
それでも「柳田格之進」、星4つです。
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