「まあ楽しめた」碁盤斬り 新留 若さんの映画レビュー(感想・評価)
まあ楽しめた
娯楽作品として楽しめました。美術スタッフも優秀でしたね。
監督のタイプとして仇の首を落とすシーンはもっと猟奇的でもよかった気がします。
落語ファンですが、「柳田格之進」は滅多に聴けない大ネタ中の大ネタですね。
草彅くんのイメージは柳田と合うと思いましたので、楽しみにしてました。
でも落語で聴く柳田とは若干イメージは違いました。
演者によって差はありますが、落語では娘は狂人になり、老婆のようになりと悲惨になり、
それが柳田の怒りとなり終盤のオチにつながります。娘の設定はどっちかというとやはり落語の大ネタの「文七元結」でした。
また藩に戻った柳田が番頭と再開する雪のシーンがあります。これが良い噺家だと本当に雪の中にたたずむ柳田の映像が頭に映るんですよね。それに変わるのが草彅くんの旅立ちのシーンなんでしょうが。
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