「脚本の深みが欲しい」碁盤斬り 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本の深みが欲しい
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時代劇観たさと、清原果耶が出演していたので、観ることにした。全体的な印象としては、脚本に少し無理があるかなと。原作未読なため、どれだけそれに沿ったかは不明ながらも、50両の大金を、額縁の裏に置いたことを忘れるわけがないだろうと思えた。そこがしかも、騒動のキモになるので、深みが感じられなかった。なので、命がけの茶番にみえなくもない。
時代背景としては、江戸時代の侍の居残りは、狭く潔癖な世界観をもっていて、息詰まるような感覚で生活していたのかと思えたけど、時代が時代だけにそうした人も居たのかもしれないと思えた。
役者の演技は、草彅剛はさすがの気合いが入っていたし、清原果耶も安定の可憐さと魅力あり。なので、脚本の深み、どうして盗みの嫌疑がかけられたのかの深みが欲しかった。
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