「映画「碁盤斬り」は、予習した古典落語の「柳田格之進」をそのまま演じ...」碁盤斬り モッチさんの映画レビュー(感想・評価)
映画「碁盤斬り」は、予習した古典落語の「柳田格之進」をそのまま演じ...
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映画「碁盤斬り」は、予習した古典落語の「柳田格之進」をそのまま演じていた。
その他に、格之進を讒言で陥れた上役の本当の悪事を知って、仇討ちをする話が付け加えられていた。
観てビックリしたのが、「盗みの嫌疑をかけられただけでも不名誉だ!」「もはや、生きてはいられない!」と、切腹しようとした武士の精神構造。
昔の武士は、言動や行動が命懸けで、融通が利かず、堅っ苦しくて、恐ろしい人種だと思った。
また、「仇討ちもせず、嫌疑をかけられたまま、父上は死ぬのですか?」と叱咤激励して、格之進の切腹を止めて、自ら廓に身を沈めて50両のお金を用意した、お絹の精神力の強さにもビックリした。
もとネタと言われる講談の「柳田格之進」の終わり方を踏襲した「碁盤斬り」のラストシーンは、古典落語よりしっくりきて良かった。
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