「囲碁と殺陣、面白かった」碁盤斬り りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
囲碁と殺陣、面白かった
冤罪により彦根藩を追われた浪人の柳田格之進は、娘のお絹と江戸の長屋で印鑑を彫り、細々と暮らしていた。堅物な格之進は、囲碁にもその性格が表れ、常に嘘偽りない勝負を心がけていた。そんなある日、旧知の藩士から冤罪事件の真相と妻を自殺に追いやった犯人について知らされた。格之進は妻の仇討ちを決意し、江戸を離れた。さてどうなる、という話。
囲碁好きなので、碁盤の木目や薄い碁石、石の下、など興味深かった。江戸時代も、囲碁が盛んだったのは知ってたが、あちこちに碁会所があり、賭け碁が盛んだった事を知った。たぶん史実なんだろう。
格之進役の草彅剛がやはり素晴らしかった。娘・お絹役の清原果耶も、唇で感情を表すところとか流石だった。仇役の斎藤工は憎たらしさバツグンだったし、殺陣も素晴らしかった。ただし、人差し指と中指で挟むように持つ碁石の打ち方はイマイチだったかな。草彅剛は良かったのに。
碁敵役の國村隼が格之進に会ってからの心境の変化も良かった。
最後、格之進は何処に旅立ったのだろう?
エンドロールに現在の日本最強棋士・井山裕太の名前が有った。どこかに出演してたようだが気づかなかった。
もう一度観に行きたい。
こんにちは。
私も井山さんてどこに出てたかわかりませんでした。
りあのさん、囲碁がお好きなのですね~。私は子どもの頃、父親とちょっと遊んだ程度で全然わからずです。
コメントありがとうございます。
ふと思いましたが、石や駒、もしくは牌を(時には大上段から振り下ろして)いい音を鳴らすのはアジアならではなんですかね? チェスとかでは見た事ないですよね。
共感ありがとうございます。
サイコロ博打の無頼な賭場のシーンは良く見ますが、碁会所だとちょっと上品そうですね。教育レベルとしても高かったんでしょう。香港映画とかで麻雀ばっかりやってるのと似たような感じですかね?