コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
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めちゃグロじゃねえか
熊よりもヒューマンドラマがメイン
凶暴になったクマが人間を襲うシーンはあるものの、様々な理由で森を訪れた人の会話シーンの方が圧倒的に多く、非常にテンポが悪い。
肝心のクマはコカイン(またはコカインが入った赤いバッグ)を狙うついでに人間も襲っているような感じで、特に外見は変わっていないので、キマっているのではなく元々凶暴なだけだったのでは?と思えてしまう。人の場合コカインを摂取すると幻覚や錯覚が見えたりするらしいので、熊目線のシーンとかあるとコカインの設定を活かせたと思う。
どの程度実在の事件に沿っているのかは分からないが、個人的には熊をメインにしてほしかったなぁ。
なお、熊に襲われるシーンは画面外から悲鳴だけ聞こえて数秒後に人体の一部が飛んでくるといった演出が多くスプラッタ描写が苦手な方でも大丈夫です。
アニマルパニック・スラッシャー・コメディー
おっと、タイトルだけであらすじになってるなこれ。
実話を元に脚本が書かれたらしいが実際は密輸途中のコカインを拾った熊が食べた。というところ迄でそれ以降は完全な創作。
犠牲者も出てないらしい。いや熊は犠牲者か。
そんな新聞の穴埋め位の話を映画にするのだから流石ハリウッド。
ガンギマリの熊が大暴れしたらオモロくね?くらいの発想で書かれた脚本だと思うがコレが素晴らしい出来。
下手するとアサイラム辺りが買いそうな脚本だが製作に乗り出したのはアニメ盤スパイダーマンのプロデューサー。
おそらくここで製作費は爆上がりしたと思われる。なんとその額52億!
監督で女優(!)のエリザベス・バンクスは非常に良い仕事をしたが長編3作目という事でそんなにギャラは高くないだろう。
キャストも多いがギャラが高そうなのはレイ・リオッタ氏とアイス・キューブJrのオシェア・ジャクソンJr(パパそっくり)くらいなので、残りの製作費はほぼ熊のCGに掛けられたと思う。(正しい金の使い方。)
そのCGを製作したのはなんとWETA。なのでそのクオリティは「レヴェナント」の熊と同レベルです。
この熊を恐ろしい殺人熊として演出するだけでなく愛嬌も持たせている事で自然と笑いが起きてくる。人が死ぬシーンで。
この映画はR15のスラッシャー映画でもあるので人が死ぬシーンはけっこうエゲツナイ。しかもそこをハイクオリティなCGで描いているので、同じ熊のスラッシャーである「プー あくまのくまさん」のような造り物感は無い。(比べちゃいかんな。)
このリアルな殺戮シーンで「うわっ」となりながらも「ぷぷっ」っとなってしまうのは、やはり演出が上手いんだなぁ。
この監督の次の作品も是非観たいと思う。
人が大勢死ぬのに笑える不謹慎な映画だが、笑ってもらう様に演出されてるのだから遠慮なく笑えばいい。
不謹慎な笑いに飢えてるって人に、
オススメ。
追記
レイ・リオッタ氏は本作が遺作になってしまったようだが、なんだかとてもレイさんらしい気がする。
最期まで楽しませてくれてありがとう。
ごちゃ混ぜの魅力
キメ熊
間違いなくB級。されど
少なくとも、人間を見ると間違いなく「B級バカ映画」なのかも。
主人公的なあの母親でさえ、我が子を探すために、ヨソの子をイカれ熊の恐ろしさを知りながら散々連れ回すとか。
ただ、熊を見る立場においては、こちらに気付いてグッと視点が定まるシーンや、クライマックスで登場する「ジュラシックワールド」レベルのドヤシーンなど、『決め』がしっかりできている。
そう、愚かなのは動物に対する立場(そんなものは人間の都合でしかない)に関わらず終始「人間」なのだ。
熊演出はかなりお金もかかっている様で、リアリティも凄みもあった。
いやもう、一言でいうなら「B級バカ映画」であることは間違いないけど、そんな単純に切り分けられるところにはいない、ちゃんとした「B級バカ映画」。
良作ディザスター&スプラッタ
コメディです。
タッカー&デイルをイメージしてもらうと
この映画のテイストが想像できると思います。
コカインベア自体は、対抗できる相手ではなく
「自然の猛威」的に扱われているので、
ディザスタームービーのテイストもあり。
この熊のCGが実によくできていて全く違和感がない。
予算の大部分は、これにかかってるんじゃないかなあ。
残念なのは、終盤に向かっておバカテイストがどんどん減っていくところ。
中盤のパークレンジャーのおばちゃん〜救急車の勢いはホント最高なんだけど
フォーカスがどんどん親娘のサバイバルに当たっていって
真面目度が急上昇。
中盤のおバカテンションをもうちょっと続けられたらもっと良かった。
最後に
エンドロールにレイリオッタへの追悼メッセージが。
亡くなっていたのか。 R.I.P
ハンニバルのラストは衝撃だったなあ。
熊が大暴れするだけじゃない
実際に起こった事件から着想を得たということだが、大量のコカインが山の中に落ちたというところからよくまぁこんな映画を作ったもんだ。コカインでキメた熊が人々を襲う映画ってだけでB級の匂いがすごい。実際、熊が襲ってくるシーンは、描写がなかなか過激でちょっと笑ってしまった。しかも過激なシーンが熊の攻撃だけじゃないし!
コカインを求めたり、意味不明な行動をとったりする熊に笑いつつ、意外とちゃんとした脚本であることに少し驚いた。トカゲの話とかお母さんの職業とか、意外とキチンとした伏線を引いていて面白い。
何年という時代設定を明確にしていなかった気がするが、携帯電話を持っていないことと娘の部屋からすると80年代前半か半ばくらいだろうか。ビリー・アイドルやマドンナ、アダム・アントなんかのポスターが貼ってあってニヤニヤしてしまった。こういう趣味なんだねと。ただしかかる曲はそれほどメジャーではないものが多い。それでも十分80年代感がするのだから不思議。
色んな意味で、過激なシーンだけの映画じゃなかった。
タイトルのインパクト
タイトルのインパクト以上のインパクトは内容になく
とにかく全体的にアホな雰囲気が漂っているのは
冒頭のアメリカのクマについての解説の引用のソース元からユーモアな感じがあるのは翻訳の方がアメリカのB級映画の雰囲気を理解しているからなのか
とにかく言い回しから音楽から何かコントなんだ
あらすじや映画説明以上の飛躍は特になく
とにかくクマがコカインでラリっていてコカインを求めている山に色んな理由で集まった人間がクマに襲われるのだが
これといった危機をハラハラさせるシュチュエーションはなく
クマに出会ったらほぼ最後でみんなで何処かに籠もってとかそういった駆け引きはない
なので本当に中身は無くモンスターとしても特別なクマでは無いのだが
ラリってるけど普通にクマ強くて困ったな
なので面白かったが想像以上に物語が無くて
逆にそれで成立してるの初速のすごさを感じた
クマかわいい
クマが主役
母の愛は麻薬に勝る
コカインキメた母熊が怒り最も残酷に人を殺すのは、コカインを得る為じゃなく小熊を手にかけたとき………
なんて話じゃ別にない
サメ映画は好きですがクマ映画も良いですねえ!
なかなか残酷に死んでいくのですがよくTOHOさんが上映してくれたなあと喜んでいます。
B級映画ばりの内容よりバイオレンス!バイオレンス!ってノリですが、クマもグロ表現もなかなかちゃんとしていてお金かかってそうです。苦手な人は注意。
コカインやってるクマも可愛いですが、そんなことより子役の少年少女が可愛すぎて他になんも入ってこねえよ!
ヘンリーの麻薬でもやってんのかって感じの(やってる)竹を割ったような肝の据わったキャラクターも素敵。
見ても見なくても人生に影響はありませんが、暇を潰すにはもってこいの映画かな。
馬鹿で宜しい!
ちょっとグロいが笑えるコメディ
1985年、麻薬の運び屋がセスナ機に積んだ大量のコカインをジョージア州の森に投下し、自分もパラシュートを背負って飛び降りようとした時、出口で頭を強打し、気を失い、落下して死んでしまった。持ち主の麻薬王は激怒し、コカインの回収を部下に命じた。一方、13歳の少女ディーディーは友人と学校をサボって森へ向かうが、そこで大量のコカインを食べて凶暴になったクマに遭遇し襲われた。麻薬王一味、子どもたちとその母、警察、レンジャーらが、コカインを手に入れようとするものたちや、単に熊から助かりたいと思うものなどがハチャメチャな行動をする、という話。
事実に基づく話、との事で調べてみると、確かに1985年にテネシー州で1500万ドル相当の純度95%コカインをばら撒きパラシュートが開かず死んだ男がいたらしい。
全くのフィクションじゃないところが興味を持った。
そして、熊が脚を食いちぎったり、デブおばさんが銃で人の頭を撃ち抜いたりと、なかなかグロいところもあるが、基本的にはコメディで笑えた。
面白かった。
急にドンって熊が現れて、みんなビックリ!みたいな映画
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