18歳、つむぎますのレビュー・感想・評価
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18歳成人について
広島県福山市が舞台で、福山市内で全編撮影を行ったとの事。18歳成人という事で、卒業とともに新成人となる高校生たちが、大人になることや、進学や就職、将来、恋人や友人との変化、大人になる事の悩み、などを持ちながらも前進していく様子を描いた作品で、若手俳優の発掘、育成を目的とした「私の卒業プロジェクト」の第4期作品との事。
第1期から3期の作品は未鑑賞なので、大丈夫かなぁ、と思ったが、繋がりは無いようなので問題なかった。
1期176人の応募者から倍々で増え、本作では1000人を超えたらしく、だんだんと知られ、出演するための競争率が高くなり質も上がっているのだろうと思う。
地元のよく見る景色をスクリーンで観賞し、あそこがこんなに美しく映像で観れるのか、などと感動した。
2度目の観賞の時に、舞台挨拶に来ていた相羽星良が可愛かった。
今まさに社会に出ようとしている青春のオムニバス
鞆の浦やジーンズ製造で有名な広島県の福山市の卒業間近な高校3年生のクラスが舞台。
社会に出る時、夢に向かって進む事に一所懸命だったり、その中には最初に挫折を味わった子、上手く進めた子、手探りでまだ決まってない子が居たり。
高校の卒業や大学の卒業で、日本全国どこにでもある風景なんだけど、それだけに心を動かされてしまう。
1000人の応募者の中から選ばれた子達なだけあって、これからが期待される女優さん、俳優さん達の演技も観れる。
お勧めの映画です。
輝ける青春群像
旅先で時間ができたので鑑賞した作品。予想以上の青春群像の秀作でした。
18歳という大人と子どもの端境期に立つ高校生たちの揺らぎや希望、恋に友情などが丁寧に描かれていました。
節々のセリフなどで、ぎこちなさも若干ありましたが、それを超える輝きが感じられました。福山の美しい風景が、登場する高校生たちの姿と上手くマッチしていた印象です。
地方発の映画というと、一部の作品を除くと、上部だけの「地方創生」を謳った、身にも毒にもならない作品が目立ちますが、この作品のような地方発の映画こそ、もっと増えるべきだと感じました。
失礼ながら、誰一人知っている役者さんは出ていませんでしたが、どのキャストも魅力的でした。
これからも北川監督や出演キャストの皆さまの作品に注目していきます。
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