おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
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テンポの良い映画、晄司の名刺をもらった。
家族関係が初めわからなかった。
中島健人と池田エライザが夫婦関係かとCMを見てい
た時に思っていたので、「あれ、呼び捨ての人多いな?」だった。兄弟なのね。3人。
赤トンボの歌は、初めともう一カ所出てくるが、後のはいらないかな。
最後の犯行の理由はミステリーにありがちなもの。
なんだ、こんな感じか。って、私は思ったけど。
ただ素人に海外のサーバー経由してWebにメール?送ることができるのか、とおじさんは疑問に思った。
中島健人は良い演技してた。違和感なかった。
最後半に悪いキャラの健人が出てきたのは面白い。
政治家って自分のためだけに働いているって言う話。
知的エンターテインメント
自白を迫られる罪って何なの?と予告に惹かれて気になり、原作は読まずに公開初日に観に行きました。ラストシーンが秀逸で、おもしろかったです!
ベテラン俳優陣のいぶし銀の演技を観るだけでも、池田エライザさんの子を想う切ない演技を観るだけでも価値ある映画なんじゃないかとも思いますが、何より主演の中島健人くんがアイドルのキラキラ王子様とは違って、熱く、でもしたたかな青年へと変化していくさまが素晴らしかったです!こんな表情やこんなトーンで言葉を発されるだなと新鮮な驚きがありました。
政界ねっとり、家族もねっとり
政界だけでなく、企業やあらゆる組織にはびこる、ねっとりとした力の駆け引き。ああ、そうでしょうね、そうでしょうね、どこもかしこも結局は同じ。汚れ役を請け負うことで、利権を得る。J事務所だけじゃないでしょう。
その駆け引きに才がある人は、出世の階段を駆け上がっていく。なにかもう一段深い志しがあればまだしも。
駆け引きを繰り返すうちに、初めの志しも忘れてしまう。
このお父さん(堤さん)のように。
慣れとは怖いですね。
根はそこまで腹黒ではない。
元は下町の苦労人。
副大臣にまでなりました。
が、なんのため利権が欲しかったのか。
そうか、自分じゃなくって総理が欲しがっていたんだっけ。
総理のため。
でも尽くしてあげたって、昨日の味方は今日の敵。
結局は総理もただの自己保身おじさん。
利用しあうだけの関係性でした。
末娘役のイライザさん、脇役ながら重要。
この方の芯の強さ。控えめながら、決して従順ではない。
ムコ殿、幸い心根の優しい議員さん。
でも父や夫が政治家やってると、家族も周囲に愛想振りまかざるをえない。
人気商売だものね。
それなのに、辛抱して生きる彼女と娘に不幸が襲いかかる。
彼女は負傷し、娘は誘拐される。
いろんな因果や運命が、まさかの模様で織られている。
実際の人生もそうでしょう。
次男坊(中島健人さん)。
なんか特徴無さそうですが、徐々に開眼していきます。
肝が太い。
後々長男坊が妬まなければよいですが...
二人はお父さんへの恨み、ないのでしょうか。
まさかの運命の糸。町工場家族。
彼らだって、なんのために工場を大きくしようとしたのか。
初めは家族の幸せのためだったかもしれない。
が、しまいにはお金のため、そしてそれさえ頓挫して、罵り合い、最悪の結末に。
それでも女は自分が孤独になりたくないがために、隠蔽する。
自己保身。
誰かを責めたところで、
じゃあ自分は無実なのか?
自分の中のねっとりとした闇の黒さを、見つめる覚悟。
それがあるか無いかの違いは大きい。
政治家もファミリー・ビジネスなんですね。
マフィアのように。
警察とも「ねっとり関係」、似ていますね。
未来や展望は、どうやったら生まれるのでしょう?
きれい事ばかりじゃダメにしても、
この「ねっとり」に絡みとられ、変われなさすぎるのも危険な兆候。
誰かの失脚によって、思わぬ運命でお鉢が回ってくる。
変化が起きるのは、そういう偶然が多いのかもしれません。
政治ものだけどサクッと観れます
普段は政治ものは観ないのですが、中島健人さんや堤真一さんなど好感が持てる役者さんなので惹かれて鑑賞しました。
2時間ドラマのように観やすくスリリングな展開もあり、見終わった後は政治やマスコミを通じて家族愛など考えさせられました。映画がやたら長く説明調な感じではなく、無駄を省いて表情などで読み取れる作りに工夫を感じられ良くまとまっていると思います。役者さんも好演で観やすかったので普段政治に疎い人にもおすすめします。
同じ日に『ゆとりですが…』を見て、水田監督2本立てでした。 こちら...
同じ日に『ゆとりですが…』を見て、水田監督2本立てでした。
こちらの作品は社会派な内容でまあそこそこ先が読める展開。ケンティが頑張ってました。って感じです。
それなりに楽しめたけど、イマイチ
正直もっと面白いかなーって思っていたけど。
これはこれで。
2時間テレビドラマだったら満足レベル。
無駄なくリズム良いサスペンスなので誰でも観やすいと思いました。
ラストは犯人より、理由にガッカリ。
なんかもっとそうだったのかー!的な驚きが欲しかったけど、へーって感じ(笑)
余談
このドラマには主役が不在にみえた。
中島健人のはずだがイマイチクローズアップが少ない。
かと言って堤真一でもない。皆んな助演男優賞でした。
面白かったがもう少し尺伸ばしてもいい
軋轢を抱えた家族と政治的駆け引きという大きくふたつのストーリーライン。原作小説からいくつか設定変更があるが、100分という映像作品に落とし込んで作品として成立させるには妥当な取捨選択・改変だったと感じた。原作の良さを壊すことなく1つの作品とするための工夫・取り組みなのだろうと感じた。欲を言えば政治的駆け引きの配分や描写をもう少し大きく取って欲しいとは感じたが、観客が若者が多いと見込まれることを考えると骨太サスペンス系作品の入口となるような作品だと思うので妥当な判断だとも思う。ただやはりもう少しキャストの演技合戦の場面なども観たかったし、原作のエグい駆け引きのシーンなどが割愛されていたのは少し残念だった。いい意味で説明しすぎないタイプの作品だと思うが、原作未読勢は初見での状況理解に時間がかかるだろうなと感じた。
腕利き・肉厚のキャストで固められており見ていて安心感があった。堤真一はやはり良い。演技巧者の新しい役柄を見れてそれだけでもこの映画は面白い。主演の俳優のキャスティングには正直意外性を感じていたが、芝居の空気を壊していなかったし、1人の若者の精神的成長譚をセリフ以外の仕草でも表現していて観ていて楽しかった。もう少しエグい感じの芝居も観てみたいなと思った。それも踏まえてもう少し尺伸ばしてもいい。
ストーリーがテンポよく進んでいって見応えがあった!ケンティーの目で...
ストーリーがテンポよく進んでいって見応えがあった!ケンティーの目でお芝居する感じがとても良かったし、堤真一さんと尾野真千子さんの演技で泣けた😭
疾走感のあるサスペンス、涙も!
テンポが早い中ですごく豊富な内容で面白かった!序盤の入りから引き込まれ、緊迫する効果音のような音楽が絶妙で感動した。
サスペンスでも家族愛や支える愛に熱くなり、政治の駆け引きの裏側も垣間見れて面白い。
主演の中島健人くんの微妙な表情や目の演技が細やかで素晴らしい。
また、堤さんや池田エライザさんの演技の凄さに改めて気づかされた。
いい映画なだけにほんの少し勿体ない
堤真一さんはもちろん脇を固めている役者さんもみんな演技派のベテラン俳優さんでキャストがとても豪華。主演の中島健人さんはテレビで見るキラキラしたアイドル像とは全く違って、目線の表現など細かなところまで丁寧に演じていて、ベテラン俳優さんと比較するとまだ少し青いお芝居ではあるもののそれが役と相俟って若くて真っ直ぐな主人公によく合っていました。単なる誘拐事件ではない面白いストーリーとシブいオジさん俳優たちの演技合戦など重厚感のある作品なだけに100分というのが少し短い気がしました。原作を読まずに観たので、恐らく原作は政治的な思惑や人物像等がもっと緻密に描かれているんだろうと思います。原作既読で観ることを前提に作られた映画なのかな、という印象ですが、もう少し長ければ原作を読んでいなくても素直に観られるようにもっと丁寧に掘り下げられたのではないかと思う箇所が2、3あったのでポジティブな意味で少し物足りなく、勿体ない気がしましたが、色々な人の思惑が絡み合う複雑な事件を扱った面白い作品でした。次男の晄司の人物像が恐らくシーンが削られてしまって展開が若干強引にも見えるところがあったのでもう少し映画初見でも伝わるように作られていると更に良かったかなと思いましたが、一度は観て損はない作品だと思います。
原作を読まずに鑑賞
元々観る気でいましたが
原作を読むと
原作との違いを探して映画に集中できないので
原作は読まないスタイルです。
読んでいないので
公式動画等の知識だけで鑑賞しました。
いい意味で裏切られたし衝撃シーンや家族愛も丁寧に描かれてます
馴染みのない政治家と支える秘書官達そして家族
野心のせいで大切なものが見えなかったり
騙し合ったりパブイメ通りのTHE政治家達
主人公晄司(中島健人)の挫折からの感情の変化と成長がとてもナチュラルに狡猾で良い演技でした。
堤真一のどんなタイプの政治家かわかる圧倒的存在感を出している演技
セリフのあるキャストの9割が男性
観たことのある役者さんだらけ
狸ジジイ枠が秀逸
最後は
おぉぉっとなります
良い映画でした
オススメです
特に男性は素直に面白いと感じる作品だと思います
お前の罪を自白しろ
原作読まないでみましたがとても良かったです。
出演者がとにかく豪華!テンポも良く思ってたより堅苦しくなく楽しめました。政治、警察、ジャーナリスト、家族愛などなどそれぞれの正義感みたいなのを考えさせられました。又観たいです。
俳優陣の演技も良かったです。ラストがお気に入りです。
前半は良かったけど、、、
前半は面白かったけど、後半からかなり無理な展開になり、結末は尻すぼみ感。
ケンティの推理の飛躍も、ちょっと無理あるんでは。
多分!原作はもっと緻密なんでしょう。でも、あの結末なら、、、
迫力ある政治の駆け引きが見応えあり
堤真一、角野卓造…政治の駆け引き等のシーンは演技が良く見応えあって、展開がぐっと盛り上がりました。
スピーディな展開で、ストーリーだけを追いがちになりそうなところを、キャストのキャラクターや演技で物語の深みを出していて良かった。キャスティングが皆ぴたりとはまっていた。
兄弟のキャスティングも良かった。ちゃんと家族に見えるって大事。
何がどうなっているのか不明。2023年ワースト作品になりそうな予感。
今年359本目(合計1,009本目/今月(2023年10月度)24本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
まず、この映画は予告編ほかから憲法論を扱うということは明確に明示されていたので、私もそれ(公法=憲法と行政法ほか)は意識して見に行きました。
結論からいうと「適当に法律ワードを並べるのも大概にしろ」というもので、もう何が言いたいのか理解ができない展開になっています。そうだとするとこの映画のもう一つの論点であるところの「犯人捜し」「動機探し」で論じるしかありませんが、これもヒントが少なく「これをノーヒントか映画で述べられている範囲だけで当てられる方いるのかなぁ…」という部分もあり(ヒント描写ってありましたっけ?)、ちょっとこう「採点拒否レベル」な状況です。
法律ワードが出てくると、法律系資格持ちはその立場で見ることになりますが、その立場で見ると何が何だかさっぱりわからないウルトラ展開になるし(この点、多くの国民がこうした法律系資格を持っているのではない現状、一部の「それらしい」「法律ワード」を出せば何とかなる、という考えがあるのだろうと思います)、一方で法律ワードを「飛ばしまくり」で混乱させた映画(あきらとアキラ(商法会社法)、シャイロックの子供たち(不動産登記法)、この2映画を理解しきるのは相当な知識が必要)もあり、「両極端に過ぎる」というのが私の考え方です。
正直採点拒否のレベルなのですが、そういうわけにもいかないし、感情論だけで適当な採点もしない主義なので、以下詳しく説明しながらいきます。
減点2.7の2.3を2.5まで切り上げたもので、2.5なんていう評価は過去にしたことがない(「それがいる森」、「大怪獣~」でも3.0扱い)ので、もう何がなんだか…。
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(減点1.0/通達に関する理解不足(墓地埋葬事件関係))
「通達」は「上級行政庁が下級行政庁に出すもの」であり、マスコミに情報統制を行うために出すものではありません。
(墓地埋葬事件/ 昭和43年12月24日)
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(最高裁の判例から一部引用)
(前略)…元来、通達は、原則として、法規の性質をもつものではなく、上級行政機関が関係下級行政機関および職員に対してその職務権限の行使を指揮し、職務に関して命令するために発するものであり、このような通達は右機関および職員に対する行政組織内部における命令にすぎないから、これらのものがその通達に拘束されることはあつても、一般の国民は直接これに拘束されるものではなく、このことは、通達の内容が、法令の解釈や取扱いに関するもので、国民の権利義務に重大なかかわりをもつようなものである場合においても別段異なるところはない。(後略)
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つまり、マスコミ(新聞、テレビ局等)は県警の下級行政庁ではないので上記の理解ができず(下級行政庁の存在を観念できない)何を言っているのか不明です。
特に最高裁判例と異なる見解を述べるものは最高裁の存在意義を没却するので減点幅はものすごく大きいです。
※ この点、一部の「法律ワードを適当に出す映画」は、この「通達」や「避難命令」など一部の語を好んで使う傾向があるように見えますが(ちゃんとした考察がある映画ももちろんある)、この点はちゃんと資格持ちは見抜いてきます。換言すれば、「知らないと適当に騙される」(「騙される」という語が適正かどうかはさておき)のです。
(減点0.8/法務省の権限発動)
法務省に映画で述べられているような権限はそもそも存在しません。またこのため、映画の展開は無茶苦茶になってしまいます(ただこの点、そうしないと映画のストーリーが破綻するという問題もあって(上記の通達うんぬんも変ですが、あれもこれも変なので、もう波及的におかしくなっていて、どこを「源」と取るのか難しい)、ここまで無茶苦茶にするなら「映画の展開を優先しているので、日本国憲法については考えないでください」とか、「ここは日本ではない架空の国です」等としたほうが良かったのではとも思えます。
(減点0.4/憲法71条に関する考察が雑) ※ ネタバレ回避のため条文番号でのみ記載
この点、映画内では無茶苦茶な展開になっていますが、いったいどうなっているんでしょうか…。条文べったりな解釈以外ができない「学問上の争いのない条文」であり、ここの描写不足・考察不足がかなり変です。
(減点0.3/心裡留保とその効果) ※ 会見を開くか開かないとかという話
心裡留保(民法93条)は、相手側が悪意か善意有過失の場合は無効になってしまいます(映画内ではスルーされている)。
(減点0.2/刑法と民法のクロス論点になる部分の描写不足)
自転車で故意にけがをさせる行為は刑法上、民法上の両方で責任を問われます(民法上は不法行為)。刑事罰を受けた場合民事罰が免責される(あるいはその逆)ということでは「ない」のも、ちょっとどうなのかな…とは思います。
(減点なし/参考/本映画にブチギレているのはなぜか)
結局上記にも書いたのですが、多くの方が法学部出身だの行政書士以上の資格持ちだのといったことがない現状、一部の「法律ワード」は出てくるだけで何か意味がありげに見えてしまうところ、実際には「ある程度考慮不足だが言いたいことはわかる」を超えて、「もう適当の法律学大辞典か何かから語を拾ってきているだけ」になっており(特に「通達」と「避難命令」はお好きなようでしょっちゅう出てくる)、それらは資格持ちは一瞬で見抜いてきますので、「最低限の品質もないいい加減な状態にしないで」ということに大半つきます(最低限のチェックもしていれば指摘の一つも入ったのに…と思えます)。
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期待しないで観たら、めちゃくちゃ面白かった本格派ミステリー
政府の橋の建築場所が変更になったことで起こる事件で、原作未読です。
あまり映画に期待していなかったのですが、政治の利権が絡み合い、記者会見までのタイムリミットが表示されて、緊迫した場面が続きました。
犯人も読めませんでした。実は中盤にコウジ(中島健人)とある政治家との間に伏線が敷かれていて、ラストで鮮明になります。
犯人の捜査も視点を変えた柔軟性があり、よかったです。
本格派のミステリーが観たかったので、まさに棚ぼた映画でした。
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