おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
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全速力で駆け抜ける24時間
非常にテンポ良く進む映画だと思います。
それだけに場面の切り替えが早いので、視聴者側もある程度スピードに乗って理解するようにはなりますが、24時間というリミットの中、全力で駆け抜ける主人公と同じ目線で楽しめました。
最近は何から何まで説明してくれる作品も多いですが、個人的には視聴者が想像して理解して楽しむ余白を残してくれる作品の方が好きなので、相性が良かったと思います。
単に誘拐されて自白して終わり!ではないところもフックがあって面白かったです。
銀行派閥争い系ドラマが好きな人は割とスキかも
テンポの良い映画、晄司の名刺をもらった。
知的エンターテインメント
政界ねっとり、家族もねっとり
政界だけでなく、企業やあらゆる組織にはびこる、ねっとりとした力の駆け引き。ああ、そうでしょうね、そうでしょうね、どこもかしこも結局は同じ。汚れ役を請け負うことで、利権を得る。J事務所だけじゃないでしょう。
その駆け引きに才がある人は、出世の階段を駆け上がっていく。なにかもう一段深い志しがあればまだしも。
駆け引きを繰り返すうちに、初めの志しも忘れてしまう。
このお父さん(堤さん)のように。
慣れとは怖いですね。
根はそこまで腹黒ではない。
元は下町の苦労人。
副大臣にまでなりました。
が、なんのため利権が欲しかったのか。
そうか、自分じゃなくって総理が欲しがっていたんだっけ。
総理のため。
でも尽くしてあげたって、昨日の味方は今日の敵。
結局は総理もただの自己保身おじさん。
利用しあうだけの関係性でした。
末娘役のイライザさん、脇役ながら重要。
この方の芯の強さ。控えめながら、決して従順ではない。
ムコ殿、幸い心根の優しい議員さん。
でも父や夫が政治家やってると、家族も周囲に愛想振りまかざるをえない。
人気商売だものね。
それなのに、辛抱して生きる彼女と娘に不幸が襲いかかる。
彼女は負傷し、娘は誘拐される。
いろんな因果や運命が、まさかの模様で織られている。
実際の人生もそうでしょう。
次男坊(中島健人さん)。
なんか特徴無さそうですが、徐々に開眼していきます。
肝が太い。
後々長男坊が妬まなければよいですが...
二人はお父さんへの恨み、ないのでしょうか。
まさかの運命の糸。町工場家族。
彼らだって、なんのために工場を大きくしようとしたのか。
初めは家族の幸せのためだったかもしれない。
が、しまいにはお金のため、そしてそれさえ頓挫して、罵り合い、最悪の結末に。
それでも女は自分が孤独になりたくないがために、隠蔽する。
自己保身。
誰かを責めたところで、
じゃあ自分は無実なのか?
自分の中のねっとりとした闇の黒さを、見つめる覚悟。
それがあるか無いかの違いは大きい。
政治家もファミリー・ビジネスなんですね。
マフィアのように。
警察とも「ねっとり関係」、似ていますね。
未来や展望は、どうやったら生まれるのでしょう?
きれい事ばかりじゃダメにしても、
この「ねっとり」に絡みとられ、変われなさすぎるのも危険な兆候。
誰かの失脚によって、思わぬ運命でお鉢が回ってくる。
変化が起きるのは、そういう偶然が多いのかもしれません。
政治ものだけどサクッと観れます
普段は政治ものは観ないのですが、中島健人さんや堤真一さんなど好感が持てる役者さんなので惹かれて鑑賞しました。
2時間ドラマのように観やすくスリリングな展開もあり、見終わった後は政治やマスコミを通じて家族愛など考えさせられました。映画がやたら長く説明調な感じではなく、無駄を省いて表情などで読み取れる作りに工夫を感じられ良くまとまっていると思います。役者さんも好演で観やすかったので普段政治に疎い人にもおすすめします。
それなりに楽しめたけど、イマイチ
面白かったがもう少し尺伸ばしてもいい
軋轢を抱えた家族と政治的駆け引きという大きくふたつのストーリーライン。原作小説からいくつか設定変更があるが、100分という映像作品に落とし込んで作品として成立させるには妥当な取捨選択・改変だったと感じた。原作の良さを壊すことなく1つの作品とするための工夫・取り組みなのだろうと感じた。欲を言えば政治的駆け引きの配分や描写をもう少し大きく取って欲しいとは感じたが、観客が若者が多いと見込まれることを考えると骨太サスペンス系作品の入口となるような作品だと思うので妥当な判断だとも思う。ただやはりもう少しキャストの演技合戦の場面なども観たかったし、原作のエグい駆け引きのシーンなどが割愛されていたのは少し残念だった。いい意味で説明しすぎないタイプの作品だと思うが、原作未読勢は初見での状況理解に時間がかかるだろうなと感じた。
腕利き・肉厚のキャストで固められており見ていて安心感があった。堤真一はやはり良い。演技巧者の新しい役柄を見れてそれだけでもこの映画は面白い。主演の俳優のキャスティングには正直意外性を感じていたが、芝居の空気を壊していなかったし、1人の若者の精神的成長譚をセリフ以外の仕草でも表現していて観ていて楽しかった。もう少しエグい感じの芝居も観てみたいなと思った。それも踏まえてもう少し尺伸ばしてもいい。
疾走感のあるサスペンス、涙も!
テンポが早い中ですごく豊富な内容で面白かった!序盤の入りから引き込まれ、緊迫する効果音のような音楽が絶妙で感動した。
サスペンスでも家族愛や支える愛に熱くなり、政治の駆け引きの裏側も垣間見れて面白い。
主演の中島健人くんの微妙な表情や目の演技が細やかで素晴らしい。
また、堤さんや池田エライザさんの演技の凄さに改めて気づかされた。
いい映画なだけにほんの少し勿体ない
堤真一さんはもちろん脇を固めている役者さんもみんな演技派のベテラン俳優さんでキャストがとても豪華。主演の中島健人さんはテレビで見るキラキラしたアイドル像とは全く違って、目線の表現など細かなところまで丁寧に演じていて、ベテラン俳優さんと比較するとまだ少し青いお芝居ではあるもののそれが役と相俟って若くて真っ直ぐな主人公によく合っていました。単なる誘拐事件ではない面白いストーリーとシブいオジさん俳優たちの演技合戦など重厚感のある作品なだけに100分というのが少し短い気がしました。原作を読まずに観たので、恐らく原作は政治的な思惑や人物像等がもっと緻密に描かれているんだろうと思います。原作既読で観ることを前提に作られた映画なのかな、という印象ですが、もう少し長ければ原作を読んでいなくても素直に観られるようにもっと丁寧に掘り下げられたのではないかと思う箇所が2、3あったのでポジティブな意味で少し物足りなく、勿体ない気がしましたが、色々な人の思惑が絡み合う複雑な事件を扱った面白い作品でした。次男の晄司の人物像が恐らくシーンが削られてしまって展開が若干強引にも見えるところがあったのでもう少し映画初見でも伝わるように作られていると更に良かったかなと思いましたが、一度は観て損はない作品だと思います。
原作を読まずに鑑賞
元々観る気でいましたが
原作を読むと
原作との違いを探して映画に集中できないので
原作は読まないスタイルです。
読んでいないので
公式動画等の知識だけで鑑賞しました。
いい意味で裏切られたし衝撃シーンや家族愛も丁寧に描かれてます
馴染みのない政治家と支える秘書官達そして家族
野心のせいで大切なものが見えなかったり
騙し合ったりパブイメ通りのTHE政治家達
主人公晄司(中島健人)の挫折からの感情の変化と成長がとてもナチュラルに狡猾で良い演技でした。
堤真一のどんなタイプの政治家かわかる圧倒的存在感を出している演技
セリフのあるキャストの9割が男性
観たことのある役者さんだらけ
狸ジジイ枠が秀逸
最後は
おぉぉっとなります
良い映画でした
オススメです
特に男性は素直に面白いと感じる作品だと思います
お前の罪を自白しろ
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