「さくっと楽しめる映画 中身は薄い」おまえの罪を自白しろ もすさんの映画レビュー(感想・評価)
さくっと楽しめる映画 中身は薄い
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原作未読で鑑賞しました。
良かった点
・役者陣の演技は申し分なし、たくさんの大御所俳優陣の演技を見れて楽しかったです。
・カメラワークと画の構図やライティングがすごく綺麗で銀幕で見るべき画だなと感じました。
・角野卓造さんと中島健人くんの対峙シーンは迫力満点で、良かったです。
中島健人くんの表情の変化にゾワっとしました。
悪かった点
・ストーリーは微妙にリアリティに振り切っていないような気がして、かといってエンタメに振り切っているかと言われたらそうでもなく中途半端だなと思いました。
犯人の素人なのにハッキング技術があるのとか特に...
・テンポ良くストーリーが進んでいき面白いは面白いのですが、それぞれの人物の心情描写が少なく、行動心理などが読めない点が多くあまり感情移入が出来ませんでした。
・予告からして、父を取り巻く政界の闇へもっと切り込んでいき、罪の自白までハラハラドキドキで楽しめるのかと思いきやそうではなく割とあっさりと自白、その後中盤から
主人公の謎解きが始まった時はちょっと醒めてしまいました。
結局何を重点的に伝えたかったんだろう、という感じです。
家族愛なのか、社会の闇についてなのか....いずれにせよ全部薄いなと思いました。
予告と本編の温度差を結構感じたかなあという印象です。
原作を読んでもっと話を深く知ろうと思います。
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