「中島健人を見たい人のための映画」おまえの罪を自白しろ ちかこさんの映画レビュー(感想・評価)
中島健人を見たい人のための映画
ケンティー目当てで観に行きました。
感想としては、ケンティーで映画を作りたい人が作った映画って感じでした。
私がうーんと思ったのは以下の通りです。
○起業した会社が潰れ、国会議員の父親の秘書になったにも関わらず、やけに態度のでかいコウジ(中島健人)にイライラしてしまう。視聴者目線だとコネで仕事に就いてるように見えるけど、なんでそんなに偉そうに父親に口がきけるんだ?そんなに父親の仕事の姿勢が嫌なら、さっさと自分の好きな職についた方が良くないか??と思ってしまう。
○誘拐された娘の父親(浅利陽介)が娘を心配したり、妻を気遣う様子が少ないせいで、娘が返ってきた時に、感情移入しづらく良かったねの気持ちがあまり沸かない。
○ずっと血がついたシャツを着ている妻(池田エライザ)が気になってしょうがない。事件現場で頭から血を流してる人がいたら、事件のことを聞くより心配しようよ、刑事さん。脳震盪とか起こしてる可能性だってあるよ?そして病院から帰ってきてからも、血のついた洋服を着替えさせてやろうとするまともな人間はいないのか?
○コウジの父(堤真一)がコウジの会社を潰してまでも、コウジに仕事を継がせようとしたかった理由をはっきりと教えて欲しかった。兄だって能力が無いようには見えないのに、何故コウジに肩入れしてたのかよく分からなかった。むしろ正義感の強いコウジを鬱陶しく感じてそうにも見えたのに、あれは期待してる分当たりが強いって事だったのか??
○コウジに見せ場を作るためとはいえ、10人程の警察が待機してる中、犯人の1人を逃す展開が警察無能過ぎてそうはならんやろ。なんで4人で1人にだけ向かっていくんだよ。そりゃもう1人逃げるだろ。ちょいちょいそうはならんやろって展開があって、イライラしてしまった。