「中島健人には愛をささやくセリフよりタンカをきるセリフをしゃべらせたい」おまえの罪を自白しろ わかばばさんの映画レビュー(感想・評価)
中島健人には愛をささやくセリフよりタンカをきるセリフをしゃべらせたい
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あっという間の映画で疾走感あり、エンドロールで流れるBzの曲がさらに晄司はどんな政治家になるのか続編を期待したい気持ちになる。
エライザさん、母親役をうまくこなしてた。経験なくても娘が誘拐されたらどういう風に思うのだろうの想像する力を、彼女は持っていて、体現してたと思う。
麻由美を妹にして母親は亡くなった設定にしたのはよかった。彼女がいかに一生懸命夫と父そして家を守っているのかが、仏壇に供えたご飯や父の朝の支度を手伝ったりの描写でよくわかった。
政治家の妻は華美厳禁、有権者から後ろ指さされるようでは務まらない。衣裳からして地味で値段も張らない物を選ぶ。こういう所も上手く描かれていた。
東大出の知識はある長男より、ずっと反抗してきた次男の方がいざと言う時はおのれの勘で難局を切り抜けるかもしれないという勘を父親は持っていた。だから会社を倒産させ自分の秘書に置いた。政治には動物的な勘を持ってる者のみが居座れる世界。自分と似てると思ったからこそ次男へとなった。
なにより晄司役の中島健人が大健闘だった。
国会議事堂前で、不甲斐なさや苛立ちを表わす「う、あっ~」叫びがよかった。
総理から幹事長へ乗り換える時に、幹事長に言うセリフや壁ドンしてまくし立てるセリフもよく、
議員になって、マイクの前に立ってしゃべる時の、強い自信とこれからやってやるぞの心意気ある顔のアップが大画面に映ると、かなり迫力があり、
政治家としてこれからどうなるのか非常に気になる存在になり、中島健人優勝!となった。
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