「誘拐と政治と家族」おまえの罪を自白しろ emさんの映画レビュー(感想・評価)
誘拐と政治と家族
レビュータイトルにある通り、色んな要素が含まれている映画だけど、コンパクトにでも雑では無く、伏線回収もされていてまとまりがある映画だった。沢山のベテラン俳優が演じている政治家も本当に悪そうで、駆け引きにハラハラさせられる。悪そうな人達の中、主人公晄司が聡明で正義感に溢れていて、対比として面白いが、ある時、影の部分を見せる。そこで鳥肌が立った。 それを観せられることで、今後晄司はどのような政治家になるんだろうと考えてしまい、終わった後も楽しめる。家族についても描かれていて、意外と清治郎は家族を自分の立場に迷いながらも随所に大切にしている描写があって、そこに少し個人的には安堵した。 コンパクトにまとまってる分、自分で人物について考える余白もあって、それも含めて上手く出来ている映画だなと思った。
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