「重厚感のあるキャストと軽快なストーリー」おまえの罪を自白しろ よいさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚感のあるキャストと軽快なストーリー
堤真一は政治家の役が初めてとのことだったが、総理のために暗躍する副大臣を存在感たっぷりに演じておりとても見応えがあった。
政治家による世襲、派閥、癒着、保身と、なんともげんなりしそうなテーマが盛り込まれているが、疾走感のあるストーリーで中弛みすることなく楽しめる。
これらをあえて問題視することなくメインの誘拐と罪の自白にポイントを絞って描いていることで、心地よい風刺になっている。
主演の中島健人は前半ではまだ青臭い新米議員といった印象だが、後半では駆け引きやしたたかさも覗かせる好演だった。
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