「もちろんオジサンアクションではない」探偵マーロウ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
もちろんオジサンアクションではない
リーアム・ニーソンという俳優が演じる「オジサンアクション映画」が好きでついつい劇場に足を運んでしまう。本作はミステリー、サスペンスってことだからそんなアクションはないとわかっていたのだがやはり観にきてしまった。
しかもフィリップ・マーロウ。原作は何一つ読んでいないけど、なぜだか名前だけは知っているメジャーなキャラクター。ちょっとハードボイルドな探偵ものを期待していた。
原作への思い入れもないし、ハードボイルド好きというわけでもない。そんな自分には少々ハードルが高かった。一番印象に残っているのが近くの席に座っていた人のイビキってくらい。映画の設定で、工場の音が聞こえているのかと勘違いしていた。
とにかく話の展開がゆったりしすぎてて意外と眠気と戦う映画だった。もちろんアクションも少ないし、マーロウが女性を口説きまくったりするわけでもない。主演俳優が歳を重ねるとラブシーンも作りづらいってことなんだな。あの年であの感じはとってもカッコいいんだが、無理があるなと思ってしまう。もしかして原作の主人公がこれくらいの年代なのか?
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