アナログのレビュー・感想・評価
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恋愛はアナログの方がいい‼️
この映画を観て、あらためて、恋愛はアナログの方がずっといいなということを実感しましたね😊
例えれば、即席麺と手作り麺の違いと一緒で、出来上がるまでの時間と手間暇に意味があると…❇️
原作がビートたけしということで、残虐なイメージしかなかったので、どんな内容の映画なんだろうと期待と不安が交錯してましたが、予想に反して、とてもハートフルな出来映えに、いい意味で裏切られた感じです😅
現代に生きている若者たちは、デジタル社会が当たり前で、何でもボタンひとつで結果を求めるんだろうなと思うけど、アナログでしか味わえない恋愛=時間をかけて育てる愛の魅力に気づいてほしいなと思いました(^^;
昭和人として…(^^ゞ
世界はちゃんと優しい
余韻ひたひた 薄っぺらくない大人の恋愛映画
とにかく丁寧に作られた映画、というのが第一印象。物事をちょっとななめから見てしまう癖がある自分がほぼストレスなく最後まで見ることが出来、とても満足感が高い。
やたら大袈裟な演技や音楽、映像があると作り手側の我を感じてしまって興ざめしてしまうが、それもなく世界観が保たれたまま話が進むのでストーリーに存分に入り込めた。
予告だとちょっと退屈しそうな印象を受けたがそんなことは全くなく、あっという間の2時間だった。
そしてあのヒロインは波留ちゃんじゃなきゃ成立しないんじゃないか?と思わせるくらいぴったり。二ノはやはりと言うべきか、違和感なく自然体でそこにいてさすがの一言。脇役もしっかりと芸達者の方で固められており、安心感が半端なかった。
恋愛映画ではあるが、チャラついた恋というより「人を愛する」ことについて考えさせられる映画だった。
割りと良くある展開ながら、丁寧なつくりとそれまでに積み重ねられたものがあり大いに泣かされた。
終わった後もちょっと引きずるくらい良い映画だった。
余韻にひたるなら一人での鑑賞がおすすめ。
アナログだからこその暖かみ
面白かった〜
二宮和也さんと波瑠さんの演技はもちろん、友人役の2人、マスターの演技も効いていて面白かった。
話の筋も美しいと思った。悪人が出てこないのが良い。原作を読みたいと思った。
セリフの言わせ方が上手いと思う。空気感がナチュラルで砕けた雰囲気が心地よい。
カット割とアングルで、気になる部分がいくつかあった。飛んだ後の絵があまり変わってないように見えて混乱した。
正面の二宮和也さんの長台詞は正面じゃなくてもいいのでは、と思ったけれど恋愛ものだからっていうのもまぁわかるかな、、。
世界観が素晴らしい
まずタイトルにある通り、世界観が素晴らしかったです。音響をはじめ、服装やロケ地など、とても作品とマッチしていました。
音響について、主題歌の「wish」が幾田りらさんの歌ったバージョンが映画内で流れなかったことに少し疑問を持ちました。
BGMに関しては、完璧だったと思います。
服装ですが、スーツなどが多かったため、前半などは季節感がわかりずらかったものの、場面場面の服装としてはとてもマッチしていました。
次にロケ地ですが、2人が出会うカフェ「piano」の雰囲気が特に良かったです。またカフェの店長(リリー・フランキー)のあたたかい存在が、雰囲気をより際立たせていました。
脚本についてですが、まず携帯を持たない彼女という設定がとても良かったと思います。そこから織りなして行くストーリーがとても美しかったです。ただ、一年後というくだりが二回あったことが少し引っかかりました。個人的に未来へ物語を飛ばすという脚本があまり良く思わないので、二回あったことで集中力が切れそうになってしまいました。
ラストシーンについて、ヒロインが最後言葉を発し始める場面が少し違和感がありました。突然回復したヒロインと、それに対して驚きの感情があまり見えてこない主人公というのが勿体無いと感じてしまいました。もう少し綺麗に終われたのではないか、と
総評としては、世界観と役者の演技、全て込みでとても良い作品だと思います。ツッコミどころなどは何箇所かあったものの、もう一度観たいと思える作品でした。
ビートたけしの背中
携帯を持っていないミステリアスな女性との恋愛、そんなテーマで1本の映画になる?と訝しみつつ鑑賞。
結果、こんな恋愛はおとぎ話。なのにそれが地に足ついて成立できているという奇跡的な映画だった。二宮和也と波瑠の2人が現実とファンタジーの限りない淡いを絶妙な匙加減で演じていて、拍手を送りたくなるくらい。
また桐谷健太と浜野謙太の幼馴染トリオのアドリブに声を出して笑う。この幼馴染のシーンがあることで、ダレずに見続けることができる。板谷由夏やリリー・フランキー他の役者さん全員がどの人もハマり役で誰1人欠けても成立しない。
原作者ビートたけしの背中が二宮越しに浮かぶ。本当に優しい映画だ。言ってしまえば凡庸な筋書きを、魅せる脚本にした港岳彦さん、タカハタ監督の手腕に脱帽。
なぜこの作品を今製作したのかがもっと明確になれば良かった。
静かな日常のドキドキ
なんかいいなぁ、静かに、少しずつ、確実に距離が縮まっていくドキドキ。
もどかしくて、でも、その時間も愛おしくて、ソワソワしてしまいました。
なんで携帯を持ってない?なんで木曜日だけ?なんて疑問も、気にならなくなるくらい静かに流れていくふたりの世界でした。
なにより、波瑠さんの背筋がピンとして座ってる姿や、コーヒーを飲む仕草、すぐ口につけるのでなくて、ちょっと間をおく姿など、1つひとつに人となりが出ていて、ドキッとしました。
なにより、二宮くんの日記を読んだ後。そうだよね、そうなるよね、そうに決まってるの、言葉なく涙だけの姿。切なくて、悲しくて、やりきれない思いが溢れていました。
見ている間も、いや、見終わってから思い返す今の方が、ジーンとくる素敵な映画でした。
ミステリアスな女性、みゆきが素敵だった
鉛筆による手書きのデッサンや手作りの模型にこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店ピアノで、小さな商社に勤める女性・美春みゆきと出会った。自分がこだわったデザインに気づき、褒めてもらった事をきっかけに、価値観が似たみゆきにひかれた悟は連絡先を聞いたが、彼女は携帯電話を持っていなかった。そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に、ピアノで会う約束をした。週に一度、会える時間を大切にし、食事に行ったり、海に行ったりし、2人は関係を深めていった。しかし、悟がみゆきにプロポーズしようとした日、みゆきは現れず、それ以降みゆきは姿を消してしまった。みゆきに何が起きたのか・・・てな話。
よくあるパターンのストーリーなのだが涙が出てきた。事故で死んだのかと思ってたら・・・
二宮和也、さすがの名演技だった。
ミステリアスなみゆきを好演した波瑠が素晴らしかったし、彼女のスタイルの良さ、姿勢の良さ、毎回違う衣装が素敵で似合ってた。
徐々にでも記憶が戻り、出来れば歩けるようになればいいな、と希望が持てるラストが良かった。
映画で久々に泣きました
良い意味で期待を裏切られた
一緒に観に行った人のチョイスで、観るまでは正直、期待薄だな…と考えていたのだが、ストーリーが良く惹き込まれた。
桐谷健太さんと浜野謙太さん演じる親友二人(特に桐谷健太の役)が、口調はふざけてても友だちを思いやる優しさにあふれてて、最高すぎた。
(Pianoで待つ波瑠さんに母葬儀の旨を告げに行くのとか、なんて良いやつなんだと…)
二宮くんと高橋恵子さんは、面差しも似てるし、お互いを気遣いながらも言うべきことをきちんと伝え合ってる姿、本当の親子に見えた。
幸せになれよとグータッチするとこ最高!
幸せになるとこ、その相手を母に見届けてほしかった!
波留さんの、ミハルとして人と関わるのに不器用さが感じられる感じも、上手すぎる!と思った。
海辺の糸電話、良かったな…
聞こえてたんだね…
ミハルの答えがミズシマには聞こえてなかったのに、ミズシマがミハルを大切にしたい、彼女を幸せにしたいから指輪買う!となるところ、語彙がなくて素敵としか言えないのが悔しい、本当良かった。
あそこのベンチでミハルが「目を見開いたら世界が優しかった」みたいに言った台詞、
毎朝目が覚める度に「なんでこんな人生なんだろう」と、つらいこと嫌なことばかり考えてしまう自分にはとても刺さった。
海大好きだけど、夜の暗い海には怖くて行けない。
一緒に行ってくれる人がいる人生、いいな。
携帯持ってないと言われたとき、進展を断る口実と解釈せずにビックリしつつも受けとめてアピール重ねるのは、男性が女性に魅了されてたからなんだろうけど、そこまでされるのいいなぁと感じました。
私は人間関係を築くのが苦手なので、ミハルがミズシマやその友人たちと関係を深めていけてるのが羨ましかったです。笑
指輪を用意したあとのドラマのような劇的な展開は、こんな友情に恵まれた人生すてきだなと思うなど、現実じゃないしと冷めることもなく着地点の上手さにうなりました。
ただ、いくら仕事ができる人とはいえ独立してあんなに上手くいくんかいとか、意思疎通すらできなかったのに結局できるようになるところは、都合よすぎかなと思ってしまいました。
自分で選ぶなら、ドラマに出るような今をときめく若手俳優さんの映画は選ばなかったはずなので、観れて良かったです。
この映画を好きな人がみんな、大切な人と幸せになれますように。
券売機でチケット買うのに戸惑ってたら、自然に教えてくれた店員さん、ご親切にありがとうございました!
アナログ主義の可能性
引き込まれるような映画でした。
とても良い映画でした。
大人の君の膵臓をたべたいって感じで、、。
落ちがよく似てるなぁと。
約束に来ない。事故。日記の流れが、、、。
全体に良かったのですが、部長役の人や、大阪の人のキャスティングが残念でした。なんか醒めてしまう感じ、、。
この監督の特徴でしょうか、編集が狙ってなのか、下手なのか?ぶつぶつする感じが、これも醒めてしまいます。
携帯を持たなかった理由が、もっと他にあるのかなと思ってたので、そんな重要でもないかなと思いました。
余談ですが、新宿末広亭は、とても良い寄席です。よく行くので、思わずニヤリとしてしまいました。
オールドスクールなラブストーリー でも嫌いじゃないんだなーこれが
これだけ様々なジャンルのコンテンツが溢れかえっている昨今、ちょっと時代遅れにも感じるようなオールドスクールのラブストーリー。
それなのに心にグッとくる、自然と涙してしまうのはどうしてなんでしょうね。
本当に丁寧で優しいラブストーリーに仕上がっています。
サカナクションの”新宝島”くらい丁寧ですし、Superflyの”やさしい気持ちで”くらい優しいです。
二宮くんと波瑠さんの仕草や言葉、表情の一つ一つがそんな雰囲気をつくっているのでしょうね。
特に二宮くんの演技とても良かった!個人的イチオシシーンは、2回目に彼女と会ったところ。冗談を言った後「嘘でーす」の言葉に合わせて、めちゃくちゃ耳を真っ赤にしている二宮くんに、「そんなんもう演技のレベル超えてますやん…」と感服しました。
僕は基本、映画の中でアドリブ全開なシーンはあまり好みではないのですが、本作はそこを全く不快に感じませんでした。むしろ自然と笑みがこぼれたくらいです。
俳優陣のまさに”自然体の演技”が感じられて、そういった意味でも丁寧で優しい映画でしたね。映画界の無印良品です。
最後に、最近インスパイアソングという文化?流行っているような気がしますが、普通に主題歌にしたらダメなんでしょうか?「エンドロールでinst流すんならもう主題歌でええやん」と思ってしまいました。
心地いい音楽、後味がいいラストシーン
アナログを観たが、ものすごくよかった。アナログの題名に興味があって観たが、
観ていくうちに題名の意味が分かる。
このような恋愛は興味があるし、水島のような恋愛もしたいし、美春みゆきのような
女性にも憧れてしまう素敵な話。
二宮和也の演技もさすがだったし、波瑠の演技も素晴らしかった。
ラストシーンは感動。音楽も心地よい。二宮和也ファンは必見だし、心が疲れた時に
観るといい作品。2023年のベスト邦画候補に入れたい。
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