「さざ波のように静かに押し寄せる」アナログ ころんさんの映画レビュー(感想・評価)
さざ波のように静かに押し寄せる
スマホが普及する前は確かにこんな感じだったよな~と、懐かしい感じ。
ここに行けば会えるかな?とか、あったよね。
ちなみ私の従弟は通学の電車で逆ナンされて結婚してました(子供が生まれて一度離婚して、また同じ人と再婚して今は子供が二人います、映画になりそうです)。
海のように静かに、さざ波のように静かに押し寄せる感情がそのまま画像になったような映画。ストーリーよりもその雰囲気にひたれる心地よさを味わいたい人におすすめ。
つまんないようでいて、見終わった後にじんわりと温かいものが湧き上がってくる感じ。さざ波が心の中で打ち寄せるような。
旦那と見ました、良い映画だったねと意見が一致。
似たもの夫婦なのでね、自分だったらあのラストは無いよねと、ここでも意見が一致。
リアルにいくなら別のラストもアリなんだろうけど、それだとさざなみは起きない。
ある意味ファンタジーなんだけど、それも承知の上なんだろうな。
少しリアルが入ったファンタジー。
彼女の日記を読んだところで終わりにしても良かった気もするんだよね。
その後は見た人それぞれの解釈でもいいのかなと。
完全に主人公の答えが出されている映画なのでね、すっきりはするのだけれども、答えがない映画も好きなんだよね。
男性にとっては初恋だったのだろうね、年齢いってても、付き合ったことあってもね、初恋だったのかなと。はじめて心が動いたのだろうね。
恋の力は素晴らしいなと、まじめに思いました。
少子高齢化以前に最近の若い人は恋愛しない(他人に踏み込まない)。
SNSでは絡むけどリアルでは絡めない人が増えたみたいですが、やっぱり恋愛や恋はすばらしいと思う。
スマホで便利になった弊害は思わぬところであるのかもね。
アナログは素晴らしい。
結論、恋愛とは本来アナログなものなのかもしれない。
>みかずきさん
遠距離恋愛で結婚なんて、素敵です!
映画になりそうですね。
こんどお話聞きたいです。
みかずきさんや周囲のレビュアーさんとで映画のサークル作ったら楽しそうですよね。みんなで映画館に行って帰りにお茶会したら楽しいのにな~と思うことあります、現実には距離があるから無理なので、ここで交流なんですけどね。
みかずきさんのレビュー、いつも素晴らしいです。
時間をかけてじっくり読みたいレビューです。
映画全体をロジカルに分析していて、雑誌に掲載されるだけあるな~と思ってました。
わたしは作文タイプなので、朝日新聞の読者投稿欄に掲載されたことがあります。2千円の謝礼が届きました。
共感ありがとうございます。
ころんさんの結論に賛同します。
恋愛って、心と心の触れ合いなので、アナログだと思います。
アナログだからこそ、メールやLINEでは駄目で、会うことが大切です。
また、本作のように、会えない時間を作ることも、二人の愛を育てるためには大事だと思います。私、遠距離恋愛で結婚したので、よく分かります。
ころんさんのレビュー、
気負いや誇張が無く、自分の感じたことを自然体で綴ったエッセイのようですね。読みやすく、分かり易かったです。
本作の作風に合っていますね。
私みたいな、武骨な自己主張強め型のレビューとは大違いですね。
では、また共感作で。
ー以上ー