「木曜日が届けた悟とみゆきの出逢い! バイオリンの音色とひとつになる愛♪」アナログ 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
木曜日が届けた悟とみゆきの出逢い! バイオリンの音色とひとつになる愛♪
アナログ、デジタルに進化した時代に
アナログの良さや、少年時代を投影したような、原作のビートたけしさんの昔の思い出を
イメージするストーリーでした。
喫茶店ピアノで初めて出逢った悟とみゆき
でした。
建築デザイナーである悟は、自分の内装の
こだわり、細かい部分を褒められて、
みゆきは母親の形見のカバンを褒められた
冒頭部分から、お互いに惹かれ合う
人を好きになるピュアな気持ちがあるように
思いました。
携帯電話を持っていないみゆきと悟が喫茶店ピアノで会えない時間が2人の恋愛をより一層
絆を深め合う関係にしていました。
悟の会社の仲間たちが2人のデートを邪魔しているかのように見えても何気ない会話に
日常生活の安らぎを感じました。
海辺の砂浜で、悟とみゆきが糸電話で
会話するシーン。
汐の香り、さざ波を打つ海。
あのとき悟が言った言葉は、バイオリンを弾くとき楽器と体が1つになる!
一体化するように聴こえてきました。
悟の母親が亡くなった日。
厳かに葬儀が行なわれたときの見送る人たちの思い。
悟が喫茶店ピアノでプロポーズをしようとした日に起きた人生の歯車が狂うような事故。
姉の香津美が読んだみゆきの日記は
聞いたら忘れて欲しいとの願いが
悟の気持ちを動かし始めていました。
素性が明かされて、リハビリに励むみゆきに
喫茶店ピアノのマスターが挽いたコーヒーを
口に含んでみゆきの表情が
僅かに変わったとき!
悟がみゆきの手に触れた瞬間!
忘れていた記憶が呼び戻されて、2人が
生まれ変わった気持ちで
再び出逢うことができたと思える
『アナログ』の良さが伝わるストーリーでした。
こんにちは❗️
『湯を沸かす〜』へのコメント重く受け止めさせていただきました。
あのレビューを書いた当時、人にはキレイゴトばかり言ってるけど本当はズルくて小賢しい大人が割りと身近にいたもので、ひとつの不誠実を見るだけで、とても敏感に反応してました。
環境が変わった今でも、その辺りのことへの感度はさほど変わってないのですが😅
悟の友達はデートを邪魔してるように見えても、実はその友人関係の輪も含めた空間が、帰国後、寄る辺ない思いのみゆきにとっての暖かな居場所になっていたのですよね。
日本橋散策⁈
少しでも共有できるとなんか嬉しいですよね。ありがとうございます。
共感ありがとうございます。
たまには純愛特化作品もいいですね。不幸な事故は有りましたが、難病やタブーじゃないし。周りで見守る人たちの方がたまらないかもしれません。