劇場公開日 2023年10月6日

「普段使いのニノ、さすが」アナログ くまくまさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5普段使いのニノ、さすが

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ニノがやはり抜群にうまいです。
喫茶店を中心に平坦な日常を描いている本作品、演技が下手だと間が持たず、嘘くさくなって見てられないと思うのですが、ニノの大げさではなく自然な演技で、すっと作品に入っていけます。ニノの演技でニノと波瑠の心情が気になるし、母や親友との関わりも感情移入して見ることが出来ました。仕事に対する姿勢などからもアナログな波瑠に惹かれていくのが納得。普段使いのニノだからこそ、彼の演技のうまさが抜群に光ってます。

少し残念なのは、ほぼひねりがなかったこと。もう少し、驚きがあっても良かったかな。あと編集がぶつ切りなところが気になりましたね。
バイオレンス映画のイメージが強かったので、北野武がこんな作品を書くんだという驚きはありました。
リリー・フランキーの佇まいはずるいわー

くまくま