ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
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妄想ミュージカル
ハーレイクインがマーゴット・ロビーじゃない理由がなんとなく見えてきた。アーサーの強い承認欲求もよく分かった。全く別物として見るか、前作のアーサーの心理の深掘りの答え合わせとして見るか。ラストには口あんぐり!えぇーーーっとなった。
前評判の超酷評を信用しなくて良かった傑作
完全な私用の為にマ王、古巣の名古屋に一時帰還😁
職場で、名古屋は田舎、と吹聴してきたマ王だったが名駅の雑踏に立つと和歌山には無い高カロリーに圧倒されて、都会だなぁ、と今更になって感慨に耽った😅
さて時間が余ったマ王の行動なんだが、ショッピングでも観光でもマ王の縁の地への凱旋でも無く自然と映画館へ向かっていた😆
こんな時でも映画を忘れないのよ、マ王は💦
チョイスしたのは「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」
ドルビーアトモスの高めの料金設定に目を剥きながら(時間的にコレしか無かった)ジックリ鑑賞してきました✨
海外での公開時の酷評をマ王が知らないハズがない😐
嫌でも耳にするD評価に一時期マ王のテンションは下がっていた⤵️
けど観たいもんは観たい!
良し悪しの評価はマ王が判断すればよいだけなので他人よりも自分を信じての鑑賞だったんだけど、海外でのアノ酷評は何なのか理解出来ない良作だった🎉
見事な完結編である👍
確かに理解が困難な部分も無いワケではない😬
オープニングのアニメや挿入されるミュージカルを観て拒絶反応を示す方々もいるとは思う😵
しかし最後まで観るとアニメはアーサーの本心の暗喩とラストへの布石だし、ミュージカルの大半はアーサーの妄想と現実が混同した感覚を映像化したまでで精神病を患っている(二重人格ではない)人間の世界観の描写に気付けば受け入れられる🥸
DCファンならラストで、これで辻褄が合った、みたいな安心感が存在したのではないかな🤪
海外での酷評は悪人の心理を考慮せず映像と構成だけを観て、つまらんわ、と書き殴った感が否めない🌀
まぁ確かに全編通してアップダウンはあまり無いし、アーサーの裁判がメインの作りへ恋愛要素を組み込んでる複雑な部分もある💦
だけど全ての救いから見放された男が漸く手に入れた愛を守る為、最後までピエロを演じる悲哀とそこからピエロを脱ぎ捨てる覚悟までを物語は描ききっているのよ😶
マ王的には映像、内容、演技、構成共に満点に近い映画だと思っている⤴️
ただし、前作のアーサーという男の結末とジョーカーという存在の誕生を描いた作品だというのを頭の隅に置いた上での鑑賞をオススメする(唯一のネタバレ)
同席した方も(マ王のワガママで映画まで付き合わされた)マ王と同じ感想だったので概ね間違っては無いと思う🫡
毎度思うに、この手のシナリオは海外ウケが良くない😂
敢えて言うなら日本人向けの映画とも言えよう✌️
帰りは銘菓赤福の購入も忘れずに帰路についたマ王でした🤣
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆
ドルビーアトモスまでは必要ない度★★★☆☆
名古屋銘菓じゃ無いけど赤福は美味い度★★★★★
自分と重なって共感
前作とは打って変わって、娯楽性の抑えられたドラマになっていた。
フォーカスされる男の内面を深掘った作品。
いわゆる人格障害や双極性障害を患った男の物語。
その辺りの精神疾患に理解が及ぶ人と理解が及びない人で、作品への印象は変わるんだろうなぁ。
とはいえ当事者の内面を見事に描けている。
僕は自分自身が双極性障害なので、まるで自分事のように作品に取り込まれていった。
でも面白かったとかはなく、観ていてただただ辛くなったし、自分の中にある狂気が刺激されて危うかったなぁ。
危うくジョーカーになるとこだったよ。
いや「題名に偽りあり」なのが最大の問題なんだって
そんな難しい話じゃなくてさー 前作からしてDC映画で「ジョーカー」ってタイトルだったじゃんかよ。
前作の後半で「おー いよいよジョーカーになってきたねえ!」みたいな感じになってたくだり、あれ何だったの? 二作続けて観たらちゃんと筋が通ってるとかいうけど、「織田信長」っていう二部構成の映画のラストシーンで、じつは信長だと思ってたこの男は三日天下の明智光秀でしたってオチ、許されると思う?
「前作のラストでバットマンの敵役としてのジョーカーでないことは示されてた」とかいうけどさー。ウェイン家との遺恨も描いて、ジョーカー誕生秘話っぽく締めくくったのちに、「幻想かも」ってオチがエクスキューズとして追加されてただけだったじゃんか。主人公が完全に倫理に反した映画じゃ、公開が難しくなるからっていう製作側の事情だったんだよ、前作の時点でのあのラストの存在意義は。
前作ではアーサーの犯すひとつひとつの殺人に、動機がちゃんと描かれていたにもかかわらず、今作では十把一絡げに「まちがってました」と反省の弁。SNSの言い訳投稿みたいなオチ。前作におけるアパート同居の黒人女性母娘や、最後のカウンセリング相談員の女性を「殺しちゃったかもしれない」という危うさを、上手く間接的に描写していたくだりを、全員裁判に登場で「殺してませんでした」と言い訳する腑抜けぶり。
そんなにジョーカーの肯定が怖いのなら、ただ前作のエンディングクレジット後(今作でもいい)のワンカットにバットマンが登場して、一瞬でジョーカーをやっつければいい。それがDC映画における善悪のバランスなのだから。ジョーカーでない人を主人公にして、「いやアーサーの物語として観るのが正解」だとか、「ジョーカーとは集団社会現象の悪意の総称であってうんぬん」だとか、何言ってんの? DC映画で「ジョーカーの映画」だっていうから観に行ったんだよ。だからつまんなかったっていってんのに、なにがまちがってんだよ。
なお私見であるが、酷評がさんざん入ってきて、どういう種類の映画であるかが喧伝された後で観に行って、「案外悪くなかった」「これはこれで」というのは別にいいのだが、だからといってアメリカで初日から観た観客より頭のいい感想というわけではない。事前に何の説明も受けずに観に行けば、アーサーがいつぶち切れて看守に復讐を始めるか、そのあたりを期待しながら待つのが当然だろう。情報を得たうえで観に行っておきながら、当初の「がっかりした」という人たちを馬鹿にするような意見は、現に慎むべきだと思う。感想は人それぞれなので、良作だという意見も尊重するが、個人的にはDC映画「ジョーカー」だという宣伝を鵜呑みにして観に行ったので、そうじゃなかった時点でただつまらなかった。
期待に応えない凄さ
待望の『ジョーカー』続編、賛否両論(むしろ「否」の方が多い?)のようですね。
確かに自分にとっても期待した内容ではなかったですし、前作より面白いかと問われれば “Yes”とは言えなさそうです。しかし「期待通り」というのはある意味、観客が想定できる範囲内に映画が収まってしまっている、とも言えるわけで、本作のようにファンであればファンであるほど、その期待を裏切るかのような展開は、むしろ観客の想定を超えてきた制作者の勝利とも言えそうです。
そう、本当にラストは意外でした。むしろこの後ってどうなるの?という疑問だらけになります。それと同時に人それぞれに解釈が生まれてくると、期待外れの本作がファン心理を手玉に取るように巧妙に仕組まれた傑作のようにも思えてきます。
冒頭でなぜか流れるアニメーション、ミュージカルのように歌でつなぐ演出とその歌詞(これは最初はレディ・ガ・ガがキャスティングされているからかなぁと思いましたが、もちろんそんな理由ではなさそうです)、劇中で熱狂する者たちへのジョーカーの裏切り、ジョーカー脱走のきっかけとなる爆破犯の正体、そしてラストシーン。とにかく「?」も多いのですが、その答えを求めることでこの映画は完成するのではないでしょうか?
もちろんこのままではずっとモヤモヤしますので、その答えが得られる続編が早くくることを切に願います。
なんのために作ったのか…
前作が超絶良かった(過去にレビューしてます)ので、期待してたのですが…
まず、前作見てないと、ストーリー全くわからないだろうな…っていうのと、意味ない歌多すぎで萎える…
レディー・ガガ出すのはいいけど、そこまで忖度する必要あるの?ってかんじ。
なぜこれを作ったのか?前作が超絶良かっただけに、この出来なら作らないほうが良かったのでは?
ラストも意味わからんし。
きっと深い物語なんだろう。
ジョーカーへの思い入れが強けれは強いほど、鑑賞後に受ける印象は、良くも悪くも、上下に大きく振れてしまう気がする。
俄な感想としては、もっとジョーカーとして暴れて欲しかったかな。
しかしジョーカーを演じる役者は、魂を削っているね。鬼気迫るわ。
浮遊感は無い あるのは現実
現実と虚構の境があいまいな前作のように
ぐわんぐわん混乱させられることもなく
至って理性的にロジカルに「その後」を描いた
病院や法廷が舞台では
派手な暴力や事件は起こりづらい
心情描写や感情の機微を丁寧に描こうという意図を感じた
ジョーカーが人々を惹きつけ
焚きつけ 煽りたて
やがてアーサー自身もがジョーカーでいたいと願い
ジョーカーになろうとした
でもアーサーはアーサーだった
ここまで現実を立体的に執拗に描く必要があったのか?
前作が残してくれていた想像の幅や広がりまでも狭めかねない作品に感じた
あえて夢から醒めさせるかのように
これってミュージカル映画!?
全く期待外れ...レディ・ガガに忖度したのか半分はミュージカル映画になってるやないですか!ジョーカー観る人間はこんな作品は望んでないでしょう。全編、バイオレンスとセックスに溢れたR18+レベルの過激さこそがジョーカー作品の真骨頂でしょうが!前作より著しく劣化した作品の典型でした。AEONカード会員特典の¥1.000で鑑賞できたのが救われました。
どこにも行けない人々
人におすすめはしないけど、個人的にはすごく良かった。
カットがどれもオシャレで絵になる。高級感も抜群。
ミュージカルシーンがやけに多いなと思っていたら、後半のアーサーのセリフできちんと回収してくれるところも良かったです。
本当の姿では誰にも愛してもらえなかったアーサーが、
頑張ってジョーカーになり切ろうとするところはとても痛々しく、
唯一アーサーとしてみてくれていたゲイリーに諭されるシーンは本当に切なかったです。
ラストはしみじみと、アーサーのようなどこにも行けない人々を生み出してはいけないと教訓のように響く作品でした。
あとはエンドロールのガガの歌がめちゃくちゃ良かった。
ラストシーンとエンドロールで感情がぐちゃぐちゃになり、多分これは言葉にできないけれどすごく感動しているんだなぁと思った。
1人の人間としてのジョーカーを描いた作品
前作からのギャップがあるので賛否が別れると思いますが内容は決して見ていて退屈する映画ではないと思います。
ミュージカル表現の好き嫌いもあると思いますがシナリオ自体は話題作の続編という事もあり気合いの入った展開だと思います。
悪のカリスマ性に溢れたクールな悪役ジョーカーを期待して見に行くと期待を裏切られた!と思うかもしれません。
というのも今作のジョーカーの話が前作以上にあまりにも救いが無さすぎる所にあるのかな、と思います
前作は苦しいながらもジョーカーとして開花した事で悪役という存在ですが民衆から支持を得た。
ある意味ジョーカーとして活躍する事で救われた所があるんですが、今作はジョーカーとしてではなく1人の人間として、アーサーとしての主人公が物語を展開していきます。
弱くて不器用で本当にささやかな幸せを願っていただけのアーサーとしての話です。
映画を見に来られる方はド派手な立ち回りをするクールなヒールのジョーカーを期待してる方も多いと思います。
劇中でもそれは同じで1人の人間として、アーサーとしてのジョーカーを見てくれている人物が誰も居ないんですよね。
終始辛い展開が続き、弱々しいジョーカーと救いのない物語展開が今作の賛否の別れる要因になっているのではないかな、と思います。
映画としては皆が求めていた内容とは異なるかもしれませんが続きの展開が気になる面白い映画だったと思います。
せめて何か救いがあればもっと称賛を受ける作品になっていたのではないかな、と思えてなりません。
悪がハッピーエンドを迎える展開というのは許されないものなのかもしれませんが徹底して救いの梯子を外してしまうとこんな悲しい映画が生まれてしまうのか、と感じた作品でした。
ジョーカーという大役を与えられてしまったアーサーが本当に気の毒でなりませんでした。
新しいミュージカルの使い方
ミュージカル嫌いで今回のジョーカーも嫌いっていう人いるけど、アーサーとジョーカーの繊細な心情変化を描くのにミュージカルは最高の選択だった。こんな陰鬱な話にミュージカルを合わせるのは最初は抵抗があったけど、レディーガガがそれを打ち消してくれて、ジョーカー フォリ・ア・ドゥはミュージカル映画としても素晴らしいものになっていた。あと歌がアーサーからジョーカーを引き出させる鍵になるという設定も、ジョーカーの映画として効いていた。ミュージカル映画は現代の大衆にウケが悪いが、ミュージカルだからこその描き方をこの映画はしていた。
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