ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
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酷評の理由
海外では「マダム・ウェブ」よりも低評価で大酷評されていると聞き、それなりに覚悟を決めて観に行った。
一言で言うなら「メッチャ良くはないけど酷評する程は悪くない」って感じ。個人的感想としてはエメリッヒ版ゴジラに似ていて、僕らファンが望む「ジョーカー」ではないが“そういうもの”として観れば決して悪くないというか、むしろ前作とセットで芸術点はかなり高め。
酷評の理由の大部分を占める「なぜミュージカルにしたのか」も、前作からの繋がりで考えればそんなに不自然ではないと思うし、レディーガガとホアキン・フェニックスの歌がいいので観ていられる。
前作からして“DCユニバースのジョーカー”とは別アースの作品として制作されてたし、DC作品オマージュではあるが、完全に別物と切り離して観れば評価も変わるんじゃないかなとは思う。
賛否の理由が分かった。
賛否両論だというので、期待と不安が入り交じる気持ちで鑑賞。
賛否の理由が分かった。
衝撃のラスト…
そりゃ、そうだわなと(笑)
まあ分からんけどね(笑)
心配されたミュージカル具合は『ラ・ラ・ランド』よりも少し多い?
もう少しミュージカル部分が少ない方がベストでは?
当たり前だけど、ガガはメチャクチャ歌が上手い!!
ホアキンも頑張ってます。
1に出てきた人物も再登場します。
これから、このシリーズを観る方には、1を先に観るのをオススメします。
コッチを先に観ると、豪快に1のネタバレになるし、あまり理解できないのでは?
時間が経つほどネタバレが転がるので、あまり調べずに早めに観て下さい。
映画スコアは、70点ぐらい。
※IMAXで鑑賞
本当のジョーカーは監督
米国のレビューは当てにしなくていいですよ。
画家になりたかったのに、映画監督になった黒澤明。画家になりたかったのに、独裁者になったヒトラー。
コメディアンになりたかったのに、万歳者になったアーサー。
冒頭で物語のメッセージ性と世界観がかなり強調されてます。
各々がもつジョーカー像や、前作のジョーカーがめちゃくちゃ好きな人は好きになれないかも。
レディーガガのハーレイは台詞よりも歌が多い。
好みが分かれるポイントではあるが、物語のキーパーソンになるから必要。
ボクは最高でしたよ!!
新感覚、どんよりするミュージカル
あのジョーカーの続編だが、前評判がひどかったので期待せずに鑑賞したのがよかった
前作を見ていないとストーリーがわからなくなるが、前作と異なる部分も多く、残念がる方が多いだろう
All I ask you is to sing.
見る価値がある続編。酷評されるほどでは全くない。
DC物である必要は全く無いがアーサー・フレックの物語を追っていた人ならこの映画は見る価値がある。私は最初からアーサーの物語にしか興味がなかったので個人的にはこれで正解。
ミュージカルとしての出来も全然悪くない。音楽好きであればあるほど楽しめる映画です。「ジョーカー」がタップダンスするシーン(ホアキンが実際に踊っているがなかなかキレがあって素晴らしい)やアーサーとリーが踊り出すシーンは動きも派手で最高。それからインタビューで知りましたが実際に撮影しながら歌った生歌を使っているらしいのでミュージカルとしてもかなり真面目にやってます。ホアキン・フェニックスはワザと不器用に歌ってる。でもかつてジョニー・キャッシュを演じた経験があるのでやっぱり歌は上手いです。世界の歌姫レディー・ガガは圧倒的で技術的なことは彼女の歌が全てカバーしてくれます。ヒドュル・グドナドッティルのスコアは今回も美しくてダークです。ニック・ケイヴがカバーしたバート・バカラックの名曲もCMや本編冒頭のアニメで使われていたけどこの辺りも素晴らしいです。
このジョーカーシリーズは良い曲を発掘できる毎回選曲が素晴らしい映画。例えば前作の「JOKER」では哀しい運命を辿ったシンガーソングライターのジャクソン・フランクの隠れた名曲「my name is carnival」が使用されていました。今回も「ジョーカー」が裁判所でブチギレる盛り上がりの場面で「The Joker」という60年代のブロードウェイ物の曲が使われていました。Bobby Rydellという歌手が歌ったバージョンに近いけれど今時知ってる人は少ないと思われるこの曲をよく見つけてきたなと感心しました。歌詞も映画にぴったりで泣けます。ジョーカーとなったアーサーの心境を表す極めて重要な場面に登場してミュージカルに詳しい私としてはめちゃくちゃ嬉しかった。
音楽の要素が無ければダメなぐらいダークなトーンで進んでいく映画なので今回ミュージカルで良かったと思った。これから歌を抜いてしまったら本当に救いが無くなってしまう。
アクションの見せ場というものは特に無いし全体的にドラマ仕立てです。意図的にそうなっているから派手なアクションには期待しないように。
殺人を犯して囚われの身となったアーサーが裁判にかけられて裁かれるというのが大体の話の流れです。そこで次々と明かされるアーサーの哀しいバックグラウンド、そして証言するかつての知り合いや友達。。。自分の犯した罪と向き合うことになったアーサー。アーサーは明らかに知能障害も精神障害もありますが誰もがそこを無視していきます。。。中にはいち早くアーサーの知能障害に気づきそれを利用しようとする人まで。。。果たしてアーサーは自分を本当に気遣ってくれる人々に気づくことができるのでしょうか?
この映画最初から最後までめちゃくちゃ暗いです。「衝撃的なエンディング」よりも最後の裁判でのシーンの方が刺さります。アーサーがマイクを握ってある決心をするシーンに思わず涙する人もいるのではないでしょうか。そのシーンがこの映画が現在受けている評価にも重なっていて切ないです。しかしこのシーンがアーサーが見せる「本当の強さ」であり、「最後の悪意に対する抵抗」です。見逃せないラスト10分。
トッド・フィリップス監督がやりたかったことは前作への回答とかではなく、「アーサー・フレック」を最後まで丁寧に描きたかったんだろう。皮肉なことに「ジョーカー」を求める世の中からは完全に叩かれる結果となってしまった。だけどこれで良いと思う。
私はこの映画を「前作に対する落とし前をつける映画だ」という解釈には同意しません。
弱者は大人しく恵まれない環境や運命を受け入れて道を踏み外すなというメッセージになってしまうから。そういう解釈をする人が大量に現れていることも非常に残念に思います。よく見てください。アーサーは人間扱いを受けたいのです。人間になりたい、人間を知りたい、愛されることを知りたい、これがアーサーの強い願望です。人を笑わせたい、幸せにしたい、コメディアンになりたかっただけなのに気づいたら怪物になってしまっていた。。。そんなアーサー・フレックの身に次から次へと降りかかる悲しみの連鎖に浸ることがこのシリーズの正しい楽しみ方です。ゴッサムシティで虐げられることに耐えきれずに犯罪者となったアーサー・フレックというアイデンティティに苦しむキャラクターを知ろうとせずに犯罪者だから虐められて当然と解釈するだけでは何の学びも無い。それでは新たなジョーカーが現実世界に生まれていくだけです。
アーサーは「誰からも求められていない」のだから。
前作があまりに社会現象となってしまった為にトッド・フィリップス監督も世間の目を気にしなければならないところもあったでしょう。
でも監督が前作と真逆にすれば丸く収まると誤ったメッセージを最後残す為にわざわざこの映画を作ったとは思わない。ジョーカーを英雄視する人向けに作ったとかどれだけ限られた人向けに作ってるんだ?って話ですよ。トッド・フィリップスはもっと優しい監督ですよ?
この映画を見て「自分もジョーカーかもしれないと勘違いしてる奴らに冷や水をw」みたいに言ってる人達は無視しましょう。心を病んだアーサーが様々な形で世間に消費されるとみる方がよっぽど納得できる作りになっています。アーサーは虐める側には決してなれなくても世間に対する怒りは最後まで捨てた訳ではないのです。解釈の仕方は人それぞれだと思うけど見下すような態度で見るか自分より弱き立場の人々に対する優しい眼差しで見るかで全く意味が変わる映画です。
監督はちゃんと映画のラストに毎日希望もなく精神ギリギリの状態を生きる全ての人へのメッセージを用意しています。これは不幸で何者にもなれずに苦しむアーサーというキャラの願いでもあるし真に苦しい思いをしながら日々を繋いでいる、「虐める側には絶対なれなかった」全ての弱き者への監督、そしてホアキンからのメッセージです。決して「道を踏み外したらこうなるからな!」というような上から目線の説教とかではありません。エンドロールの最後まで是非見てください。
前作とまでは行かなくても物語もちゃんとしてて編集も良くできてます。ジャンルが少し変わっただけでクオリティは全然落ちてません。求めていた物と違うから感情的になりすぎて低評価にしてる人が多い気がします。酷評されるほど出来の悪いものでは無いです。見る価値は十分にありますよ。
【追加】
2回目見て気になったラストのシーン。
「衝撃的なラスト」シーンで奥に映る人物に是非注目してみてください!
【追加 10月15日】
沢山のイイネありがとうございます。皆さんとこの映画の良さを分かち合えることを幸運に思います。
悪のカリスマを待っていた自分。
ほんとだめでした😭
あまりにもショックで…
ラストに対してじゃないです、ラスト一歩前の展開です。
アーサーという搾取される側の人間が、ジョーカーという悪のカリスマに変貌し、“搾取する側”になることを私は期待していたのかもしれません。
子供みたいですが、私はジョーカーという悪に魅了されていたファンだったんだなと、改めて感じました。だからこんなにも嫌な気持ちなんだと思います。
前作のジョーカーが好きな人ほどしんどいと思います。
作品の良し悪しではなく、悪を支持してしまったファンゆえに、もうこの作品は二度と観たくないです!
試写会にて
IMAX試写会で鑑賞。
評価が賛否両論なのが納得。でもミュージカルシーン歌良いし、そこはさすがガガさま✨って感じに思った。
ジョーカーorアーサーで色々解釈あるけど、ネタバレは言えないからこれ以上どう説明感想いえばいいか自分でもわからないw
ラブロマンスミュージカル
「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」
ジャパンプレミア。
映画系TikTokerとしてお招き頂きました。
感謝です!
全世界賛否両論!!
そりゃそーですよ!!
だってラブロマンスミュージカルなんだもの!!
映画すらぶっ壊してくれたって事でしょ!!??
でもちゃんとゴッサムダークなので
私はめっちゃ“賛”です。
で、ここまでは
ファーストインパクトの感想。
全ての意味と裏と真実を紐解いてくと…
他のDC作品も観えてくる。
やべえ、これ分析始めたら終わらんな…。
まぁ、出来は落ちますよ、出来は。
前作は恐ろしいくらいに絶賛された。そう、恐ろしいくらいに。
余りにも広まった弊害か、本来のアーサーを見ずにジョーカーだけを神格化する者まで現れた。
電車で犯罪を起こした自称ジョーカーまで現れる程に。
これはそんな曲解したファンに向けて、フィリップス監督が一種の警告として作られた映画だと考えている。
ハーレイや他のファンはアーサーでは無くジョーカーに心酔し、もっと暴れろ、もっと壊せと求め続ける。
が、彼はジョーカーでは無くアーサーだ。コメディアンを夢見た一人の男だ。
だが本来の彼は求められていなかった。事実ジョーカーでは無く"アーサー"として出た回では、ヒロインやファンからも一瞬で愛想尽かされたからね。
そして最後にはアーサーは病院仲間の一人に殺され、社会に揉まれた男が一生を終えるのである。
だがここでジョーカーは死んで無い、最後の最後で彼に成り代わろうとする奴がいたからね。偶像は簡単に死なんよ。
と、言うね、監督が直々に「勘違いしすぎちゃいねえか?」と言ってくる、偉い挑戦的な映画だと感じましたが……これに二億ドル使われたんですか?(困惑)
何か病院と法廷行ったり来たりしてただけなんで良くて一億位かなとは思ったんですけど、何かディテールに拘りすぎたかな?
あと2時間18分はちょっと長すぎるね、もうちょい切れた筈やないですかい?
ミュージカルは割と良かったです。
犯罪者は犯罪者にとってのヒーロー?
ワーナーブラザーズさんの試写会にて。
(2024/10/11スコア表示&追記しました。)
これまでのアメコミ映画の常識を覆し、衝撃的なラストで完璧に締めくくった前作「JOKER」。1つの映画で完全体だったはずなのに、何故か続編の制作が決定。あんな終わり方したのに続きなんか作って、取り返しのつかないことにならないだろうか?不安で不安で仕方なく、しかもレディー・ガガと聞いて更に怖くなってきたが、予想は大的中。やっぱり、続編作るような映画ではなかった。
何でこんなことしてしまったんだろう。金儲けの匂いしかしない。前作同様、トッド・フィリップスがメガホンを取っているのに、彼ですら手に負えないでいた。ワーナーブラザーズよ、なんてことしてくれたんだ...。
前作は「あれは現実か?それともフィクションか?」と想像を膨らませて楽しんだものだ。売れないコメディアンを世の中がジョーカーにしてしまった。劇薬のように脳に電撃が走ったあのラスト。映画の歴史始まって以来、最高で最恐のオチだと5年経った今でも思っている。
だからこそ、その続きはハッキリ言って見たくなかった。公式がDC映画と位置づけていないように、あの映画はバットマンの敵・ジョーカーとしてではなく、1人の冴えない男の悲惨な物語として高く評価されたのだから、これを単なるエンターテインメントとして軽々しく続きを作ってしまっては、これまでのアメコミ映画と何ら変わらなくなってしまう。
しかも、求めていない要素がたくさんあってげんなり。監督は「この映画はミュージカルではない」と明言しているものの、観客からしてみればミュージカルでしかなく、1とはあまりにもかけ離れていたテイストで、期待していたものは全然なかった。
いちばんの不満はレディー・ガガの主張が強すぎるところ。謎の女・リーとしてではない。レディー・ガガが過ぎるのだ。歌って踊って1で作り上げられたジョーカーの世界をめちゃくちゃにしてしまう。果たして、彼女はこの物語に必要だったのか?そして、これは本当に1で心を掴まれた人達が期待していたものだったのか?
ただ、なにも面白くなかった訳では無い。前作に引き続きアーサーを演じるホアキン・フェニックスには感嘆してしまうし、一層磨きのかかった演出にもまた心奪われてしまう。アーサーとジョーカー、その二面性を見事に演じきっており、ますますホアキンのことが好きになった。改めて、この役を引き受けてくれてありがとう。やっぱり凄いよ、凄すぎるぞ...。
演出に関しても、狙いすぎているな〜と感じざるを得ないが、ワーナーブラザーズのロゴマークから始まる冒頭は特に、本作いちばんの驚きだった。アーサーはどうなってしまうのか?関心を掻き立てる展開は今回も秀逸で、結果的には残念に思ってしまったものの、全体的に見れば飽きることは無いし、それなりに楽しめはする。
とにかく、あの偉大なる名作「JOKER」の続編として考えると、あまりに目劣りしてしまうし、ガッカリ感が否めない。こうはなって欲しくなかった。前半はイカしてるなぁカッコイイなぁと思っていた音楽も段々としつこくなってくるし、社会風刺も悲壮感も何もかも足りない。
同じ監督、同じキャストの全くの別物として見た方がいい。そこまで期待していなかったけど、大好きな映画の続きがこうなってしまったのは悲しい。もう、無駄に2やら3は作らないでくれ...。
〜追記〜
公開したということで、これより控えめレビューを正直レビューに変更致します。
鑑賞してから1ヶ月近く経って、その間いろいろとこの作品について考えてきたけど、やっぱりこの作品はどういう見方しても好きになれないなと思ってしまった。
その1番の理由は、「ジョーカー」のキャスト・スタッフが集結している、列記とした続編なのにも関わらず、「ジョーカー」の真似事をしている、二次創作のような映画にしか見えないという点。前作で評価されたところを、少し誇張してわざとらしく見せている感じがして、とても続編のようには感じられない。あまりに作ってますよ感が強すぎる。前述の通り、ジョーカーにお金の匂いがプンプンする。
前作から完全に切り離して考えたとしても、DCのジョーカーとしてのカリスマ性は謎の女・リーの登場により一切無いし、哀しき男・アーサーとしての物語としても、とてもじゃないけど下手くそな見せ方。正直この映画にそんな展開は求めていない。だらだらとリアリティのない法廷ドラマを見せられて、誰がそんなのを好むのか。そもそも、アーサーは壮絶な過去を抱えながら、そんないとも簡単に恋に落ちるものだろうか。相手を信頼するものだろうか。キャラクター設定の曖昧さに違和感を覚えてしまう。
ただ、飽きることは無い。わりと集中して入り込むことが出来る。その集中が途切れた瞬間に、ものすごい嫌悪感が襲ってくる。それがまさに、ラストなのだ。ここを見て、もうダメだ、続編作ったのは間違いだと強く思った。リアリティの欠片も無いし、これまた前作の真似事をしているようにしか見えないし、この余計なシーンのせいで一気にシラケてしまう。海外で批判されているところは恐らくここだろう。ここが好きかどうかで評価が変わるはず。ただねぇ、偉大なる「ジョーカー」の続編で、これだけはやっちゃいかんよねぇ...、、、。
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