ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
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あの世界はどこへ行ったのか
「バットマン」に悪役として登場するジョーカーを描いた作品として前作は、その誕生の経過から衝撃のシーンなどラストまで納得の行く作品で非常に良かったです。
で、続編の今作はどうなのか?
どうもジョーカー誕生秘話の続きと言うより全く違う路線になってしまっていると感じました。
確かに前作の続きで、その複数の殺人事件を振り返り、現在のアーサーの状態を内面を含め描いています。でもその映像は収容施設と裁判所での出来事が主で、あとは妄想世界でのものだけです。
悪のカリスマ誕生の世界を描いた前作と今作ではその世界観が異なっていて、今回は現実世界のアーサーを描いただけで、ジョーカーの世界ではありませんでした。
ただ自動車爆弾で爆破した裁判所から逃げ出した時はなるほどここから先に繋がるのかと期待しましたが、また捕まって逆戻りしてのあのラスト。これではジョーカーの世界が繋がりません。フォリ・ア・ドゥでは無かったのでは。
ただ一つ、謎の女リーを演じたレディ・ガガは魅力に溢れていて見応えありました。
リーの出てくるシーンは唯一ジョーカーの世界に希望が見えました。
彼女の妖艶な姿が今作ジョーカーをジョーカーとして描ききれた最大の功労者だったのではないでしょうか。彼女を見れて本当に良かった。
いい映画を見ました
「フォリ・ア・ドゥ」二人の障害者を描いた映画で
アーサー獄中恋愛ミュージカル
ゴッサム版 敏江・玲児と思いきや……
アーサーとリーのど突き漫才の場面が、妙にツボにはまるというか、気に入ってしまいました。
それはさておき。
私はミュージカルが好きで、全編せりふが歌の歌合戦以外は、歌ったり踊ったりする場面は妄想、頭の中の世界なんだろうなと思っていつもミュージカルを見ていました。
なので、今回も歌のシーンは、アーサーの妄想かな、くらいに思い見ていたのですが、傘の場面で、歌のシーン以外も妄想、または現実かどうか分からない世界なのかもと思いはじめました。気づくの遅いけど。
横から見ると黒い傘が上から見るとカラフル。
ニューヨークと言ってみたり、ゴッサムと言ってみたり。
アーカムのこととか(ゴッサムの設定はあるのかないのか)。
メイクも落としたはずなのに、次のシーンでは、繋がっていると思えるのについていたり。
もしかして、そういうことなんだと。「そういうこと」を上手く言葉にできないけど。
そして、映画館からの帰り道。
自転車を漕ぎながら、無意識に「Close To You」を歌っていました。深夜だから、周りに人もいなくて、結構、堂々と。
そして「あ!こういうことなんだ」と納得。
歌が多かったことも納得。
Just like me They long to be close to you.
うーん…なんだろう…
◼️「ジョーカーの全否定」ですよね
酷評だと言う事で身構えていたのですが、まあまあ良かったです。
ミュージカル部分も、そんなには気になりません。
前作から監督・役者は同じため方針はブレていません。
一言で言うと「悪のカリスマとしてのジョーカーの全否定」です。
今回はこれを見てジョーカーに成りきる人は現れないと思う。
ですがこの内容を知り自害する人が現れる様な気がします。
ただの社会に馴染めなかった、哀しい人として惨めに描かれているからです。
この世界線ではバットマンと争うどころか、存在しないかも。
【 酷評の理由 】
前作で大きな誤解が有ったんだと思います。
前作を見た人の多くが、
「これがジョーカーの誕生なんだ…」とか
「ここからあのダークナイトのジョーカーに繋がるのか…」とか
そう思ったに違いありません。
前作は確かにそれを期待させるラストにも見えました。
ですが今回「ダークナイトのジョーカーに繋がらない」ってのが、
はっきりしたため、期待を裏切られたように感じる人が多かったのかなぁと推測します。
なぜこの映画は賛否が分かれるのか
私はこの作品に⭐︎4と付けた。
しかし、自分自身でもこの評価に納得はいっていない。
なぜなら、この映画は評価を与えるのが非常に難しい...いや無理だと感じているからだ。
ドルビーシネマで10/11の公開日に鑑賞。
>まず分かっていただきたいのは、⭐︎4とはいっても全ての項目が⭐︎4前後というわけではない。
満点に近いと感じた部分も多く存在する。
それは“俳優の演技”と“映像美”、“世界観”だ。
前作同様のクオリティを期待して問題ない。
加えて、今作は歌のシーンが多く登場する。
その部分に関しても、世界観にマッチしていて、それにレディーガガの活躍も相まって、非常に満足できる出来であった。
(ホアキンフェニックスの歌唱力については、是非劇場で確認して欲しい)
>さて、今作で議論になるのはストーリーだろう。
正直なところ、面白かったかと言われれば、素直にハイとは言えない。
というのも、前作とはジャンルがだいぶ違うからだ。
前作は内容的にはどちらかと言えばヒューマンドラマになるだろう。
起承転結もそれなりにあったし、小説にしても成り立つストーリーの構造だったと思う。
しかし、今作は個人的には一種の芸術作品という印象を受けた。
しっかりした物語、起承転結があるわけではない。そして、映画でしかできない表現で、人によって多くの解釈ができるようになっている。
私は2作目というより『スピンオフ』という方がしっくり来た。
もちろん、話は続きでで間違いないのだが、とはいえ続編というにはジャンルや話の構成がが違いすぎる。
>なぜ賛否が分かれているのか。
JOKER(前作)にどのような面白さを見出していたか、が大きな理由の一つだと私は感じている。
まず楽しめた人。
その人たちは前作に“俳優や独特な撮影技法を含めた世界観”や“人間の心理描写を含むヒューマンドラマ“に魅力を見出せたのだろう。
一方、楽しめなかった人。
それは上記で書いたような魅力よりも、”悪役としてのかっこよさ“や”純粋なストーリーとしての面白さ“。
詰まるところ、ダークなアメコミとしての魅力を感じていたのではないだろうか。
つまり、
(タクシードライバーのような)『ダークなヒューマンドラマ』として見ていたか、
『アメコミの映画』として見ていたかが大きな分かれ目だったのではないかということだ。
>いろいろ書かせていただいたが、続編としては一つの正解だと感じている。
前作の出来は素晴らしく、そのまま続編を作ったところで2番煎じで終わっていただろう。
だが、あえて方向性をずらすことで、別の作品としての地位を確立している。
とはいっても、個人的には続編を作らないのがベストだったとは思う。
しかし、続編を作らないといけなかった以上、こういう内容にしたのはベターだったのではなかろうか。
>見るかどうか迷っている人へ。
結論としては、前作で世界観や映像表現を好きになれた人は迷うことなくいって欲しい。
きっと満足できるだろう。
しかし、前作で満足しており続きを見たくない、また解釈が分かれる芸術的な作品が好きではない人。
それに前作を見ていない人だ。
※おすすめの映画館
ドルビーシネマ≧imax gt>>その他imax>4dx
長くなってしまったが、最後に、私個人としてはこの作品を見て良かったと強く感じている。
この文を読んでくれた人が見に行くかは分からない。
しかしもし見に行くのだとしたら、私のようにこの映画に浸り、そして自分なりの解釈を持って欲しい。
それがこの映画の正しい楽しみ方だろうと私は信じている。
期待はずれ
終わってしまった‥
悪趣味。正直、こんなジョーカーは見たくない!
前作で深い悲しみと憎しみの中から生まれたカリスマ的ダークヒーローのジョーカーでしたが、以後目立った実績?を残す前に前作で犯した5人の連続殺人容疑で呆気なく逮捕されています。
彼は重度の精神疾患があるとされ精神病棟みたいな劣悪な施設に収監されてますが、連続殺人容疑の裁判を待ってる間に、ひょんなことからレディー・ガガさん演じる謎の女性リーと出会い混迷を深めつつ法廷闘争+「空想上のジョーカーの活躍??」をメインにストーリーが展開します。
レディー・ガガさんがキャスティングされている時点でなんとなく想像できたのですけど、ミュージカルっぽいシーンが頻発します。その中でのみ上記の「空想上のジョーカーの活躍??」が展開されるのですが、今の彼の環境下では過去の回想でもなく、あり得ない場面設定なので悪逆の限りを尽くしゴッサムを混乱に陥れたい・・・という「悪のカリスマの発露」はまるで感じることが出来ませんでした。
むしろリーに簡単に心奪われて、恋愛で現を抜かす情けないアーサーの側面ばかりが強調されて、対比的になぜかリーの自信漲る演技(歌はさすがに上手い!)ばっかり見せつけられて、これは主役交代の伏線なんでは・・・と邪推さえしたくなる始末でした。
以後もジョーカーのカリスマの剥奪を狙ってるとしか思えない脚本、演出、欠伸が出るつまらんミュージカルシーン(失礼)の雨霰で前作で積み上げた遺産さえ食いつぶしていきます。ゲンナリしながら観てましたら重ねて衝撃のラスト・・・あっけにとられたというのが正直なところ。
鑑賞後、私の中では、ダークナイトの今は亡きヒース・レジャーさん演じたジョーカーの存在感がより大きくなり、確固たる悪のカリスマとして定着したという結果となりました。
また、バットマンが存在しない世界線におけるジョーカーっていうオチなら、なかなかスジが通った作品だとは思います!
では。
ゴメンナサイ。自分には受け入れられませんでした・・・
公開されてから、全世界で賛否が真っ二つに割れているという本作。
前作が非常に良かっただけに、果たして自分にはどう映るのか興味津々でした。
で、鑑賞した結果・・・
何故こうなった???と困惑の嵐😅
前作からの正規な続編にも関わらず、恐ろしいくらい作風が変わってしまっている。
前作の、何が妄想で何が現実なのか分からなくなる狂った世界観。とことん堕ちていくジョーカーのヤバさ加減に魅了されたものだが、今作ではそんな刺激は全く無くなっている。
レデイー・ガガ扮するハーレイ・クインとの恋愛模様。
何かといえば歌を歌いだすふたり。
ミュージカル映画は好きだが、この作品にミュージカル要素は求めていない。
とにかく想定外の作風に戸惑うばかりでした。
せっかくのハーレイ・クインも、あれだけの頻度で歌ってたら、レデイー・ガガの為の映画か?と思ってしまう。
ラストも如何なものかと思いました。
バットマンの宿敵ジョーカーの誕生秘話のはずなのに、この結末をどう捉えたらいいものか・・・。
ただ、冷静に考えると、アーサー・フリックって名前はこの作品にのみ使われているジョーカーの名前。
原作のジョーカーは、ジャック・ホワイトが本名だし。
バットマンの宿敵のジョーカーとは別人で・・・
って事であれば、本作の結末も筋が通るのか?
いずれにしても、自分にとっては受け入れがたい作品でした。
今作を観ちゃうと、バットマンのジョーカーって設定なんて無かった方が良かったんじゃないかと思えてしまいます。
劇中歌は良かったです
格好つけたな
お題:こんなジョーカーは嫌だ
思ってた通り蛇足になった
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