ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
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うーん…なんだろう…
他の方のレビューのとおり、アメコミでもなく、ジョーカーでもなく、アーサーの物語。
自らが創り上げる、破壊する物語。
前作が衝撃作だっただけに、それを期待して観に行くと少し拍子抜けする。
熱が冷めて見直したら受け取り方が変わるかもしれないが、今の所の評価はそんなところ。
あとは歌が多めでミュージカル調。レディガガ歌うめーなー。
◼️「ジョーカーの全否定」ですよね
酷評だと言う事で身構えていたのですが、まあまあ良かったです。
ミュージカル部分も、そんなには気になりません。
前作から監督・役者は同じため方針はブレていません。
一言で言うと「悪のカリスマとしてのジョーカーの全否定」です。
今回はこれを見てジョーカーに成りきる人は現れないと思う。
ですがこの内容を知り自害する人が現れる様な気がします。
ただの社会に馴染めなかった、哀しい人として惨めに描かれているからです。
この世界線ではバットマンと争うどころか、存在しないかも。
【 酷評の理由 】
前作で大きな誤解が有ったんだと思います。
前作を見た人の多くが、
「これがジョーカーの誕生なんだ…」とか
「ここからあのダークナイトのジョーカーに繋がるのか…」とか
そう思ったに違いありません。
前作は確かにそれを期待させるラストにも見えました。
ですが今回「ダークナイトのジョーカーに繋がらない」ってのが、
はっきりしたため、期待を裏切られたように感じる人が多かったのかなぁと推測します。
なぜこの映画は賛否が分かれるのか
私はこの作品に⭐︎4と付けた。
しかし、自分自身でもこの評価に納得はいっていない。
なぜなら、この映画は評価を与えるのが非常に難しい...いや無理だと感じているからだ。
ドルビーシネマで10/11の公開日に鑑賞。
>まず分かっていただきたいのは、⭐︎4とはいっても全ての項目が⭐︎4前後というわけではない。
満点に近いと感じた部分も多く存在する。
それは“俳優の演技”と“映像美”、“世界観”だ。
前作同様のクオリティを期待して問題ない。
加えて、今作は歌のシーンが多く登場する。
その部分に関しても、世界観にマッチしていて、それにレディーガガの活躍も相まって、非常に満足できる出来であった。
(ホアキンフェニックスの歌唱力については、是非劇場で確認して欲しい)
>さて、今作で議論になるのはストーリーだろう。
正直なところ、面白かったかと言われれば、素直にハイとは言えない。
というのも、前作とはジャンルがだいぶ違うからだ。
前作は内容的にはどちらかと言えばヒューマンドラマになるだろう。
起承転結もそれなりにあったし、小説にしても成り立つストーリーの構造だったと思う。
しかし、今作は個人的には一種の芸術作品という印象を受けた。
しっかりした物語、起承転結があるわけではない。そして、映画でしかできない表現で、人によって多くの解釈ができるようになっている。
私は2作目というより『スピンオフ』という方がしっくり来た。
もちろん、話は続きでで間違いないのだが、とはいえ続編というにはジャンルや話の構成がが違いすぎる。
>なぜ賛否が分かれているのか。
JOKER(前作)にどのような面白さを見出していたか、が大きな理由の一つだと私は感じている。
まず楽しめた人。
その人たちは前作に“俳優や独特な撮影技法を含めた世界観”や“人間の心理描写を含むヒューマンドラマ“に魅力を見出せたのだろう。
一方、楽しめなかった人。
それは上記で書いたような魅力よりも、”悪役としてのかっこよさ“や”純粋なストーリーとしての面白さ“。
詰まるところ、ダークなアメコミとしての魅力を感じていたのではないだろうか。
つまり、
(タクシードライバーのような)『ダークなヒューマンドラマ』として見ていたか、
『アメコミの映画』として見ていたかが大きな分かれ目だったのではないかということだ。
>いろいろ書かせていただいたが、続編としては一つの正解だと感じている。
前作の出来は素晴らしく、そのまま続編を作ったところで2番煎じで終わっていただろう。
だが、あえて方向性をずらすことで、別の作品としての地位を確立している。
とはいっても、個人的には続編を作らないのがベストだったとは思う。
しかし、続編を作らないといけなかった以上、こういう内容にしたのはベターだったのではなかろうか。
>見るかどうか迷っている人へ。
結論としては、前作で世界観や映像表現を好きになれた人は迷うことなくいって欲しい。
きっと満足できるだろう。
しかし、前作で満足しており続きを見たくない、また解釈が分かれる芸術的な作品が好きではない人。
それに前作を見ていない人だ。
※おすすめの映画館
ドルビーシネマ≧imax gt>>その他imax>4dx
長くなってしまったが、最後に、私個人としてはこの作品を見て良かったと強く感じている。
この文を読んでくれた人が見に行くかは分からない。
しかしもし見に行くのだとしたら、私のようにこの映画に浸り、そして自分なりの解釈を持って欲しい。
それがこの映画の正しい楽しみ方だろうと私は信じている。
期待はずれ
終わってしまった‥
悪趣味。正直、こんなジョーカーは見たくない!
前作で深い悲しみと憎しみの中から生まれたカリスマ的ダークヒーローのジョーカーでしたが、以後目立った実績?を残す前に前作で犯した5人の連続殺人容疑で呆気なく逮捕されています。
彼は重度の精神疾患があるとされ精神病棟みたいな劣悪な施設に収監されてますが、連続殺人容疑の裁判を待ってる間に、ひょんなことからレディー・ガガさん演じる謎の女性リーと出会い混迷を深めつつ法廷闘争+「空想上のジョーカーの活躍??」をメインにストーリーが展開します。
レディー・ガガさんがキャスティングされている時点でなんとなく想像できたのですけど、ミュージカルっぽいシーンが頻発します。その中でのみ上記の「空想上のジョーカーの活躍??」が展開されるのですが、今の彼の環境下では過去の回想でもなく、あり得ない場面設定なので悪逆の限りを尽くしゴッサムを混乱に陥れたい・・・という「悪のカリスマの発露」はまるで感じることが出来ませんでした。
むしろリーに簡単に心奪われて、恋愛で現を抜かす情けないアーサーの側面ばかりが強調されて、対比的になぜかリーの自信漲る演技(歌はさすがに上手い!)ばっかり見せつけられて、これは主役交代の伏線なんでは・・・と邪推さえしたくなる始末でした。
以後もジョーカーのカリスマの剥奪を狙ってるとしか思えない脚本、演出、欠伸が出るつまらんミュージカルシーン(失礼)の雨霰で前作で積み上げた遺産さえ食いつぶしていきます。ゲンナリしながら観てましたら重ねて衝撃のラスト・・・あっけにとられたというのが正直なところ。
鑑賞後、私の中では、ダークナイトの今は亡きヒース・レジャーさん演じたジョーカーの存在感がより大きくなり、確固たる悪のカリスマとして定着したという結果となりました。
また、バットマンが存在しない世界線におけるジョーカーっていうオチなら、なかなかスジが通った作品だとは思います!
では。
ゴメンナサイ。自分には受け入れられませんでした・・・
公開されてから、全世界で賛否が真っ二つに割れているという本作。
前作が非常に良かっただけに、果たして自分にはどう映るのか興味津々でした。
で、鑑賞した結果・・・
何故こうなった???と困惑の嵐😅
前作からの正規な続編にも関わらず、恐ろしいくらい作風が変わってしまっている。
前作の、何が妄想で何が現実なのか分からなくなる狂った世界観。とことん堕ちていくジョーカーのヤバさ加減に魅了されたものだが、今作ではそんな刺激は全く無くなっている。
レデイー・ガガ扮するハーレイ・クインとの恋愛模様。
何かといえば歌を歌いだすふたり。
ミュージカル映画は好きだが、この作品にミュージカル要素は求めていない。
とにかく想定外の作風に戸惑うばかりでした。
せっかくのハーレイ・クインも、あれだけの頻度で歌ってたら、レデイー・ガガの為の映画か?と思ってしまう。
ラストも如何なものかと思いました。
バットマンの宿敵ジョーカーの誕生秘話のはずなのに、この結末をどう捉えたらいいものか・・・。
ただ、冷静に考えると、アーサー・フリックって名前はこの作品にのみ使われているジョーカーの名前。
原作のジョーカーは、ジャック・ホワイトが本名だし。
バットマンの宿敵のジョーカーとは別人で・・・
って事であれば、本作の結末も筋が通るのか?
いずれにしても、自分にとっては受け入れがたい作品でした。
今作を観ちゃうと、バットマンのジョーカーって設定なんて無かった方が良かったんじゃないかと思えてしまいます。
劇中歌は良かったです
格好つけたな
お題:こんなジョーカーは嫌だ
思ってた通り蛇足になった
カッコつけて解った風な事は言いません 素直に「最高につまらなかった」
IMAXカメラで撮ったという事なのでIMAXで鑑賞、前作同様にサスペンスフルで緊張感漂う重厚な映像とチェロがベースのサウンドは素晴らしかった
そして前作から5年ぐらい経っているのに全く変わらずヤバすぎるホアキン・フェニックスさんの風貌と演技も素晴らしかった
でも、ミュージカル調はダメだ。
さらに後半は法廷劇の様相。
なんかいろいろブッ込みすぎて全編中途半端になってしまったという印象
一足先に公開されている本国アメリカを筆頭に諸外国で酷評に晒されているのも納得
突然 歌が入るので、せっかくの緊張感と没入感がブチブチに切られて乗れなさすぎる、いちいち自分の意思に反してブレーキをかけられる車の運転の様でメチャクチャ不快でしかなかった(ちなみにミュージカルが苦手なわけではなく、どちらかというと好きな方ではあります)
勿論、歌詞とシーンがリンクしているんだろうし、歌うことが前作に引き続きチャールズ・チャップリンさんの『モダンタイムス(1938)』へのオマージュとなっているのは解りますが、とにかくダメだった
前作が大好きなだけに非常に残念
映画による治療 Therapy through film
前作は観た。
で今作を観ながら、
前作が社会に与えた影響が
本当に洒落にならなかったんだな
とジワジワ思い至った。
ここ最近のハリウッドのコミック実写化は
リアル思考、リアルにしたらどうなるか
という傾向が強く、
映像技術の高度化と相まって、
現実との区別がつかなくなってきている。
故に、前作の描き方は、
ヤバかった。
多くの人が「ジョーカーは私だ」
と思っても不思議はない。
日本では、そこまでではなかったのは
社会状況が違うし、アーサーは英語話してたし。
そこでジョーカーに共感した人が
抜けられなくなるほどに、
リアルさの度合いが高過ぎた。
虚構は虚構、
現実は現実、
ジョーカーはいない、
と目を覚まさせる必要がある。
観る前は、
ジョーカーが、よく知っているジョーカーになって
あわよくばこの世界のバットマンとか出てくるのか
と思っていたが、
そんな事したら現実に勘違いした
どこかの富豪が
押しかけバッドマンやって
さらに混乱するだろう。
今作を観ながら
これは治療だ、と思った。
映画を観ているのか、
リアルに中継を観ているのか、
外に出たら、
ジョーカーを支持する群衆が居るんじゃ
と錯覚してきた。
これは、夢から覚めるための治療だ。
I watched the previous film.
And while watching the latest one,
I gradually realized just how much of an impact
the previous film had on society.
Recent Hollywood adaptations of comic books
tend to lean heavily towards realism—
what would happen if it were real?
This trend, combined with advancements in visual effects,
is making it harder to distinguish between reality and fiction.
That’s why the way the previous film was portrayed
was intense.
It’s not surprising that many people thought,
“I am the Joker.”
In Japan, it didn’t go that far,
because the social situation is different, and Arthur was speaking English.
The level of realism was so high that it trapped people
who resonated with the Joker.
Fiction is fiction,
reality is reality,
the Joker doesn’t exist,
and people need to wake up.
Before watching the latest film,
I thought the Joker might become the Joker I know well,
and maybe Batman from this world would show up.
But if that happened, some wealthy person misunderstanding the situation
might rush in to play Batman, causing even more confusion.
As I watched the latest film,
I felt like this was a form of therapy.
I wasn’t sure if I was watching a movie
or a live broadcast.
I even started to imagine that when I step outside,
there might be a crowd of people supporting the Joker.
This film is therapy to wake us from that dream.
ジョーカーよりアーサーの生い立ちや心情が中心か
結構面白かったよ!
前作と比較してはいけない
続編となる今作「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」は、予想以上にリー(ハーレイクイン)パートが長い。『ミュージカルでありラブストーリー』という事前評の通り、めちゃくちゃガガの歌唱シーンが多いのです。勿論素晴らしいパフォーマンスですし、アーサー(ジョーカー)の独特のパフォーマンススタイルは健在で、見応えがありました。ですが、ミュージカルパートの多くは“アーサーの脳内妄想”であり、何度も同じように繰り返すため、少し飽きてくる。一つ一つは素晴らしいのですよ。でも長いんだよなぁ…。前作はアーサーの妄想と現実の境界線が曖昧で、観ている側も翻弄されるのもまた見事な特徴の一つでしたが、今作は【ミュージカル=現実ではない】という線引きがハッキリしているのもまた、ミュージカルパートを食傷気味に感じてしまった要因かもしれません。
法廷でのやり取りは、狂気と冷静さとが混在するアーサーの振る舞いによる緊迫感が終始続き、また、ジョーカーに感化されていく人々の姿も印象的。一方で、ジョーカーではなくアーサーを知る人々が証言台に立つ様は、その証言に対するアーサーの反応も相まって、苦しくて観ていられなかった。
また、通してビジュアル面が素晴らしく、ワンカットワンカットが物凄く画力があるし、ライティングやカラーリング、衣装、美術、俳優陣が体現するキャラクター像どれもが最高でした。
不満がないわけではないし、現時点だと続編を作った意味を正直あまり感じられていませんが、個人的にあらゆる面で完璧な作品だと思っている前作とは切り離して考えないとですかね。ただ、アーサーに対してはやはり同情の気持ちが強く、悪のカリスマとして大衆に受け入れられるある種の幸せの形を得られた前作のラストをハッピーエンドとも感じていたので、今作によってそれが打ち砕かれてしまったことは物凄く辛く哀しいのです。
まだまだ理解を深めていきたい要素がたくさんあるので、今後また感じ方が変わっていくかもしれませんが、今の率直な感想でした。
圧巻だった…良かった!84点
率直な感想は前回の作品よりも悲しいなぁ…レディ・ガガが喋る度にミュージカルが始まって、ん〜なんだかなぁと思ったけど圧巻されました…!いや凄かった…!ホアキン・フェニックスも歌上手いんだ!って思っちゃいました!
とにかく音楽に力入れました!みたいな情報あったんですがほんとその通り。まるでミュージカル見てる感じ!(生のミュージカル見たことないですw)
そうそう、この表現の仕方すげぇ!と思ったのが、面会するときにレディ・ガガさんがガラスに口紅を書くシーンがあるんですが、ホアキンさんがすっとガラスに書いてある口紅に合わせるところが鳥肌立ちました…!表現の仕方かっこいいだろ…!
あとホアキン・フェニックスまじで体ガリガリに痩せててほんと凄い…(あれはリアル痩せしてると思う)
ジョーカーは居なかった。
終始ピエロに茶化されているような感覚だった。
頼むからもう歌わないでくれ、なんでこうなった。
前作とは別物。
もともとジョーカーは居なかったのかもしれない。
それが狙いならすごい映画だ。
みんなが見たかったのはジョーカーで、これはアーサーの物語。
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