劇場公開日 2024年10月11日

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ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価

全479件中、321~340件目を表示

4.5ジョーカーはアーサーを救ったか

2024年10月13日
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「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」トッド・フィリップスがジョーカーに落とし前をつけた完璧な続編。「俺の思てたジョーカーとちゃう!」と憎悪を浴びているが、全面支持。妄想ミュージカルシーンを含めて素晴らしかった。個人的にはジョーカーとは何だったのかが分かるゲイリーの証言シーンがクライマックス。泣いた。

アーサーは虐げられた痛みから産み出したジョーカーのためにゲイリーという優しいたったひとりの友人を痛めつけて失う。やはりこれは悲劇だよね。

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ピンボール

2.0「アーサー」に戻りたかった「ジョーカー」。3度殺される。

2024年10月13日
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泣ける

悲しい

難しい

「社会」から拒絶された人間は、生きていくことはできない。それが「社会的に」であろうと「直接的に」であろうと。
 前作の「アーサー」は、その「社会」との関係性を何とか保とうとして、最終的に「暴力」という手段を用いた。そして、「ジョーカー」が誕生し、一部の「社会」はそれを受け入れ、「カリスマ」となった。
 この一連のジョーカー誕生の経緯が、私は好きだった。ダークナイト版のそれよりも、とても親近感があったし、真にあり得ないことではないなと感じさせられたからだ。
 今回の作品では、主に、裁判を通して話が展開していくが、弁護手法は、この手の裁判でよくありがちな二重人格戦術で、別人格の「ジョーカー」が犯罪を・・・・・みたいな。そして、周囲は、社会も、因人仲間たちでさえも、「ジョーカー」を神格化して、決して「アーサー」であることは許されない雰囲気が蔓延していく。
 しかし、実際のところ、アーサー自身はどう受け止めていたのだろうか。
彼は、精神的に強い人間ではない。むしろ、とても繊細でガラスのようにもろいだろう。だとするならば、永遠に「ジョーカー」を演じ続けることなど、到底、不可能なはずだ。
 裁判途中で、「アーサー」は、「ジョーカー」を引き合いに出そうとする自分の弁護人を解任し、自己弁護の方法とるが、その時、私は、「あぁ、彼は、「ジョーカー」でなく、「アーサー」として裁かれたかったのか。」と勝手に思ってしまった。裁判結果はどうであろうが、「アーサー」に戻りたかったのではないかと。
 そして、彼は、「ジョーカー」誕生の地である、あの階段に辿り着き、「アーサー」として再生を望むものの、再び「リー」から拒絶される。そして、最終的に用済みなった「アーサー」は、因人仲間では最大の理解者であったはずの若者から実際に死刑を執行される。
 思い起こせば、前作も含めて、彼は3度殺されている。1度目は、前作で「社会」から。2度目は本作で、「リー」から。そして、最後に、本当に「因人仲間」から。
「アーサー」が犯した罪を肯定などできるわけないし、映画内容を現実のことの様に語ってはならないが、前作も含めて思うことは、「社会」は「アーサー」を本当に救うことができなかったのかということ。100人全員を救うことはできないかもしれないが、少なくとも、救いのシグナルを拾えるぐらいのアンテナを持っていてほしいしとは思う。
「社会」に翻弄され、「社会」に殺された「アーサー」。彼の冥福を祈ります。
 作品自体の内容やホアキンのキャラクターに対する役作り・体作りは、大変に素晴らしいですが、ミュージカル映画を全く鑑賞したことがなくて免疫がないためか、途中、頻繁にスクリーンに流れる「リー」とのダンスや歌唱の場面にどうしてもなじめず、もっと別の表現方法があったのでは思ってしまう。原作のDCコミックもこのような内容なのか。結果、評価ついては、内容は★★★★ですが、全体としては★★にした。

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チャキオ

3.5ジョーカーに求めるものの違いが評価の違い

2024年10月13日
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悲しい

難しい

ホアキン・フェニックスがアカデミー主演男優賞に輝いた前作「ジョーカー」の続編。いやが上にも期待は増し、公開2日目にIMAXで鑑賞してきました。

ストーリーは、前作での殺人の罪で収監され、自身の罪と向き合うかのように穏やかに過ごしていたジョーカーことアーサー・フレックが、自身の前に現れた謎めいた女性リーに惹かれ、彼女に煽られるかのように再びジョーカーとしての振る舞いを取り戻し、自身の裁判さえも嘲笑うかのように周囲を翻弄していくというもの。

ホアキン・フェニックスの名を不動のものとした前作同様、本作でも彼の名演に魅了されます。役作りのために極限まで減量したであろう肉体や独特の乾いた笑い声から、アーサーの悲哀がひしひしと伝わります。一方で、リーと出会って赤いスーツに身を包み高らかに歌う姿から、ジョーカーとしての強い自信のようなものを感じます。そして、その両者の間で揺れ動く不安定な心情が、彼の全身からヒリヒリと伝わってきます。

その不安定さの原因となっているのが、謎の女性リーです。ジョーカーの熱狂的な支持者であり、言葉巧みに彼に近づいていきます。リーの境遇に親近感を覚え、惹かれていくアーサーの気持ちはよく理解できます。しかし、それがジョーカーに近づくためのリーの嘘だと知った時、アーサーは再び心に深い傷を負います。リーが求めていたのは弱く惨めなアーサーではなく、強く破壊的なジョーカーなのです。

一方、法廷ではかつての友人がアーサーの善なる一面を振り返りながら、今は恐怖を感じていると吐露します。かつて強者に打ちのめされたアーサー自身が、今や強者ジョーカーとなって恐怖を与えていると知り、己の行為や存在のもたらす影響を省みたことでしょう。そんなアーサーがジョーカーの仮面を捨て、自らの罪を告白する姿が切ないです。自らの手でジョーカーにピリオドを打ったアーサーですが、すでにジョーカーはアーサーだけのものではありません。ジョーカーという偶像を彼に求め、ある者はアーサーの元を去り、ある者はアーサーに失意をぶつけます。

結局、「ジョーカー」とは、本当の自分を認めてくれていた人の存在に気づかず、自ら創り出した偶像に翻弄され続けた、憐れな男の物語だったのだと思います。本作は、前作で誕生したカリスマ・ジョーカーに自らの手で決着をつける、見事なアンサームービーになっているような気がします。

とはいえ、ミュージカル映画ばりに押し寄せる歌の多さと茶番のような裁判のおかげで眠気を誘われ、鑑賞中は何度も意識が飛びかけました。しかも、鑑賞前は、今度はどんな破壊的なジョーカーを見せてくれるのか、そこにハーレイクインが加わりどんな化学反応を見せてくれるのかと期待していたので、観たいものが観られなかったという不満が大きかったです。レディー・ガガを迎えたことでこうなったのなら、このキャスティングは失敗だったと言わざるを得ず、何だか残念な作品だったという印象です。しかし、そう感じてしまうのも、劇中の大衆と同じようにジョーカーを偶像崇拝する心理から生まれる期待感だったのかもしれません。そう思って振り返ってみると、本作も決して悪い作品ではなかったと思えてきます。

主演はホアキン・フェニックスで、もはや何も言うことはありません。共演はレディー・ガガで、その存在感は圧倒的ですが、それが作品にプラスとなっていたかは微妙です。脇を固めるのは、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ、リー・ギルら。

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おじゃる

3.0所詮ネコに恋するスカンク

2024年10月13日
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彼はアーサーなのかジョーカーなのか。それを映画内でも観客にも問うてくる。前作よりもテーマはスケールダウンした感は否めないが、音楽でより深掘りされている。
現実と妄想の境界線が不明瞭で混乱しつつ考察しながら観るが、それは前作で既に味わっている。

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ななな

5.0映画史に残る作品。

2024年10月13日
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悲しい

知的

「現実世界での暴力を誘発するのではないか」という非難に対して、今回の続編では見事に答えを映像化しています。監督トッド・フィリップスの才能は健在で、期待された前作の単なる続編にとどまらず、自己模倣に陥ることなく、ジョーカーの心情を深く掘り下げつつも、エンターテイメント性を際立たせています。賛否両論あるものの、私にとっては映画史に残る傑作です。興行成績にかかわらず、ホアキン・フェニックスの演技には最大の賞賛が与えられるべきだと思います。

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Syochan17

4.5ホアキン・フェニックスとレディ・ガガの演技が圧巻❗️

2024年10月13日
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悲しい

興奮

難しい

ジョーカーに続いて今回もアメコミのバッドマンのジョーカーのイメージをなくして観た。
ストーリーはラストに関しては突っ込みを入れたいが、ストーリー以上に上回ったのがホアキン・フェニックスとレディ・ガガの演技だった。圧巻だし素晴らしかった。
ジョーカー役のホアキン・フェニックスの役作りが素晴らしかった。
賛否が日本でも見事に分かれた作品だが、私は賛をとる。
ジョーカーもそうだが、今回の作品もアメコミのバッドマンのジョーカーのイメージを捨てて観るとむしろいいのかもしれない。

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ナベさん

2.0違うよなー

2024年10月13日
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なんだろ。一言、つまらない。何回時計と睨めっこしたことか。楽しめてみたのはレディーガガのみ。化粧でそんなに変わるのね。それしか残らない残念ながら作品でした。
ストーリー性の無いなんだかよくわからない作品でした。

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ケビタン

2.0裁判ばかり

2024年10月13日
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理不尽な社会への反逆者、民衆の代弁者ジョーカーとして祭り上げられたアーサーの前にリーという謎めいた女性が現れた。ジョーカーに共感したリーや群衆は盛り上がり、アーサーは裁判で弁護士を解任して自らが弁護人となり・・・という前作の後日談。

狂気のジョーカーぶりは全く無く、裁判シーンばかりで冴えなかった。
リー役のレディガガが主役、かと思うほど彼女は存在感有ったけど、妊娠はホント?ウソ?
裁判所への自爆テロは何だったんだ?
結局リーにも捨てられ、狂った男に刺し殺され、なんちゅうストーリーだったんだろう。
つまらなかった。

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りあの

3.5前作と比較するとテーマがよく分からない

2024年10月13日
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 一作目は傑作だが、続編の出来が微妙な映画やドラマって多いが、今作もそういった映画だった。

 前作は社会的弱者が殺人を契機にダークサイドに堕ちていき、悪のカリスマへと変貌するテーマでよくまとまっていた。今作はというと、レディー・ガガ演じるリーとの出会いがストーリーの肝になるが、それを通じて何を描きたいのかよく分からなかった。監督としては、孤独な人生を送ってきたアーサーに対して真に理解を示し、寄り添ってくれたリーとの恋愛を通じて、初めて彼の中に芽生えた希望を描きたかったのかもしれない。しかし、サイコパス同士の歪んだ恋愛関係以上のものを感じず、そもそも彼女を出す必要があったのかさえ疑問に思ってしまった。途中でしばしば出てくるアーサーとリーのミュージカルも、それ単体で見れば魅力的なものの、必要性に関しては疑問だった。

 他にも気になる点があった。まず、アーサーがジョーカーのメイクをして出廷するところ。ジョーカーの姿が、失うものが無い人間たちのシンボルとなり、大勢の暴徒を生み出すことにつながっているのに、そのメイクでなぜ出廷を許されるのが疑問だった。しかも裁判というよりは、ただのジョーカーのパフォーマンスの場になっている。また、普通の裁判よりも多分警備が強化されているはずなのに、裁判所の爆破を成功させられる点も、リアリティを感じなかった。以上の点から、前作と比較して大きく劣る内容に感じられた。

 ただ、刑務所の退廃的な雰囲気や音楽など、演出面に関しては前作同様に良かったので☆+0.5。

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根岸 圭一

0.5あのエンディングはないよねぇ・・

2024年10月13日
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jokerを観た時は思いっきり後頭部をハンマーで叩かれる程の衝撃で何日かはまともに生活できませんでしたが・・その覚悟で観たつもりが・・誰もが少なからず持っている狂気の世界を観たかったのに、スクリーンに映るのは罪を犯した老いぼれの主人公。最後は好きな女性に救いを求めたり、そもそもjokerなんぞ存在しないと言う始末 見たくありません。前作で劇薬を飲んでしまった人への解毒剤となってしまった本作。あの前作は何だったのだろうか・・納得いきません!

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momo

3.5「外」から「内」へ。ジョーカーからアーサーへ。

2024年10月13日
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前作はジョーカーが外(社会)に向かって、今作はアーサーが内(自分の心)に向かっていると感じ、これは対として2作ペアで完結する物語だと思いました。

前作でヒーローに祭り上げられたジョーカー=アーサーが、今作ではジョーカ=アーサーではないただの孤独な男のリアルが描かれています。
この作品が上映された時に、映画と同様にジョーカーをカリスマ視するような現象が若者の間にあったとアメリカのニュースで見聞きしたことがありました。
これを受けたのかどうかわかりませんが、監督は大量殺人を犯した人への業といいますか、現実を描ききる必要性を感じたのではないでしょうか。ただそれを表現するには直接的ではなく、できるだけ観客に受け入れやすい形で届けたい。
それがミュージカルというフレーム、それを体現できるのはレディガガ演じるリーの存在が必要だった。もちろん、歌唱力という点においても。
賛否両論あるみたいですが、私はこの手法に好意的です。なぜならアーサーの孤独な独白が続けば、またカリスマ化されてしまう恐れがあるためです。彼のカリスマ性が歌で中和されてました。

印象に残ったシーン。
裁判所で証人を演じたゲイリーが「自分に唯一優しくしてくれたのはアーサーだけだった」と発言し、(恐らく妄想シーン)ジョーカーの鎧を被ったアーサーが表情を思わず崩す場面がありました。
彼が孤独じゃないことに気づいた瞬間でした。
時すでに遅し、ですが。

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ねじまき鳥

3.5ガガファン向けミュージカル

2024年10月13日
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最近のアメリカ映画は品がない。
なんか、汚らしくみえる。
ガガの歌を初めて聴いた(笑)
気持ち悪いミュージカルかな。
ロッキー・ホラー・・・とかリトルショップ・・・のほうが健康的で楽しかったと思います。

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ジャイケル・マクソン

3.5ハーレイ・クインの必要性...

2024年10月13日
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悲しい

難しい

ハーレイ・クインの必要性があるか?と思いました。

前作でアーサーがジョーカーになって行くさまを描き、今作でジョーカーがアーサーに戻っていくさまを描いていますが

ハーレイに関しては、ハーレイ・クインというよりただのジョーカーのファンに見えました。

予告でカッコよく踊っているシーンも
ほとんど回想シーンで、かっこよく歩いてるシーンもただアーサーの裁判の傍聴に向かっているだけでした。

予告編が全てではないとは思いますが
予告とあまりに違う作品でした。

前作の哀愁漂う世界観と
爆破シーンなどあるアクション要素と
少し混同しているのも気になりました。

伝えたい事が分からない訳ではないのだが
少し色々取り込みすぎて情報量が多く、
纏まりが少なく感じました。

前作の続きですが
全く別の作品も分けて考えられる人、
初めて見る人は面白い作品かもしれません。

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ネコジャラ氏

3.5DCU版『ジキル&ハイド』?

2024年10月13日
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感想を書こうかどうか迷う作品でした。という言い方をするとつまらなかったのかと誤解されそうですが、非常に興味深く鑑賞させて貰いました。
冒頭から何故こんな書き出しをするのかというと、個人的に前作『ジョーカー』には続編は要らないと思っていたのと、事前に本国公開で酷評の嵐だったという噂を聞いていたからというのも少しあります。
更に今回は少し変則的な見方をして本作を鑑賞した後に無性に『ジョーカー』を見返したくなり、家に帰って直ぐに(公開時から)2度目の鑑賞してしまい、あらためて『ジョーカー』の凄さに圧倒されてしまったので、見たばかりの本作『フォリ・ア・ドゥ』が既に少し霞んでしまいました。
だからと言って、本作が酷評の嵐になる程の出来の悪い作品では決してなく、単純に個人的期待値と違ったという(アメリカ人の)短絡思考ファンの多さを表しているだけの現象だと思えました。
だから酷評の嵐という噂を聞いても全く信用していなかったし、むしろ私は続編は要らないと思っていた作品がどのように料理されたのかの興味の方が強かったですね。しかし、酷評した人達は続編にどの様な作品を期待していたのかが逆に気になりましたよ。

『ジョーカー』の凄さって「アメコミのキャラを使って、それをリアル世界に当てはめたらどのような人間ドラマが生まれるか?」の一種の変則的な実験的作品であり、それは通常のアメコミ映画のエンタメ要素を排除し、人間ドラマに徹することでこの様な変種の傑作が生まれた凄さでしょ。
なので当然続編もそうあらねばならない訳で、だから個人的には続編は要らないと思っていたのですよ。で、本作を見て同じ監督やスタッフなので当然前作のリアルテイストを守った流れなのだから、必然的にこうなるよなという作品に仕上がっていましたよ。
上記と重なりますが、逆に酷評をした人は本作をどのような作品にして欲しかったのか?それが知りたいです。

私の鑑賞後の個人的な意見としては、『ジョーカー』の続編としては別になくても良かったけど、作るとしたらこのやり方がベストだと思うし、ヘンに方向転換しなくてホッとしました。
ただ、本作のタイトルは『ジョーカー』ではなく『アーサー』にして欲しかったですね。この映画は2作でジョーカーとアーサーの両方の物語を完成したかったような気がします。
言わばDCU版『ジキル&ハイド』として、人間の二面性を同等(同量)に描きたかったのかも知れませんね。

追記.
冒頭のアーサーの瘦せ過ぎた半裸の上半身の後ろ姿が本物なのかCGなのかが凄く気になってしまった。特に(確か左側?)の肩甲骨が気持ち悪いくらいの出方になっていた。
『ジョーカー』の時よりも痩せていたが、帰ってから『ジョーカー』を見直すと同じように左肩甲骨が飛び出ていた。
CGでなく本当に痩せてそうなっているのなら、ホアキン自身の身体の歪みという事になり、あれは整骨院に行って治療しないといけないレベルの身体の歪みだと思える。
あれがCGで演出ならば、ジョーカーとアーサーのバランスの悪さを身体でも表していたのかな?

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シューテツ

3.5何か期待してたのとは違う@@賛否吹き荒れる法廷ミュージカル

2024年10月13日
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悲しい

怖い

ホアキンが凄すぎた前作は世界に衝撃!
アメコミ史上初〜アカデミー賞主演男優賞受賞作品の続編

アーサーとジョーカーは別人格なのかが焦点
オープニングのアニメーションで今回は何か違う雰囲気
前作の答え合わせをしながらの現実と妄想入り乱れての法廷ミュージカル
これは賛否も致し方ないですが・・・何か期待してたのとは違う@@

ガガさんの歌唱力
とダークでミステリアスなハーレイは、別のスピンオフもありかも!?
しかし今回もホアキンさんは、☆5つの役作りと演技継続〜素晴らしい!!

ただ私的には、アメコミ題材だけに台詞なくてもいいので・・・
過去にブルースとゴードンを演じた役者さんの誰かが、法廷か群衆の中にいて欲しかったです!

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eigatama41

4.0そやしていいやら、そしっていいやら

2024年10月13日
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泣ける

悲しい

興奮

タイトルの「Folie à Deux(フォリ・ア・ドゥ)」は
単純に訳せば「二人狂い」だが、
「感応精神病。精神障害の妄想性障害の一つ」とも書かれている。

五人を殺害(実際は自身の母親を含め六人)し
精神病棟の監獄刑務所に収監された『アーサー(ホアキン・フェニックス)』。

裁判を待つ身も、その体は骨が浮き出るほどに瘦せ細り、
周囲への反応も鈍く、生ける屍のよう。

しかし囚人たちの中には、『ジョーカー』を熱狂的に支持する者は居る。

また、世評も、彼の行為は幼い頃の虐待が影響している、と
同情的に見る向きもある。

『リー・クイン(レディー・ガガ)』は『ジョーカー』の強烈な崇拝者。

策を弄し、彼に会ったことで、二人の間に恋愛感情は芽生え
『アーサー』は生気を取り戻す。

妄想ではない、生身の女性との初めてのふれ合い。

彼女は彼を自身が望む形の『ジョーカー』として蘇生しようとし、
また『アーサー』もそれに応える。

法廷での場面は象徴的。再びピエロのメイクをして現れた『アーサー』は
うってかわって傲岸不遜に。

傍聴席の『リー』もそれを見てほくそ笑む。

相互依存の関係は次第にエスカレーション。
二人だけの世界に酔いしれる。

これがタイトルの指し示すところだろう。

しかし裁判が進み、多くの証人の声を聴くに連れ、
彼の心は揺らぎ出し、『ジョーカー』の仮面は剝がれて行く。

それを目の当たりにした彼女は『アーサー』を拒み、
悲しい結末へと繋がる。

前作は、主人公の造形を含め〔キング・オブ・コメディ (1982年)〕をなぞるように描かれた。

ただ最後に、「スタンダップコメディアン」としての名声が、
『ジョーカー』として名を馳せることにすり替わる。

当初は誇大妄想狂だった『ルパート(ロバート・デ・ニーロ)』が
「キング・オブ・コメディ」の名声を得(妄想かもしれぬが)、
こちらの世界では大物芸人の『マレー』として殺害されるのは寓意に満ちている。

『マレー』の決め台詞「That's life!」が、
本作では「That's Entertainment!」に置き換わる。

劇中に流れる〔バンド・ワゴン(1953年)〕で使われた一曲も、
この歌詞が本作の至る所に偏在する。

賛否両論の評価になりそうも、
劇中の裁判に対する両極の世評が
まさに現実世界でも体現されるよう。

「ミュージカルなど観たくは無かった」との声も上がるだろうが、
本作は{ミュージカル}には非ず。

それらの場面は全て二人の、とりわけ『リー』の妄想であり、
やはりタイトルに帰結する。

ラストシーンに集約される
全ての夢が破れた悲しい男のドラマが実態なのだ。

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ジュン一

3.0いたって古典的

Kさん
2024年10月13日
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映像は最高。でも目新しさはなく、「愛と青春の旅立ち」の主人公の友人シドとリネットを思い出した。そんなところからしても物語はいたって古典的。受け手である我々が求めているからなのだろうけれど、この多様性の時代にジョーカーかアーサーかといった二項対立的な概念から離れられない。

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K

3.5アーサー フォリ・ア・ドゥ

2024年10月13日
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興奮

カートゥーンアニメから始まりタイトルロールまで期待が高まる出だしでワクワクしながら勝手に観る側が"ジョーカー"になったアーサー・フレックを想像しながら何も起こらない展開、ジョーカーにはならない、なれない、ならなかった、なれなかった←全部意味同じ?アーサーが何者でも無かった現実を非現実の中で描く残酷性??

そりゃ自分の指を切断して玄関のドアに打つける『イニシェリン島の精霊』でのブレンダン・グリーソンの方がイカれてる、アーサーとレディー・ガガの関係性は普通の男女が恋愛をする関係性と何ら変わりはなく、薄情過ぎる女と空気が読めないウブな男性が傷付いて。

仮にアーサーがジョーカーならやはりバットマンの存在があってこそ生きる意味を保つジョーカーな訳でツッコミのバットマンが何者かではあるがまだ子供だし役不足、どっかにジョーカーはいるんだろうなぁ、アーサーでは無かっただけで、御丁寧にハービー・デントまで登場させるんだから。

盛り上がった前半戦がまるで無かったかのような後半からの終盤戦、でも酷評では無いかな、嫌いにはなれない。

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万年 東一

4.5「笑い方が彼しかできない」

2024年10月13日
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知的

今年238本目。

笑い方が彼しかできない。そこ見るために映画鑑賞したような気が。作品が進むと前作をどんどん思い出して行く証言があって「あぁ続きなんだなあ」と実感。人生訓で好きな映画。

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ヨッシー

4.0切ない!

2024年10月13日
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泣ける

ジョーカーの映画だよ!悪魔か?カリスマか?
ラブストーリーだね♪ハッピーエンドを望んでいた人も多かったのではないかなあ~。
主演のホォアキン フェニックスさんの新しい
一面も観れてまた最後にジョーカーも演じれて良かったと思う!続編には凄く慎重派の俳優
さんだから一作目とは違う期待感で観賞して
みて!
吹き替え版を観賞すると違う解釈が見えるかも!

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リラックマ
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