ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビュー・感想・評価
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脚本崩壊?途中でガガ入り?
一番感動したのは小人の人が法廷で語る一分くらい。主人公の演技が光ったのは最初の5〜10分くらい。ガガが出るまで。
ガガが嫌いというより、別の脚本が二本同時進行しているような変な感じがしました。
ガガだけで楽しいロマンチック・ダンスストーリーで映画を作れば良かったのにとは思うが、それでは観客をさほど呼べないからジョーカーにねじ込んだのかな?
しかもガガは演技はイマイチ。役に徹する事も出来なかったのは、実は医者の娘って設定にした所からも分かります。貧乏人の娘役が嫌だったのでは。
キャラクターが定まらないから感情移入も出来ず。。。でした。
実はあの女性は主人公の空想の中の女性の設定だったのでは?
演技力のある女優でその設定で脚本を進めていたのなら名作になったと思います。
主人公の鬼気迫る演技力も生きたでしょうに。
ただジョーカーという作品は平和な時なら良いが、今のような時代はコケて正解だったのだと思います。影響を受ける人々もいたでしょうから。
監督の良心でガガの話に乗って駄作にしたのかもしれないなと、帰り道で思いました。
ザッツエンターテイメント!!
SNSの酷評なんて魔に受けたらダメですね。
正直めちゃくちゃ面白かったです。
世間の"ジョーカー像"を完膚なきまでに破壊してみせたまさかの続編!!
万人受け? 観客動員?
そんな物はどうでもいい!
凄いよジョーカー、いや流石はアーサー!!
安易なカタルシスに迎合せず、あえて前作を突き放したストーリーが痛快。
まさかあのジョーカーをも絡め取ってしまうとは。
冒頭の凝りに凝ったアニメからして最高‼️
裁判劇もミュージカルも禁断の愛の末の逃避行も最高‼️
絵作りもキャストも一級品だ‼️
ん? これのどこが退屈だって?
勝手なジョーカー像をイメージしてそれと乖離してたからって駄作扱い?
それこそとんだお笑いだ
現実社会への影響をも取り入れたメタ構造。
それ自体が狂気でありエンターテイメントになっているのが見事。
振り返るとマトリックスレザレクションズが近いだろうか?いや、でもここまで攻めた自己言及には至ってなかった。
ゲームで言ったらメタルギアソリッド2。
これに近いものを感じた。
何で皆んなこの魅力に気づかない?
カッコ良すぎるだろ!
アーサーによるジョーカーへのアンサー。
前作ジョーカーを壮大な前振りに見立てての続編。
ジョーカー自体をジョークにして視聴者はもちろんキャラクターそのものまでも飲み込んでしまう怪作。
映画というエンタメそのものを批評した映画としてもオススメ!!
予想とは違ったけど
煙草の煙の美しさ
※前作を観る前に
先にフォリアドゥを観ました。
今年観た映画の中で一番考えさせられる点の多い映画だった。
ミュージカルシーンはアーサーの本心が見えるシーンで良かったと思う。
また作中に出てくる煙草の煙が美しく印象に残った。
観る人によって感想はかなり変わる映画だろう。
恐らく自己肯定感が高い人には響かない映画なのでは。
刑務所、裁判などのシーンの連続のため
全体的にトーンは暗いが、
一つ一つで面白くないシーンはなかった。
だが何よりもラストシーンが辛い。
評決後の爆破で思いがけない展開となった所から
リーとの別れは哀しいものの納得できたのに、
あのラストシーンで一気に気持ちが落ち込んでしまった。
「ジョーカー」としてでしか他人に認められず、
幼少期から辛い思いをしてきたアーサーへの救いが
結局なかったため、とても後味が悪く感じてしまった。
殺人は許されることではないものの、
ありのままのアーサーを受け入れてくれる人が見つかって欲しかった。
アーサーはジョーカーとなる事で
抑圧されていた気持ちが解放されるが、
アーサーの場合のメイクのような「何か」が
自分だけの武器となるような気持ちはよく分かる気がする。
自分も(知らぬ間に)他人を見下しているかもしれない。
そういう歪みがジョーカーを生み出し、
そして他者に神格化されてしまった。
ありのままの自分を分かってもらえなかったアーサーの辛さが心に刺さる映画だった。
プロットは面白いと思うんだけど
なんだかイマイチらしいと聞いていましたが、実際観てみればそんなに酷くなかったです。ジョーカーが脱獄して暴れるとかを期待した方は肩透かしを食ったのかもしれませんが、監督はそういう事をしたくなかったんでしょうね。
アーサーは惨めなアーカム暮らしが続く中で、ジョーカーに憧れるリーとの出会いによって活力を得る。
一方でアーサーの裁判ではジョーカーがアーサー自身の願望の発露なのか、幼少期のトラウマへの反発として生まれた別人格なのかが争点となっている。
そんな中アーサーもまたリーを欲してジョーカーとして振る舞う様になり…といったプロット自体は面白いと思います。
個人的には中盤以降に多くの時間を割く裁判における法廷劇としての面白さに欠けたのが良くなかったと感じました。
アーサー/ジョーカー自身が弁護を行うという転換点に加えて、弁護側と検察側のシーソーゲームがあれば長尺も楽しめたかもしれません。
ところで最後にあっさりとアーサーを見放すリーの姿って、作風が変わったら急に叩き出す前作ファンと被る気が…
このジョーカーは悪のカリスマなのか
私は非常に心に残る映画でした。
悪のカリスマであるジョーカーを期待する方は観ないほうがいいと思います。
前作はアーサーがジョーカーになる物語でしたが、今作はそのジョーカーは実はいなかったという物語だったと思います。
ミュージカルについては、アーサーの心象風景をあらわす表現としては最適だと感じました。
ラストはアーサーの不幸な生い立ちや人生を考えると切なく悲しいラストでした。
確かに人を殺しているのだから、報いは受けるべきだとは思いますが。。。
ただアーサーとして死ねたのはよかったのかもしれません。
面白いけどちょっとつまらん
前作は、弱者を見ないでいる社会や強者がジョーカーを作るんですよって感じのメッセージだったけど、今回はそれに加えて弱者もジョーカーを作ってるんですよって感じだった。
悪のカリスマを望んでいる人には嫌な展開だろう。この作品では、社会に馴染めない者達の革命と狂気の象徴(夢)がジョーカーであって、カリスマ的なカッコイイ悪役の話では無い。
アーサーはジョーカーという、あぶれ者達の夢を生み出してしまったがために、ジョーカーで居る以外の道は許されなかった。
彼はジョーカーを捨てて、アーサーに戻ろうとしたからジョーカーに殺されてしまった。
ハーレイは、何も無いからナニカに憧れる厨二病的若者。主要人物は惨め。その上、作品は裁判や隔離施設での描写ばかりで、画面も話も暗い。盛り上がりが少ないし、スカッとできなくて、正直、前作の方が好きだ。
劇中でミュージカルをしているやつは夢を見ている(狂ってる)って演出だと思うが、それにしても曲が多すぎて少し疲れてしまった。
曲中にやたらキリスト教系の言葉が多いことが気になった(ハレルヤ、大天使ガブリエル、審判の日etc)
ハーレイと語っていた山って、自由の象徴と捉えてたけど、キリスト教のシオン的な自分たちの聖地って意味もあるのかな?
とにかく、何を伝えたいのかって考えながら見ると面白いんだけど、多すぎる歌と代わり映えのない隔離施設と裁判所の行き来で緩急が少なく、暗い。
ジョーカーの概念化の流れは好きなんだけど、映画の半分は精神異常者同士のラブストーリーで退屈、私個人は浅はかな愛の話を求めていない。
アーサーが好きでした
前作が面白く期待していた続編。
自分はアーサーという人間が好きだった。
巡れぬ生い立ちの中で、社会や周囲の人々からのけ者にされ、結果として虚無的なジョーカーへと堕ち群衆のダークヒーローとなる。
今作でジョーカーになってしまったアーサーがどうなるのかと期待していたが、まさか刑務所で犬死するラストとは…。
彼がもし本当に現実世界の人間であれば、恐らく裁判を通じて生育歴を鑑みて適切な治療を受ける事によって本来の自分を取り戻す為に進むべきだと思う。
でも、あの状況で自分を取り戻したところで何になるのだろうか?その結果が好きだった人から突き放され信奉者に惨めに殺されるという結果だった。
だからこそ、彼には本当の自分=アーサーに戻るのではなく、ジョーカーという空洞として存在して欲しかった。アーサーアレックスとして生きるのであれば、支持者や好きな人から見放されても安息に日々を過ごす姿が見たかったです。
『犯罪を犯したんだから惨めに死ぬべき』
この映画のメッセージは自分にはこう聞こえた。
そんな正論聞きたいが為に映画館に行ってねぇんだよ
IMAXレーザーGT(1.43:1)版でしか見られない「絵」?
異常者なのか、個性なのか
セリフが刺さる
もう歌うのはやめて
君が主役じゃないか
誰が出るかくらいの情報は入れておくんだった
通常シアターの上映が1本とかで
音響いいシアターばかりで上映するのは
そういうことだったか!って感じ
殺されなかった彼の証言はよかったけど
他は1作目の総集編みたい
情報持たずに期待してたとこあるけど
続編って意味では残念かな
どうせならガガがJOKER引き継ぐとかしちゃって
また続編ある?!みたいな遊び心見たかったかな
フォリ・ア・ドゥ = "二人狂い"って
妄想が別の人に感染するって意味みたいだけど
リーは感染したようには見えなかったし
ラストの青年もよくわからなかったし
(中盤で看守に殺された若き青年に見えて
妄想に刺されたのかと思ってたw
この彼、刺した後に首切ってた?)
この映画だと"二人"って意味では
妄想もったアーサーとそれに侵食されて
正気に戻ったジョーカーなのかなって思ったり
1よりも、しっかりコミック原作映画になってた。
賛否別れてるそうですが、わたしは賛否の賛の方でした。
前作よりもスコアは低めに付けちゃうけど、よりコミカルな仕上がりになってたし、ラストは前作で最後に思った通りだった。ので、すごくスッキリしたw
最初のカートゥーンも好き。全体的にそのままコミックにできそうなシーンが多くて、好き過ぎた。ストーリーはまぁ、こんなもんでいいんじゃないかな!前作よりはジョーカーへの解釈一致してたし。
IMAXで見るとより鮮やかでパキっとした画や音がハマってた。
ミュージカル映画っぽい、というのをチラと見かけて、苦手な感じかなと覚悟して行ったんだけど、ガガの歌が素晴らしすぎてミュージカル映画苦手だけど歌めっさ良かったです。ガガ様さすが。一緒に歌うとアーサーがすっかりモブ状態にw
正直、前作はジョーカーである必要あったかな?て思ったりもしたけど、今作と合わせたらアリかなと思えた。この映画のジョーカーはこれでいいんだ。
あと、アーカム・アサイラムの看守のクソ具合が大変良かったです。
ああ、でもこう、前作とジャンルが完全に違う映画なので、同じようなものを期待していくとガッカリするかも。アーサー!かわいそうに!
【パンフレット 900円 A5サイズ 表紙込み36P】
スタッフキャストインタビューに前作の振り返りや解説と、割と普通なパンフレット。最後にはホットトイズのフィギュアが欲しくなる広告入り。高くて買えないけども。
ラジー賞に7部門ノミネートって話題見たけど、コミックファン以外に多く見て貰えた証左って事で!
すごくね?
悪になりきれなかったジョーカー。
大衆はそれを望まず。
全てを失って呆気なく終わる。
全部がつまらないただのジョークだった。
エンタメ界とこの映画自体のメタファーともとれるし、悪の虚しい最後にもなってて、すごくね!?
内容の賛否は分かれると思うけど、
演者も音楽も構成もストーリーも妥協点一切なし。本気のジョーカー2である事は間違いないっしょ!
ハードルの高さが…
ディズニー映画もびっくりのミュージカル。これに尽きる。
歌が終わったと思ったらちょっと話してまた歌。そのせいで非常にストーリー進行が遅くなり、上映時間の半分はミュージカル成分でかさ増ししてる印象。
前作で燃え上がった視聴層には決して刺さらない映画だと思えるが、ジョーカーというカリスマ的ヴィランの重圧に勝てなかった一人の男が辿る結末として皮肉の効いたストーリーは一考の価値はあると思う。
自分は好きではなかったが、監督が意識して忍ばせたメッセージ性とかを考察するのが好きな人には刺さるかもしれないので絶対に見るなとは言い切れない作品だと思った。
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