「これは酷い」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)
これは酷い
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前作ジョーカーは人々を喚起させて行動させる凄い力を持った作品だった。惨めな人生にクヨクヨしてないで、みんなで立ち上がって金持ちや政治家やぶっ殺しに行こう!というもので、格差社会においてジョーカーを題材としてとんでもない作品を作った。監督はその結果として世界中でこの映画に感化された人々が殺人事件を起こしたことにビビって、本作であれは妄想でした。ジョーカーも悪のヒーローにはなれませんでした。それで虚しく死にました。って……前作をも亡きものにするかのような手のひらがえしで観客はガッカリした。映画は悪徳でもいい。歴史的に繰り返されてきた表現の自由に乗り切れなかった監督の日和によって、ジョーカーという映画は永遠の名作とはならず一過性の流行のような映画のレベルの地に落ちた。
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