「アーサーとジョーカーと、レディガガ。」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ uruさんの映画レビュー(感想・評価)
アーサーとジョーカーと、レディガガ。
どうしてもミュージカルにする必要があったのかな。
鑑賞前も最中も終わってからも、ずっとその疑問が頭から離れない。
アーサーやジョーカーの心模様を描くのに、ミュージカル的な演出が本当に必要だったのかな。
レディガガに必要だったんじゃないのかな。
夏に観た『メイディセンバー』では、俳優の演じる力の恐ろしさを痛感した。
今作ではその『何者かになる』力と、『その役の自分をうまく見せる』力の違いを知ったように思う。魅せると言うべきか。
どこまで行っても“レディガガ”が演じるショーにすぎず、そこにアーサーやジョーカーの感情の機微が付いていけてない。
終始そんな気がする一本だった。
勿体無い。
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