「ダウナーすぎて 楽しくないのが残念。」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
ダウナーすぎて 楽しくないのが残念。
前作は階段でダンスするシーンにテンションあがり、
ジョーカーの狂気にオオッとなりましたが、
それ以外のシーンが
全体的にダウナーな作風だったので
映画館で見てから
2回目は見ないまま、
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
字幕版を鑑賞してきました。
以下ネタバレ
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」の前半は
囚人の生活を見せられ、
囚人の生活は不衛生で嫌だなーという気分と
看守の仕事も大変だなーという気分になり
ダウナーな気分になる序盤だなーと思いました。
ダウナーな演出だったので
ミュージカルシーンによる
ジョーカーの心情説明に
気持ちがついていかず、、
ハーレクインにときめくシーンが
体験でなく、
観察になってしまい、
ジョーカーの歌に共感することもなく
ダウナーな気分のままで鑑賞。
かつて喫煙者だったけれど、
禁煙してからは
タバコの煙が嫌いな立場としては、
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
の喫煙シーンは臭そうと思うだけで
かっこよく思えず、
ダウナーな煙の演出の映像を見て
ダウナーな気分のままで鑑賞。
ハーレクインは
マーゴット・ロビーの
テンション高いキャラの印象が強いため、
「ハウス・オブ・グッチ」の中年女性演技に
インパクトがあったレディ・ガガが
ハーレクインを演じる事を知った時点で
キュートな方向でないハーレクイン演技を
予測&覚悟はしてはいたものの、
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」の
ハーレクインは
ジョーカーの妄想以外では
化粧控えめでポップさはない、
ハーレクインでダウナーだったので、
ダウナーな気分のままで鑑賞。
裁判所から
ジョーカーファンによる脱出シーンは
少しワクワク感があったものの、
ジョーカーがすぐに囚人になってしまい、
「ダークナイト」のジョーカーと
似たような車の窓にもたれかかるシーンは
何狙ってんのかなと思いつつ、
TBSドラマでかつて見たような
チンピラにやられる終幕シーンは、
前作のジョーカーを肯定しないように
フィクションだけど
「おとしまえ」つけましたよアピール感があり、
予想通りダウナーな映画だったなな
映画でした。
ジョーカーは狂気で
社会をびびらせるキャラクターという印象だったため
今回のジョーカーは
妄想シーンだけで狂気を披露して
さらにジョーカーの存在を否定する展開は、
前作のもっていた
ジョーカーの狂気の後日談としては
金かえせとまでは思わないまでも
ダウナーすぎて
楽しくない映画だなと思いました。