「なんとも悲しいアーサーのお話」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ Qooさんの映画レビュー(感想・評価)
なんとも悲しいアーサーのお話
ジョーカーの続編であるものの、主役はアーサー
続編ということで
その後のジョーカーがどんな殺戮を繰り返すのか少し怖かったのと、ハーレイ・クインはマーゴット・ロビーのイメージが強すぎて、何故レディ・ガガなのだと少々観る気が失せていた
けれどもこれは あのヒース・レジャーのジョーカーだったり、マーゴット・ロビーのハーレイ・クインだったりとは別物であったことには、鑑賞してすぐに気づく
ジョーカーの続編ではあるもののこれはその後のアーサーだ
ホアキン・フェニックスの衝撃の役作り再び
前作より体重落としてるのではないか
アーサーは本来、虐待されて育った過去がありながらも、ひたむきで心優しく、どれだけ虐げられても、ジョークで人を楽しませることを惜しまない
そんなアーサーだ
今回もそんなアーサーだが、リー(ハーレイ・クイン)に出会い、ジョーカーを崇めるリーの影響から、再びジョーカーな面が現れ出す
そこから、アーサーを虐げたり馬鹿にしたり、アーサーの話しを聞こうとしない
者たちへの空想が狂っている
そしてリーもなかなか狂っていてアーサーを助長させジョーカーへと導く
ジョーカーとして自らを弁護するが、証人として呼ばれたゲイリーの悲しくも辛い思いが心に突き刺さる
いつジョーカーとして、殺戮が始まるのかヒヤヒヤしたが、やはりアーサーはアーサーだった
ジョーカーになり切れなかったアーサーの最後が衝撃
あのサイコ野郎は何かしでかすと思っていたが、衝撃のラストだった
今作のラストもなんとも悲し嘆く最後だった
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