「ちょっと作り込み過ぎかな・・・・」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと作り込み過ぎかな・・・・
ホアキン・フェニックスが演じるジョーカーの続編が公開されたので見てきました。
まず、正直な事を言えば、とても内容は作り込まれて大変に良かったです。
前作からホアキン・フェニックスのジョーカー役は本当に板についてきたし、それをレディー・ガガ煽るようにいい演技で攻めています。
しかし、本作品って、「バッドマン」に出て来る敵役のジョーカーだよね、「バッドマン」のスピンオフなんだよね・・・
ちょっと作り込まれ過ぎと言うか、ジョーカーに対して、これじゃ、その後ジョーカーが想像できないような・・・
例えば、ヒース・レジャー、ジャック・ニコルソンのどの役のジョーカーと繋げていけばいいのか・・・・
ちょっと作り過ぎてしまって、本質と違っていないかな・・・・
最後なんて、日本のヤクザ映画みたいで・・・・何とも勘違いのような気がするな・・・・
勿論、1本の映画としては、良く出来ているんだけどね、あのバッドマンの敵役になるジョーカーと想定すると・・・
何とも、イメージしていたジョーカーやこれまで見てきたジョーカーとは異なるかな・・・印象が・・・こうなると、これからバットマンと戦うジョーカーのイメージがね・・・・・成立しないと言うか・・・・
最後のシーンは要らない気がするけどね、あの階段のシーンで終わると、何とか、無理やりでも、バッドマンのジョーカーが想像出来るんだけどね・・・
しかし、レディー・ガガはいいね、歌も歌えて、ハーリーン・クインゼルをしっかり演じていたね、もっとはっちゃけても良かったけどね。
しっこいですが、1本の映画としては大変に素晴らしいですが、「ジョーカー」として、バットマンのスピンオフとしてみたら、どうなんだろう・・・・