「トッド&スコット等なりの『ジョーカー』の終結」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
トッド&スコット等なりの『ジョーカー』の終結
2024年映画館鑑賞96作品目
10月14日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
監督と脚本は『スタスキー&ハッチ』『ジョーカー』のトッド・フィリップス
脚本は『8 Mile』『ジョーカー』のスコット・シルバー
吹替版で鑑賞
前回の続編
冒頭なぜかいかにもアメリカなコメディーアニメーション
ミュージカル映画
吹替だがホアキンとガガの歌う場面はオリジナルで字幕
『メリー・ポピンズリターンズ』の反省か
ホアキンの笑い声もオリジナル
これだけ字幕が多いならいっそのこと字幕版で観た方が良い
ミュージカル色が強いアメリカ映画は吹替は向いていない
本職が声当てでも日本語じゃダサい
しかもガガだし
今の声当てで熊倉一雄とか山田康雄とか石田太郎のようなオリジナル以上の俳優はいないし僕は吹替より字幕の方が好きだ
刑務所と裁判所が主な舞台
裁判所が爆発し脱走するもすぐに逮捕される
アーサーは自分の中にジョーカーはいないと証言する
離れていく恋人リー
最後は若い囚人に殺される
炬燵ライターが書いた記事によるとこの作品は賛否両論らしいが賛否両論なんてどの作品いや世の中の全てにおいて言えることだ
世間では『バックトゥザフューチャー』がつまらないと感じる人がいるくらいだから
そもそも世のなか同じ意見じゃ気持ち悪い
そりゃネット民は気に食わないとすぐにブロックしたり削除依頼したり👎したりするから賛否両論が当たり前だと感じないんだよ
安倍晋三は殺されて当然などと山上徹也を英雄視するような連中にはこの作品は向いていない
自分はそういうタイプの人間ではないので前作とはまた違う味わいで楽しめた
僕は日本の典型的左翼が嫌いなだけで別に取り立てて安倍晋三を支持していたわけではないしダークヒーローに魅力を感じるほど幼くない
他人の意見なんてどうでも良い
自分と違う意見が存在することを熟知していればそれで充分
星5の作品として堂々と身近な人に薦めたい
ぶっちゃっけ星1や2の人に対してこれほど「ざまあみろ」と思った作品は他にない
配役
5人殺し(本当は6人)の受刑者でジョーカーとして崇拝されている元道化師のアーサー・フレック にホアキン・フェニックス(平田広明)
アーカム州立病院の音楽セラピーに参加していた精神病患者のハーレイ・リー・クインゼルにレディー・ガガ(村中知)
ジョーカーを崇拝する若い囚人のリッキー・メリーネにジェイコブ・ロフランド(上村祐翔)
アーサーの弁護士のメアリーアン・スチュワートにキャサリン・キーナー(塩田朋子)
アーサーを死刑にするため責任能力の有無で弁護士と対立するゴッサム・シティの新任地方検事のハービー・デントにハリー・ローティー(山田裕貴)
アーカム・アサイラムのドS看守のジャッキー・サリヴァンにブレンダン・グリーソン(斎藤志郎)
証人として出廷したアーサーの元隣人でシングルマザーのソフィー・デュモンにザジー・ビーツ(種市桃子)
証人として出廷したアーサーの元同僚の道化師のゲイリー・パドルズにリー・ギル(越後屋コースケ)
アーサーの精神鑑定を行い証人として出廷した心理学者のヴィクター・ルーにケン・レオン(前田一世)
アーサーの裁判の裁判長のハーマン・ロスワックスにビル・スミトロヴィッチ(角野卓造)
アーサーにインタビューする人気タレントのパディ・マイヤーズにスティーヴ・クーガン(木下浩之)
アーサーを担当する民生委員のデブラ・ケーンにシャロン・ワシントン(伊沢磨紀)
若い囚人にコナー・ストーリー(福西勝也)