「舞台も主役たちも整っている、あとは緊張感と脇役たち」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ フラレオンさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台も主役たちも整っている、あとは緊張感と脇役たち
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序盤のアーサーの表情と、背中、所作を観て、「あっ、これは好きな映画かも」と感じ、
さらにリーの目をみて確信めいたものにかわる。
賛否両論と言われていたが、
刑務所と裁判所のシーンだけでも構わない、
ミュージカルであっても気にならない、そこはマイナス要素にならない。
でも...好きな映画かもと思わせておいて少々、裏切られた
なぜかと、帰り道に考えて、なかなか答えが見つからなかったけど、
自分から見て足りなかったものを見つけた。
1つ目は緊張感。
最初にアーサーを観ていたときの緊張感がなくなり、
何が起きても、妄想の範囲。現実世界でもアーサーの行動に特段、ドキドキするようなことは無い。だんだんあくびが出てくる。
2つ目は脇役たち。
検事も、弁護士も、囚人たちも何か記号のよう。キャラクターが立っておらず
いてもいなくてもいい感じ。
思わせぶりのようで、何も起きず。最後の出来事もとってつけたよう。
1~2人の証人が多少は存在感を示していたけど。
んー、舞台もホアキンもガガも音楽も空気感も好きだったんだけどね...
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