「そもそも」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ WHITEJACKさんの映画レビュー(感想・評価)
そもそも
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人を6人殺してヒーローは無いでしょう?と笑。ジョーカーに狂喜共振した群衆と前作を神格化した我々は同列。こんな東洋の島国までに本物模倣犯まで出てしまった訳で。今作は更に過熱希望の群衆と我々をしっかり現実に揺り戻してくれる。言うたら結局は疾患持ちのマーダー、更に内実は、本当は、弱い自分を受け入れて欲しかった、子供も欲しかった、、。超凡庸。。。どこにでも存在し得る人物。悪のカリスマでも何でもない、、ただの落ちぶれた異常犯罪者。ジョーカーがアーサーに戻るのはどうしたってもう誰にも許されない。ならば、、つまらない。見捨てられる。恋も終わる、、完全に終わる、そして、、取って変わられる。。そんな群像模様を普通に描いていたら何の救いも無い、このクソッタレな世の中そのままの映画になる笑。又は前作の焼き増しになる。だからこそ、この美しい映像と音楽の意表を突いた仕立て。でもむしろ哀しみは余計に際立つ。悲しい歌詞の曲が穏やかな曲調だと余計に響くタイプの私なので、この映画には概ね胸を撃たれました。一緒に観た連れは最低評価でしたが笑
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