「意図的な失望」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ あんきもさんの映画レビュー(感想・評価)
意図的な失望
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前作の最後で社会不適合だけど優しいアーサーがストレスで爆発し、悪のカリスマとして目覚めたのかと思ったのだが…。
人は簡単に変わらないよね、という話。生放送での殺人、さらに再現ドラマが流され、社会現象となり、信奉者が増え、中には積極的に迫ってる女性も出てくる。その期待に応えようとするアーサーだったが、法廷でかつての友人と再会し…。
終盤にアーサーの信奉者達が失望を露わにする場面があるけど、観ながら自分が同じ失望を味わっているのに気づいた。最後に大逆転でその失望が払拭されるのではという僅かな期待も裏切られる。
ダークナイトとかのジョーカーに繋がるストーリーを期待するとガッカリするけど、そのガッカリも珍しい経験だったなと。
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