「好きな映画ながら、評価(表現)しづらい作品」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ くりくりぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな映画ながら、評価(表現)しづらい作品
私の文才では、ちょっと評価(表現)しづらい作品です。文章を整理して評を書きたいが無理かな。とっちらかった評となるので、興味もって先を読んでくれる人は勘弁ください。
前日観たCIVIL WALに続き、本作も音と映像が私は好き。
少し凝った感じの人物の画への納め方、陰影、表情、音楽の入れ方、シーンの展開、どれも絶妙で良かった。レディガガも画面のなかで陰鬱な輝きを放っていて素晴らしかった。
さて、映画の方向性としては「La・La・Land」に近いかなぁ・・・。
男と女という生き物の生々しさというか、出会った2人が理屈ではなく互いの人生を重ね合わせる妙というのか。でも結局別の道を進むことになるあたりも似てる感じもしなくはない。
映像と音楽のマリアージュはLa・La・Landと同レベル、いや超えていると思えるほどのシーンもあり完成度が高かった。しかし、オリジナルの楽曲の強さでLa・La・Landを超えることはできない。まぁ比べるべきではないのですが・・・
もしくは、レディガガという配役が、Adoが声優を勤めた劇場アニメの「ONE PIECE FILM RED」に近くも思えたりもする。
人々の評価が割れているというのも、恐らく「ONE PIECE FILM RED」のようなところでしょうか。脈々と続く冒険活劇のONE PIECEの流れを期待した人からすると「FILM RED」は異質と感じた人が多く。単発物として捉えた人は、Adoの素晴らしい楽曲をとりこんだ、素晴らしい作品と感じた人が多いのえはないでしょうか。
そんな感じ。どんな感じ?
映像 ★★★★+0.5 アート的で好きな画づくり!
音 ★★★★+0.5 こちらもいい、とても良い!
物語 ★★★
役者 ★★★★ 良いね
編集 ★★★★★ 良いと思う
粗さ ★★★★ バットマンの世界観のなかなので、何でもありかな
総合 4.0
画と音、役者どれも素晴らしかった。本当に良かった。
でも総合評価は★4という矛盾。
なんだろう、そもそもJOKERという作品はBATMANの一部だとすると、もっと非現実的というかマンガ的であってほしい。いや、BATMANの世界ではなく完全に切り離されたJOKERであれば、前作とセットで考えると「La・La・Land」のような陽の楽しくなる空気感は何かモヤッとする。
私的に、かなり好みな映画なのに・・・総合★4と評価するとは・・・駄目だ矛盾してしまう。