「前作の熱狂から一気に醒める虚しさ哀しみ(途中からガガ引っ込め、と思っちゃったよ)」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
前作の熱狂から一気に醒める虚しさ哀しみ(途中からガガ引っ込め、と思っちゃったよ)
冒頭の「トムとジェリー」のアニメに嫌な予感が!!
悪くはないのだけれど、レディ・ガガがまぁ歌うこと、歌うこと。
歌謡ショー(いえいえ、ミュージカル風ですねー)
かと思うほど、ガガのハーレイ・クインが出突っ張り。
ガガもガガの歌も嫌いじゃないけれど、ドラマの台詞を書くのを
減らすためじゃないの?
それと時間潰しに・・・みたいにホアキンと2人で歌うこし、
踊るし、何度もストーリーを止めてまで歌うこと、歌うこと。
「歌を聴きたいんじゃないんだよ‼️」
「ジョーカー」のドラマを観に来たんだよ!!
そういう気持ちが大きくなり、ガガに八つ当たり、
ガガの意志で出しゃばってる訳でもないのに、
歌が多過ぎた。知ってる名曲も多かったけど、なんかウザく聞こえた。
Dolby cinemaで観たのは時間帯がそこが良かったから・・・だけど、
Dolbyでなくても良かった感じですね。
ホアキンはギリギリ痩せてて、心配になるほど。
頬はコケてる、目は窪んでる、背骨の肩甲骨がありあり、
病的で不健康でした。
そこまで痩せなくてもねー。
(なかなか内容に話が行きませんよ)
特に目新しいストーリーはなかったかな。
裁判シーンがあって、弁護士に切れたジョーカーが、
弁護士を解任する。
自分で弁護することになるけれど、
そこからは意外と言えば意外な展開。
ジョーカーという虚像から、普通の人間アーサーに戻る・・・
そんな哀しさですね。
アーサーはピエロのメイクをして赤いスーツを着ると、
アメコミヒーローのジョーカーに変身したんですよね。
前作のカリスマ性も、もはや消え失せて、メイクを落としてスーツを
脱ぎ捨てたら、気弱な中年の誰にも顧みられぬ貧しくて孤独な男。
ガガが扮するハーレイ・クインに熱烈に愛されて童貞を卒業して、
虚像を捨てて、我に返ったジョーカーに幻滅して、
ポイ捨てされても、それはそれで良かったです。
幸せな時がたとえ短くても・・・。
フォリ・ア・ドウとは“2人狂い”という意味の精神科の病名。
ジョーカーへの熱狂・思い込み・高ぶり・・・
それが民衆に伝染して熱狂、
刑務所内も異様な世界でしたね。
だから、
夢の覚めた後の悲哀みたいな寂しさ感じますね。
前作の「ジョーカー」があまりに良過ぎたので、
完結編はそれを超えられなかったですね。
実写のミュージカルが元々苦手な自分は、ガガだろうとテイラーだろうと無しです。
(アニメのミュージカル、ディズニーに多いですが、それはアリです)
ホアキンはアーサーのギリギリ感をキープしていて、相変わらず良かっただけに、残念でした😩
こんばんは!
コメントありがとうございます。
監督の手でアーサーを封じるか。
あれだけ殺人の理由を正当化できて、ヒーローになってしまったら。それはそれで良くないですもんね。それを知るとより深い映画に思えてきます
こんにちは!
お久しぶりです
コメントありがとうございます!!
私もレディーガガの歌
もうええわ!ってお腹いっぱいなりました
2人で歌わんでも良いわーって
ガガちゃんの歌はアリー誕生の様な感動物の方が価値が有る感じ
ジョーカー フォリ・ア・ドゥのレビューがまだ追いついておりませんが、いつも琥珀糖さんのレビューは楽しく拝見させていただいてます!
リー(ガガ)の本音にあれ?と少し気がついたあたりから、もうお前、要らん!と私も思いました。でも彼女の歌、声はすごい。それを聞けただけの意味はありました!
彼の熱狂的な支持者たちが彼に扇動されて連邦議会襲撃事件やミシガン州知事誘拐暗殺未遂事件など起こしてますからね。リアルジョーカーだし、彼が落選したらシビルウォーが起きるかもとアメリカでは言われています。
こんばんは。今回ミュージカル形式にしたのが賛否別れたみたいですね。私は個人的にありでした。確かに前作ほど派手に暴れたりするのはなかったですから物足りないかもですね。
さすがにジョーカーを信奉した過激な集団が裁判所を襲い彼を脱出させてそのままアーサーは悪の組織のリーダーになるみたいな安直な結末にはならず、リアリティを追求した一人の男の人間ドラマになってましたね。
ジョーカーはアーサーに限らず人間社会のどこにでも存在するという結末もよかったです。