「しゃあないのかな・・・。ただ、ラストのあれは」ジョーカー フォリ・ア・ドゥ 山本ゆっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
しゃあないのかな・・・。ただ、ラストのあれは
「自分をイジメたやつら、がっぺムカつく!(怒)」
そんなエガちゃんが自分のファンのあたおかな女性と良い感じになって、やったー!彼女できたー!と思ったら、「おもんない」ってフラれたみたいな話。
(エガちゃんは面白くて素敵だと思いますが)
このままだとこの映画クソだぞ、と思ってたら爆破。
「よっしゃ!やっぱりゴッサムシティっつったら爆破やろ!」と一瞬喜んだのも束の間、元に戻る。
酷評されるのも分かる。
なぜならこの映画は、俳優の演技や映像や世界観など、非常に素晴らしいのだけど、内容が酷くて、評価が「良いとこもあるけど酷い」なので、人によってどっちかかな、と思う。なので私は中間の3にした。
さらに期待されてた分、失望される。そして続編作るとなるとこうなるしかないのかなとも思う。
演技など、色々素晴らしいんだけど、内容が退屈で面白くない。
バットマン出すわけにもいかんし、捕まってる状態で、アーサーは現実を乗り越える知能も能力も勇気もないし、レディ・ガガ出して、妄想のミュージカルを膨らまして埋め合わせるしかないのかな。
続編作るの難しかったと思う。
ホアキンが凄い。
調子に乗って「弁護士なんていらない!俺がやるんだよぉ!」なんて言って結局頭が悪いからグダグダ。んで有罪。そんなマヌケなアーサーを演じきった。セックスシーンがあるが最近演じたナポレオンのセックスシーンと全く違う。アーサーの経験のない童貞のセックスシーンなんですよね。
この映画は「沼な人」の描き方がとにかく秀逸。よく理解している。ホアキンもよくわかってる。
タバコをよく吸うのは
左手がジョーカーで右手がアーサーを意味してるからかな?持つ手で使い分けてるらしい。タバコを使って分かりやすく表現しているのかな。
ラストの刺した犯人は
口を割いたのか?
首を切ったのか?
もし口を割いたなら、
新たなジョーカーの誕生かな?
アーサーはジョーカーじゃなかったということだが、ジョーカーを生んだのかもしれない。口を割いたなら次があるかもね。