マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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黒きワルキューレの騎行。 …このお話って本当に必要だったの?
核戦争により荒廃した世界を舞台に繰り広げられる、暴力と混沌のディストピア・カーアクション映画『マッドマックス』シリーズの第5作にして、第4作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場するキャラクター、怒れる女大隊長フュリオサの若き頃を描いたスピンオフ作品。
崩壊した世界に残された肥沃な「緑の地」で暮らしていた少女フュリオサは、狂気的な野心家ディメンタスが率いる野蛮なバイカー集団に誘拐されてしまう。母メリーは単身フュリオサの救出に向かうのだが…。
監督/脚本/製作…ジョージ・ミラー。
若きフュリオサ大隊長を演じるのは『スプリット』シリーズや『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のアニャ・テイラー=ジョイ。
バイカー集団を束ねる恐怖の支配者、ディメンタスを演じるのは「MCU」シリーズや『キャビン』のクリス・ヘムズワース,AM。
歴史的大傑作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から9年。ついにジョージ・ミラーのマッドな世界が戻ってきた!9年というとかなりの年月だが、『マッドマックス/サンダードーム』(1985)から『デス・ロード』までに30年のブランクがある事を考えると短く感じてしまうから不思議。
冒頭、じゃりン子フュリオサが登場した時には「すわサンダードームの再来か!?」と身構えてしまったが、ちゃんとハードでマッドなディストピア映画になっていてそこは一安心。
セリフではなくビジュアルで物語る、寡黙でありながら雄弁なジョージ・ミラー節は本作でも健在。服装や乗り物によりそのキャラクターがどのような人物であるのかを表すその語り口はまさに匠の技である。
フュリオサのセリフは映画全体を通して20〜30個ほどしかない。サイレント映画と見紛うほど寡黙なキャラクターが主人公なのだが、その物語性は全く失われていない。これは目線や仕草などを含むすべての身体表現がそのままストーリーテリングとして活きているからであり、ノンバーバルな表現手法が生み出す言語を超えた力強さがこの映画には満ちているように思う。
そんな寡黙な主人公フュリオサを演じたのはシャーリーズ・セロン…ではなく人気急上昇中の若手女優アニャ・テイラー=ジョイ。
セロン様からアニャにキャスティングが変更されたというニュースを聞いて不安になったのは自分だけではないはず。この2人全然タイプが違うじゃん!!だが、結果としてこの心配は杞憂に終わった。アニャ・テイラー=ジョイ見事なり!!
彼女の異常なまでに大きなお目目から繰り出されるバキバキに決まった眼光は、フュリオサの内に燃える激しい怒りを完璧に表現。セロンの持つ圧倒的な強者感はないものの、若きフュリオサとしてはこれ以上ないほどハマっているキャスティングではないでしょうか。
鮮烈なデビューを果たしたアニャオサだが、実は前半1時間くらいは出番なし。前半パートの主人公はアリーラ・ブラウンという子役が演じるロリオサである。
このアリーラ・ブラウンちゃん、もしかしたら将来的にかなりBIGになるかも!!『タクシー・ドライバー』(1976)のジョディ・フォスターや『レオン』のナタリー・ポートマンを彷彿とさせるような存在感を放っており、彼女の気迫から目を離すことが出来なかった。
なによりこのアリーラちゃん、アニャにそっくり!正直どのタイミングでアリーラからアニャに役者がチェンジしたのかまるでわからなかった💦
その自然な交代ぶりがちょっとばかし気になったので調べてみると、なんとなんとの驚愕の事実が発覚。AI生成技術を用い、物語の進行に合わせてアリーラの顔をアニャの顔にだんだんと近づけていたのです!だからこれほどまでに似ていたのか!そう言われなければ気が付かないほど自然なAI合成。技術の進歩スゲー!そしてコエー…。
本作を語る上でやはり外せないのは、凶暴なバイカー集団を束ねる長、マイティ・ソー…じゃなくてディメンタス。粗野とバカと下劣の権化であるゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!な、シリーズ屈指の憎まれ役である。クマちゃんのぬいぐるみを常に携えているなんて、ジャイロ・ツェペリかおのれは。
このディメンタスを演じるのはみんな大好きクリス・ヘムズワース。スーパーヒーロー俳優として名を馳せた彼が、持ち役とそっくりな見た目でありながらそれとは正反対の卑劣漢を嬉々として演じています。
近年のインタビューで、マイティ・ソーを演じた事への後悔と不満をたびたび口にしているクリヘム。スーパーマンを演じたジョージ・リーヴスも苦しんだように、やはりスーパーヒーローを演じてしまうとそのイメージが定着しすぎてしまい、今後のキャリアの幅を狭めてしまうのだろう。しかもクリヘムの場合はソーがあまりにもハマり役だったから、その苦しさは他のスーパーヒーロー俳優よりも一層強い事だろう。
陽気な優等生というパブリック・イメージを脱ぎ捨てるため努力を積み重ねるクリヘム。Netflixの『スパイダーヘッド』(2022)という作品では悪役を演じており、狂気的な天才科学者という彼のイメージとは全く異なる役柄に挑戦している。まぁこの映画は作品自体がショボショボだった上、クリヘム渾身の天才演技も完全に滑っており、すでに彼のキャリアの黒歴史と化しているわけだが…。
そんな彼がついに掴んだ新境地が今回のディメンタス。想像力の欠如からくる凶暴性と凝り固まったマチズモに起因する野心。定着したパブリック・イメージを完全に逆手に取る、マイティ・ソーの鏡像のようなキャラクターを見事に演じ切った。
ソーの再演に難色を示すクリヘムだが、ジョージ・ミラー監督はクリヘムとの再タッグを望んでいるのだとか。『マイティ・ソー』の新作をジョージ・ミラーが監督する、なんていう未来が待っていたりして?
とにかく画面上の情報量が多い作品であり、正直一回観ただけでは上手く消化しきれない。もう一度観に行ってもいいかもー、なんて思えるほどにはしっかりした映画だったのだが…。
正直言うと期待ハズレ🌀
確かに本作は凡百のアクション映画とは一線を画す重厚な作品だが、なんと言っても前作があの『デス・ロード』でしょう?史上最強レベルの超傑作の後に、普通に良い映画をお出しされても「あの…思ってたんと違うんですけど」となってしまうのは必然というもの。9年ぶりの新作ということもあり、期待値がMAXまで高まっているところへの今作だったので、ちょっとガッカリしてしまったというのが本音。
というか、そもそもですね…。本作を全否定しているという風にも取られかねないというのは重々承知の上で言いますが、フュリオサの過去とかぜんっぜん興味ないんですよね😅
もちろんフュリオサは大好きなキャラだし、彼女の身の上や失った左腕のことは気になる。でも、それは観客一人一人が自分の頭の中で補完すれば良いだけのこと。
なぜフュリオサがああまでしてワイブズを救おうとしていたのか、なぜあれだけの美女でありながら妻ではなく戦士としてイモータン・ジョーに仕えているのか、なぜイモータン・ジョーを討ち取る際に「私を覚えているか?」と言い放ったのか。そう言ったヒントを一つ一つ拾い上げ、自分なりのフュリオサ像を作り出すからこそ味があるのであって、「実はこういう過去があったんです」とオフィシャルな設定を提示されてしまうと、キャラクターの自由度が失われて魅力が薄らいでしまう。本シリーズに限ったことではないが、時系列の隙間を埋めりゃ良いってもんじゃないから!観客が想像出来る余地を残しておいてくれ。
前作と今作では物語の語り方が大きく違う。
前作は見せ場のみを繋いで物語を構築するという超変化球。映画というよりはむしろ爆音ロックンロールのライヴに参加しているといった感じ。さすがAC/DCを産んだお国。馬力が違います😊
一方今作は、原題が『Furiosa: A Mad Max Saga』であることからも分かるように「Saga」(神話的英雄譚)であり、フュリオサという偉人の伝説を物語るというスタンスをとっている。注目したいのは本作がサーガであるというまさにこの部分。この映画で描かれているのは、例えばイエス・キリストの半生であるとか、源義経=チンギス・ハーン説とか、そう言った眉唾物の伝説と同じようなもの。かつて存在していた女傑フュリオサの神話を後世の人間が語っている、というような建て付けであり、描かれている事の全てが真実ではない。
フュリオサに関して性的描写が一切ないことも、聖母伝説にはつきものである処女性の表れであると看做すのが自然だろう。あんな男だらけのところに美女が1人迷い込んだら、普通なら『エイリアン3』(1992)みたいに「やべーぞレイプだ‼︎」案件になっちゃいますもんね。
”物語ること”それ自体を物語にしてしまっているという、本作も前作とはまるで違うベクトルではあるものの超変化球であることには変わりはない。巨匠ジョージ・ミラー、普通の映画には興味がないし同じような映画を2度は作らぬ!…という事なのだろうが、観たかったのはロックンロールライヴなのよねー。
ハードロックバンドだと思って観に行ったらプログレが始まったみたいなガッカリ感。まぁそれが好きな人も居るんだろうけど、そこは相性っすかね。
相変わらずのマッドな世界観は健在なのだが、148分という長尺は頂けない。タイトな時間でピリッと締めるというのが『マッドマックス』シリーズの美点だった。短いからこそこの狂った世界に興奮出来たのだが、それが2時間30分も続いてしまうと流石にちょっと見飽きてしまう。この緩い時間感覚、やはりジョージ・ミラーも老いたという事なのだろうか。
首を傾げたのはフュリオサのメンターであり恋人、ジャック。この人ものすごくマックスっぽいんですよね。オルタナティブ・マックス。
「今回はマックスが主人公ではありません!フュリオサです!」と宣言しておきながら、なぜマックスもどきを登場させる必要があったのか。そんなキャラを出すくらいならマックス主役の『マッドマックス5』を制作すれば良いじゃん。
しかもこのキャラ、出てくる意味があったのかなかったのかよくわからん薄味さ。命を落とすシーンも曖昧で、「ん?あれであのマックスもどき死んだの?」なんて思ってしまった。「40日間戦争」をオミットするなど、本作は普通なら盛り上がりのピークに達するような場面をあえて描かないようにしている印象を受けた。その事についてはミラー監督なりの考えがあるのだろうが、大した盛り上がりもなく退場させるようなキャラなら最初から出さなければ良いじゃん。ジャック関連のエピソードを省けば120分以内に収めることも出来たんじゃない?
前作とは全く違ったタイプの映画を作る。その事自体は良いと思うが、カーアクションにもキャラクターにも、前作を上回るインパクトはなかった。そこは大いに問題があると思う。期待しすぎたこちらも悪かったが、『RRR』(2022)とか『トップガン マーヴェリック』(2022)とか、近年ゲーム・チェンジャーとなるようなとんでもないアクション超傑作がいくつか生まれているわけで。そういった作品たちと比べるとアクション面でもストーリー面でも本作はあまりに地味。悪くはないのだが、”ガッカリ映画”というカテゴリーに入れざるを得ない。
元々は前田真宏さん(同郷の大先輩!)を監督に据えてアニメ映画にするつもりだったという話だが、確かにこれはアニメ向きの企画だったかもね。
※一部の頭リクタスが「ポリコレが〜」「フェミニズムが〜」と騒いでいるらしいが、ミラー監督は80年代から”女性の戦い”をテーマにした作品を作り続けてるから!せめて『イーストウィックの魔女たち』(1987)とか『ロレンツォのオイル/命の詩』(1992)、プロデュース作品『デッドカーム/戦慄の航海』(1989)、『囚われた女』(1989)くらいは観てから物申せつーのっ!!💢
あのエンジン音を映画館の音響で聞けるだけで最高!
怒りのデスロードは家で観たけど家と映画館で迫力と音がぜんぜん違かった!
迫力だけでなく、話も面白かったので2日連続で観に行ってしまいました!
あの体に響きわたるようなエンジン音は映画館の音響で聞けてよかったし、アニャ・テイラー=ジョイやクリス・ヘムズワースの演技も役にハマってた!アニャ・テイラー=ジョイの目力は特に凄い!
そして大迫力のアクションシーンも文句なし!
凄く面白かった!最高の映画体験でした!
フュリオサの物語完結
IMAX、4DX、シネマシティの爆音と鑑賞しました。
IMAX は映像、音響共に非の打ち所無し。
4DXは、何度も椅子から落ちそうになるくらいの激しい揺れに、シートベルト必要だろと、思ってしまいました。
また吹き替えであるため、フュリオサとジャックの会話がより濃厚なものとなっています。
爆音は、前作よりもかなり控えめとなっていましたが、
重低音は他の追随を許さない、流石としか言いようのないものでした。なにより、オープニングのエンジン音にやられます。これはシネマシティでしか体験できないものですね。
Dolby は未鑑賞なので、来週にでも行こうかと。
ラストシーンはシャーリーズ・セロンさんですよね?
アニヤさんcute過ぎますね。
次作ウェイストランドは、恐らく、イモータンジョーの支配する町にたどり着くまでの話で、マックスにとって最悪の話になるでしょうし、バッドエンドでしょう。あくまで、私の願望ですが。
1.戸惑い 2.GTレーザー迫力満点 3.4DXライド感最高
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が面白すぎたので
期待値を高くして鑑賞したためか、
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の驚きを
超える体験がなかった映画だったことが残念でした。
ディメンタス将軍のバイク軍団が
イモータン・ジョーの砦に乗り込む展開までは
ワクワクする雰囲気がありましたが、
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の驚きを超える体験はなく、
特に後半のナレーションで
バイク軍団とイモータン軍団のバトルを省略してしまう展開は
残念でした。
ジャンキーXLの音楽が焦燥感をあおってきた
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と比べると
「マッドマックス:フュリオサ」は音楽で
焦燥感をあおってこない演出だったこともあり、
ウォー・タンクとバイク軍団のバトルは
体験してるというより
俯瞰で観察している感じがして
撮影の手間の割に驚きの少ない映像だったのが
もったいないなと思いました。
ガスタウンやバレットファームは、
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」では
チラ見せ程度だったので
強引な設定でも、
まぁそういう街もあるかもと思える設定でしたが、
「マッドマックス:フュリオサ」で
しっかりと街の様子を紹介されてしまうと
ガスタウンはキャベツの量と群衆の人数のバランスが気になったり、
バレットファームは弾丸の製造工程を見せないため、
原材料の供給などが不明なまま、
大量の弾丸を製造する「謎施設」感が強調されてて
もうちょっと説得力ある設備の見せ方をしてほしかったなと思いました。
なんでもありの「謎設定」をOKにしてしまうと、
手間をかけて撮影しているはずのアクションシーンに
貴重な資源をつかった切実な戦いという緊張感がなくなるので、
もったいないなと思いました。
(タイヤを貴重品として扱う描写があるのに、
「謎設備」をみせることで貴重品の緊張感が減る。)
そして
ディメンタス将軍は
どうしてもマイティ・ソー感があり、
衣装デザインはもう少し別雰囲気のデザインにした方が
「マッドマックス」な気分で
フュリオサの復讐劇が楽しめたかもと
思いました。
登場したときは、
ギャグ担当のやられ役かと勘違いしてしまった
なっちゃってマックスみたいなウォー・タンクドライバージャックの
バレットファームでの爆走も
撮影の手間の割に驚きの少ない展開だったのが
もったいないなと思いました。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」での
フュリオサの故郷絶叫を見てしまっていると、
故郷へ帰るという思いより
ディメンタス将軍を倒す思いを緊張感もって描けば、
興奮度高い映像体験ができたのになという
贅沢な不満をいだいた5作目でした。
「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」で
クローン大戦の映像が紹介されるまでは、
クローン大戦という言葉と文字には
いろんな想像の余地があった・・。
「マッドマックス:フュリオサ」で
若きフェリオサとガスタウンとバレットファームが
映像で紹介されてしまった事で
それらの設定に想像の余地が広がればよかったのに
余地は削られてしまったな・・と思う映画でした。
という
初回感想でしたが、
「マッドマックス:フュリオサ IMAXレーザー/GTテクノロジー2D」
字幕版を鑑賞したら、
初回より
なんちゃってマックスのアクションもかっこよく、
オクトボスの心情の流れも理解でき、
迫力満点で面白い映画になりました。
クランキー・ブラッキーのエンジン音も
重低音がすごかった。
子役のフェリオサのクレーンドッグマンアクションも
身体能力高くておおっとなった。
2015年発行の
コミック版「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
を再読してから
「マッドマックス:フュリオサ 4DX2D」
吹替版を鑑賞したら
ウォータンクvsオクトボスチームの
バトルは振動演出が素晴らしく、
3回目鑑賞でも
興奮度の高いアトラクションの楽しさを味わえました。
赤い空を撃ってたウォーボーイが
ウォータンク製造開始の際並んでいたり、
40日戦争でクラッキー・ブラックのタイヤ交換してるのに気づいたりもした。
また
車両のバリアントとクラッキー・ブラックの
ライド感も臨場感があり
追加料金の価値ありでした。
以下 おおっと思った4DX効果ネタバレ
宇宙から緑の地へズームアップの際の座席移動
序盤の砂漠でのバイクスライドの足下風
砂嵐の送風演出
赤い空水を地面に発射する際の水演出
バレットファームでのスナイパー銃撃の水演出
ディメンタスへの水筒水滴
ディメンタスのラスト水滴
もう少しアニャを観たかった
前作は映画館で鑑賞。何となく覚えている程度。その前の作品は未鑑賞。
大河ドラマのように、主人公の幼少期のくだりが長くて、子役の演技がつづく。
その子役の女の子はアニャの子供時代と言われて何の違和感もないし、演技バッチリなので、何の問題もないのだが、
アニャもう少し観たかった
彼女の過去作で存在感のある姿を見ていると、
出演時間が短い、顔を覆っていることが多い、しゃべらない となると
ちょっと物足りなくなる
とはいえ、アクション映画としては楽しく鑑賞
次から次と、砂漠でのチェイスがあり、退屈しない
腕がもげてもすぐに復活、どこで訓練したのか凄腕狙撃手、
あの美貌で何年も女性だとばれない、でも隙間から見える眼力、
さすが、フュリオサ
ラスト、クリスはしゃべりすぎです
前作以上に夢中になった
〔60代男です〕
物凄い出来だ。始まりから息もつかせず爆走状態で、もちろん時間つぶしに差し込まれたシーンなど1秒もなく、上映時間の2時間20分、全力疾走で駆け抜ける。
素晴らしい。
前作同様、普通に撮影してはスタントマンが死にまくるので、CGがガンガンに使われているのは間違いないのに、生身の人間の肉体を感じさせるアクションの連続。ド迫力。
まったく無駄な描写がない。
前作は物語などないも同然だったが、今回は主人公が幼い少女のころから、血も涙もない死と隣り合わせの世界で生き抜いて行き、さまざまな人(ほぼ悪人だけ)と知り合いながら成長していくドラマになっている。しかしメソメソしたり考え込んだりするような描写は一切ない。そんな情緒にひたっていては生きていけない世界なのだ。
主人公はもちろん、チンピラたちにいたるまで、自動車やバイクの部品などを手慣れた扱いで交換するのも、シリーズ初だが、いい。死んだヤツの乗ってたバイクから、すぐタンクやタイヤを取り外して自分のと付け替えたりするのがチョチョッと入るのが楽しい。
この世界観をリアルに感じさせてくれる。
マックスを思わせるドライバー、トム・バークが出てきて、途中で超大型タンクローリーを走らせるときに主人公とコンビを組むのだが、この二人の、冷めた態度で接していたくせに心の底で繋がってる感じが凄くいい。
ここ数年の映画の中でも最高に好きなカップルだ。
この二人の登場シーンもひたすらアクションばかりで、恋愛描写などないし、泣かせどころもないのに、胸がいっぱいになるような熱さを、この二人の関係性は感じさせてくれた。良かった。
観終わった直後の今の気持ちを正直に言うと、これまで作られたすべてのアクション映画の中の最高傑作だと言いたいくらい、画面にクギ付け状態で楽しめた。
それでも唯一、マイナスに感じた点は、ラストのラスト、憎んでも憎み足りない敵が、ついに足元に抵抗できずに転がった状態になったというのに、そこから結末までが、どうもウジウジとスッキリしなかったこと。
全体にスピード感がある作品なのに、ここだけもたつく。言いたい放題言わせたりせず、スカッと殺して追われなかったものか? ただ殺して終わったのでは物足りないと思ったのか? この血みどろの非情な世界で生き抜いてきた主人公が、なにをためらうことがあるのか?
そこだけ。
そこ以外は素晴らしい! 最高!
久しぶりに生き地獄を味わってきた。SDGsクソくらえ映画!
前作の「怒りのデスロード」公開が2015年6月だった(らしい)ので9年ぶりに生き地獄を味わってきました。2時間超の映画ですが、最初から最後まで緊張しっぱなしで、痛いシーンがこれでもかと映され過ぎて、最後の方は画面の痛みを感じなくなってきた。
親を殺された少女の復讐物語って聞いてたので、単純な話かと思ってましたが、前作の設定を生かしながら無法者たちの戦争を見事に表現しきってました。
(前作でマックス達がどこに向かっていたのか、前作でのフュリオサの絶望感が理解できます)
今のハリウッド映画はCGばかりが目立って陳腐に思えるが、本作は爆発を含めてアクションシーンのCG感が全くなくホントに画面に釘付けにされました。(緊張しっぱなし)
なお、本作の主人公はマックスではないため、マックスのいない「マッドマックス」かと思いきやちゃんと出演してましたね。(一瞬ですが)
もうビンビンな一本
映画評論家、宇多丸師匠が激推ししている「マッドマックス」シリーズ。来週の評論は当然フュリオサ。
当方は、デスロードを自宅鑑賞した程度の知識。どちらかというと、アクション・CGは苦手。
もう初めから飛ばしまくりですよ。CGを、使ったカーアクションの嵐。特に中盤のトラック(キャベツ運び)のシーンなんて凄まじいですよ。金かかってるんだろうなー。
今作は時たま車が止まってるシーンもあり、物語テイストが増してますね。
終始見せ場のイケイケ映画。
これを映画代2,000円で見られるなんてシヤワセ。
前作に引き続き、傑作と呼べるレベルに。
IMAXシアターにて鑑賞。鑑賞後、映画館を後にして駅まで歩く道のりで、「なんて平和なんだろう」としみじみ思うほど、壮絶な本作への没入感は凄まじく、そのMADな世界造形と物語は観る者を掴んで離さない。
前作より30分ほど上映時間が長くなったし、フュリオサの長年にわたる軌跡を丁寧に描いていることもあって、前作の2時間ぶっ通しで爆走する感じとは少し異なって、丁寧に物語っている感じは有り有りと感じられる。が、だからといって観る者の高揚感が前作より劣るかというとそんなことは全く無い。なぜならそこは『怒りのデス・ロード』と同様で、その語りが言葉には頼らず映像そして壮絶なアクションで語るというやり方が本作でも徹底されているからである。
前作同様、一体どうやって撮影したのかと首を捻らざるを得ないようなアクションシーンのオンパレードで、当然目を引くのであるが…本作で観る者に最も強い印象を残すのは、主人公フュリオサを演じるアニャ・テイラー=ジョイの演技だろう。物語の主人公であるにもかかわらず大変に台詞が少ないのだが、非言語的な表現力がとんでもなく、特に目による演技は舌を巻くレベルで、そのエモーションがビシビシ伝わってくる。
前作がとんでもない出来栄えだったので、同じ水準を保てるとは到底予想できるわけがなかったのだが…前作に肉薄するような水準の出来栄えに私は驚き、心を震わせている。プリクエルとかスピンオフとかそんな範疇には収まり切らない見事な傑作である。(“前作超え”を望む人がいるようだが、前作が既に最高クラスの作品。的外れも甚だしい!)
(以下、追記)
『怒りのデス・ロード』公開時のパンフレット等々に書かれたフュリオサの背景が、新作映画と辻褄が合わないと一部で話題になっているようだが、それらは映画の中では語られていないことだ。新作が準備される過程(実際、長い年月を経ている)で、より適切な背景が検討されたということだろう。むしろより望ましいものになったと私は思う。
その変更によって「フュリオサがイモータン・ジョーを憎む動機がわからない」という感想があることに関してだが、そもそも直接的に蹂躙されているから憎むとか憎まないとか、そういう話ではないはずだ。何よりも母との約束を果たさんがために、イモータン・ジョーを倒すよりも逃走する道を始めは選び(その準備のために長い年月をかけた)、その逃走に酷い扱いを受けていた女達を連れて行くことになるが、結局戻らざるを得なくなりその過程でイモータンを倒すことになったわけだ。ストーリー上、何もおかしなところは無いと私は思う。
なお、『怒りのデス・ロード』の方のレビューに、本作を観てから印象が変わったシーンについての感想を追記させていただいた。参考までに。
相変わらず極限状態の世界で、人間をリソースとして扱う世界は悪趣味と...
相変わらず極限状態の世界で、人間をリソースとして扱う世界は悪趣味といえば悪趣味なんだけど、だがハマると癖になります。私は時間を忘れる程、没入できました。
主人公フュリオサの子供時代ですが、相当な美少女で、それを不穏な視点で撮っています。できれば、ポリコレ信奉者に見つからないと良いのですが。前作の頃に聞いていた設定(信憑性は無いですが)から、もっと強くたくましく変わったようです。生き残るために自分で手を切る事ができるか?というのは1のラストを思い起こさせますね。
ディメンタス将軍ですが、確かに残虐な悪役ではあるのですが、この時代には乱世の奸雄として必要なんだろうと思います。歪んではいるけど彼なりのやり方でフュリオサを娘として愛していたのだろうし(宝物のテディベアを預けるとか)、情けなくて恰好良い人物です。
全体を通して、細かい部分で、ん?という点はあるものの、とても面白かったです。
ジョージ・ミラー監督最高傑作
シリーズ全作視聴済み
2は30回くらい
あのフューリーロード(僕は劇場で5回BDでは2-30回)の前日譚でフュリオサ主人公 以外は前知識無し 期待値無しで
IMAX鑑賞
いきなり超カワイイ美少女がフュリオサでオオー!
しかも凄いサバイバル力と根性見せつけて
未来少年コナンを思わせ
フュリオサママの戦闘力とカッコ良さに鳥肌
アクションのみで進行するFRと違い
辛いフュリオサの半生の旅を描き
私的映画体験史中、最も尊く気高い崇高な魂の持ち主のフュリオサの姿に心の琴線ブチ切れました
そしてこれ以上無い形でFRに繋がる
2回目もIMAX
3回目はドルビーシネマ
ドルシネは音がデカすぎて疲れましたが
あと何回行けるだろう
星と共にあれ
こないだ鑑賞してきました🎬
フュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイの青い瞳に引き込まれますね🙂
終盤の髪を刈り上げたあの風貌も、全く違和感なしでした🫡
作中重要な役割を果たしていたのは、トム・バークが演じた警護隊長ジャックですよね🤔
中盤で敵さんの猛攻を受け、生き残ったのはフュリオサと彼のみ。
フュリオサは一度は振り落とされますが、彼女の青い瞳に野獣を感じたジャックは戻ってきて「お前となら組んでもいい」と。
そして徐々に絆を深めていく2人ですが…。
やがてクリス・ヘムズワース演じるディメンタスにハメられ、弾薬畑❓で窮地に陥る2人⚠️
ジャックは死を覚悟してフュリオサのために時間を稼ごうとしますが、彼女はかつてのような守られるだけの女性ではなく、スナイパーライフルを手に彼を救いに行きます❗
一旦は包囲を脱した2人ですが、やがてディメンタスに追いつかれ…ジャックははっきりとは書かれませんが、亡くなってしまったのでしょう。
フュリオサも左腕を失います。
しかし逃げのびた彼女は、ディメンタスの計画をイモータン・ジョーに報告し、逆に彼らをハメて壊滅させます。
リクタスらイモータンの息子たちが追撃役を争っているのを尻目に、フュリオサはさっさとディメンタスを殺しに行きます。
とうとう彼を追いつめたフュリオサは、ひと思いには殺さず、かつて彼が数多の人間にそうしてきたようにバイクで引き回したあと、磔にします。
しかし、彼女自身が賢者にだけは真実を言ったらしく、本当はイモータンの砦内にある木の人間養分として生かされているのだとか😰
ディメンタスの所業を考えると、ふさわしい末路ということでしょうか。
ちょっと酷い気もしますが。
アニャ・テイラー=ジョイの眼力や、クリスのスピーチ力、トム・バークの寡黙な軍人ながらも情も持ち合わせている人柄、などなど見どころ満載でしたね🙂
本国では興収が振るわないようですが、来場者プレゼントももらえましたし、私は楽しめました😁
かーらーすー、なぜいるの♪カマキリ顔のおねーさんがすごい頑張る映画
前作のような、手を叩いて大喜び、てなギミックは少なめ(ラストにまとめられてはいる)。
今回は黒い大ダコくらいか。
イモータンの役者が亡くなられたとかで薄い人が代打。
薄い。
でっかいタンクが完成したあたりからが本気の本編、なんだろうが、朝ドラの常で子役の方が上手い。
当方のオーストラリアへの偏見のネタ元は大半がこのシリーズの映画である。
テディベアはグッズ化できそうだがライセンスの関係か販売されてるものはない(ノベルティ止まり)。この辺の前日譚も映画化されるんだろうか。
IMAXでなんか見たーい!って向きには最適である。
マッドマックスのドジョウ
トム・ハーディ主演の前回のマッドマックスの何十年かぶりの復活で味をしめたジョージ・ミラーが今度はスピンオフで2匹目、3匹目のドジョウを狙った作品。内容はそれなりにエグい復讐劇だが、「まぁ、こんなものかな」って印象だった。砂漠を走り回って、大乱闘が背景となって、主役を食ってしまった共演者のシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサの話へと彼女の人生を描きつつ繋げる一大伏線となっている。鑑賞後、少し食傷気味になっていた。この世界観には、そろそろ飽きが来ているのかもしれない。内容があまりにも、マンガコミックであり、アクションシーンもこれといって新味はない。「まぁ、こんなものかな…」がまったくもって素直な感想である。
つまらなくはないが、期待値を超えられてない。
マッドマックスという特大コンテンツの最新作としては期待外れだったので、少し低めの評価。
主な要素は2つ
①ただただマッドマックス不足
前作デスロード筆頭に、マッドマックスらしさは押し付けの連続である。
世界観の押し付け、キャラの押し付け、展開の押し付け、アクションの押し付け、音の押し付け、
これでもかというぐらいあらゆる要素を、観客に押し付けてぐちゃグチャな映画体験を押し付けてくれるのがマッドマックスの魅力である。
今作ではそれがあまりに少ない。フュリオサのための映画であるが、中途半端に整合性があるストーリー、中途半端なキャラ同士のよくある繋がりや関係、マッドマックスぽいアクション、フュリオサのバックグラウンドや戦士のアピール、唐突なグロ、もうどこを切り取っても総合的な中途半端さが見えてきてしまうのだ。ド派手な打ち上げ花火はない整えられた映画という印象だった。
あと序盤中盤終盤、ダレる箇所がちゃんとある。
②アニャの役不足と、過去作俳優の再評価
アニャは好きな女優だし、出演作も結構見てるが、正直フュリオサに見えることはなかった。異常な目力がある、細くて小さい女の子でしかなかった。
シャーリーズセロンのフュリオサはストーリーで語らなくても画で伝わってくる力強さ、強靭さとどこか切ない目がキャラの魅力を引き立てていた。今作は新しいフュリオサの強さや魅力を伝えようってより、なぜフュリオサはこういうキャラなのかという説明が中心になっていたようだった。新しい魅力や強さはそもそも発想としてなかったのだろう・
アニャフュリは、頑張ってかっこよくて強いシーンを演出もりもりで表現しないと良さが伝わらないのだ(それでもあんまり伝わってこない悲しさ)。シャリフュリのバッググラウンドを頑張って伝えようとしても、彼女でそれを表現できていなかった。結局男性キャラで補って、中途半端な愛を描いて関係を補うことしかできない。(マックスと被るせいで比べてしまう)
はっきり言ってにガタイもタッパも足りない。10代の頃の話とはいえ、ただデカ女連れてきてほしい。
最後のワンシーンで、男性と女性の力関係みたいなものを表現しようとしていたが・・無理があるわ。理屈のないポリコレお花畑のつおい女性像でしかない。
強い女というキャラは難しい。男を描くより複雑で、一方通行で表現できないが、男にはない魅力がある。今回のフュリオサにそれは感じられなかったし、映画を通して過去作を超える魅力はなかった。
この作品が売れなかったせいで、次作のマックス主人公の作品が見られなかったらあまりに最悪・・・なので怒りをこめたきつめの評価。
第1作から劇場で観てきました。
長年のファンとしては外伝でも作り続けてくれることは何よりありがたいことです。
よくこんなアクション考えるなー!って感心してしまうほどよく出来ていて、これまでのアクションやスタントを見てきていても全く飽きさせない作りです。
みんな砂まみれになりながらの演技も素晴らしい。
チラッとマックスとインターセプターが出てきた場面は一時停止必須ですね!
鑑賞後すぐに怒りのデスロードが見たくなりました。
全然関係ないけど、マッドマックス第1作を劇場で観た時、エンディングで串田アキラさんの挿入歌が流れていたのを覚えていて、レコードを購入して子供の頃聞いてました。以降ビデオ版でもDVD版でもあの挿入歌が入ったエンディングが見れないのがとても残念です。著作権等の関係もあるのだと思いますが、あのエンディングを死ぬまでに一度は見たいと思ってます。
前作より好きかも
前作デスロードにそんなにはまれなくって
面白かったけどさらっと通りすぎていったので
今作も同等か、ややそれより良かったと思った。
多分世間的には逆と思うが世代もあると思う。
メル・ギブソン=マックスで育ったので
え、トム・ハーディーは違くない?って感じて
前作ははまれなかったと思う。
目が健全すぎるのよ。狂気スレスレか若しくは
いっちゃってる感じがしない。
今回の配役には別に違和感がなかった。
何で章ごとに分ける必要があるのかは不明
だったが、子役の子のターンが意外と長く
生き残れるのはわかりつつもハラハラした。
クリス・ヘムズワースとの関係も憎しみが
100%って訳でもなさそうで複雑そうだった。
クリス・ヘムズワースも悪役っぽいの向かない
と思ったが、いい人そうに見えるのも人望だし
リーダーであってイモータン・ジョーのような
カリスマというか宗教がかったパターンでは
なかったのでまあよしと納得した。
もっとコミカルに演じてほしかったけど。
最後の方は説明のみではしょり過ぎてた。
最初が丁寧すぎた分、ラストは一気に説明で
前作に繋げてた。
それは良かったのか悪かったのか。
あのスピードで畳み掛けるようにエンドロールで
前作の場面が流れて誘導しやすくはなったけど
今作での余韻がなかった。
前日譚だから仕方ないのかもだけど、
全てを前作に繋げようとしているが自分は
前作がはまれなかったので盛り上がらなかった。
前作より良かったのは時代もあって
メカニックはよくわからんが、これでもか!
ってくらいに燃費悪そうでガソリン使いまくり
のオイル至上主義車が自分的には絶賛。
前作もアホアホな車満載だったけど、
電気自動車なんぞ存在していない世界。
序盤でエコカー(馬)は首おとされて食べ物に。
昨今のエコもフェミも全て余裕がないと
到底実現出来んのですよ。
自分だけが生きていくのに必死な世界が
現代人にはとても新鮮。
マッドマックスの世界は嫌だ、現世で良かった
と思いつつもどこかちょっと前までは世界は
こうだったんじゃない?ってDNAレベルで
訴えかけられ惹かれる感じがディストピア世界の
映画のいいところ。
薄っぺらい異世界転生ものにはないリアル感。
法律も価値観も崩壊しているけどギリギリ生きて
いるのがちょっと羨ましい。
日々感じるストレス反応は本来、こういう
誘拐されたり、バイクで追いかけ回されたり、
食料や水がない、家族を暴漢から守る、
擬態しないと襲われる、あいつ殺さないと
殺される、っていう反応のためのものであって
どうでもいいことにイチイチ反応し過ぎと思う。
仕事で怒られるとかあの世界では挨拶と同義語
でただのコミュニケーションの一つでしかない
んだろうな。
演技的には前作のシャーリーズ・セロンは
見事な機微の演技で流石だなあと思ったけど、
今回の生き残るために感情をそぎ落とした
フュリオサの方がある意味リアルと思う。
復讐終わって(終わったか?)ようやく感情を
前作で少し取り戻したように思えた。
映画終わってフュリオサのように始終無表情で
無感情のまま生活できたら気持ち楽だろうなあー
と思いつつもやっぱりエアコン無いの無理!
とこの現実に感謝している。
皆さん、高く評価されてるようですが・・
久々の映画館での映画鑑賞。(情報断ちしてます。)
感想・・・微妙。
悪くないんですよ💦好みの世界観だし、しっかり作られてるし。
え〜、まず子供時代が長過ぎです。
上映時間2時間30分ですか、短くして、もっと展開早くしても良かったと。
ディメンタス印象薄い、パッとしない。行動意味不明(笑)
何と言うか、全体を通して人物に狂気を感じないんですよね。
フィリオサの復讐心も全体を通して弱く感じて。復讐よりも生き残る為に立ち回ってる感の方が強く感じました。
アクションシーンも凄いですが、話の流れにそこまで必要か?と思えて。言い方悪いのですが、無理矢理入れている感が。(何で襲われる?って思うところがしばしば。)
許せないのが、ジャックなんですよ!完全にマックスの代わりに出したキャラじゃないですか。しかもサラッと死んでいなくなるし!(笑)
言い方悪いのですが、小綺麗にまとめられたアクション映画の範疇で、マッドに突き抜けた感が無かったです。
マックスのサプライズ登場(一瞬だけ)ありましたが、トム・ハーディ復活出来ます?「怒りのデスロード」から空きすぎでしょう。また、役者変えたらもう別モノですよ。(笑)
追記:違和感感じたものの中で、演出として、物資への渇望って言うのかな?(水奪うとか。)そう言うのが全く無く(リンゴ取り合うとかあったけど。)ギリギリ感も弱かったかな。
目力!
少女時代のフュリオサが美しい。
成長したフュリオサの眼光鋭いこと。
小雪(ドロロ兵長の相棒)のイメージがぼやーんと重なる。
この世界では下手な情けをかけたら死につながる。
最初にあの女を殺しておけば!!!なんて恐ろしい事を思ってしまう。
ディメンタスに比べるとイモータンジョーがマシなヤツに見えてくる。
マシンもバイクもぶっ飛んでる。
ヒャッハーな世界。
マックスは丘の上からどんな気持ちでフュリオサを見てたのだろう?
このあと絡むことになるとはつゆ知らず。
全てのウォーボーイたちが英雄の館に行かれますように!
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