マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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暴力でケリをつける時代では無くなったのかも〜
なんと言っても、
アニヤ・テイラー=ジョイの目力!!!
小さな顔面の3分の1が目に感じるくらい!
荒廃した地球の最後の楽園から連れ去られた少女、
そして楽園の場所をよそ者に知られて荒らされないため
よそ者を追って疾走する少女の母。
砂煙を上げて砂漠を疾走するバイクと
砂の丘陵からライダーを狙撃する母スナイパー。
冒頭からグッと引き込まれます。
なんだかんだあって、少女は大人になり
故郷の楽園に帰るべく、過酷な状況を
己の知恵と機転で生き抜くのですが〜〜
マッド・マックス未鑑賞の人も、
ここから始まるので入りやすい話になってます。
逆にマッド・マックスシリーズ未鑑賞の方が
純粋に楽しめるかもしれません。
アニヤ・テイラー=ジョイが体を張って
自力でアクションに挑んでいるようで、
それプラス、大きな大きなトレーラーが疾走する本作。
是非とも劇場でご覧ください。
で、月に8回ほど映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
マッド・マックスは前作の「怒りのデス・ロード」
からの鑑賞なのでそれ以前の話は全く知りません。
が、ヒットした前作と比べてしまうので
前作に比べるとちょっと派手さが少ない気がしてしまう。
特に、イモータン軍団とディメンタス軍団の直接対決!?
が、え〜〜〜???
さらに、復讐の仕方が〜〜??なんですと??
このへんが前作ファンにはモヤモヤになってしまったかも。
ただ、今のこの時代、
リアルに世界で暴力が拡大しつつある時に
暴力に暴力でケリを付ける結末だったら
それはそれで、問題かもしれない。
そのことを監督が意識して
この結末になっているのだとしたら
監督の勇気に敬意を表したいです。
お前は、わたしのことを覚えているか
怒りのデスロードから9年あまり。
マッドマックスシリーズ70年代~80年代半ばまでの、メルギブソン主演時と、前作。
世界観は大きく変わらず、荒廃した世において資源の奪い合いを軸に描く。
人間の狂気、欲望、怒り、執念を圧倒的激烈アクションと共に描かれる砂漠の世界。監督ジョージミラーの執念が、こちらにのりうつるかのようだ。
今作は、前作怒りのデスロードで新たなヒロインとなったフュリオサ誕生の物語。
物語の骨格は母を殺され、自らも傷つけられるフュリオサの復讐劇。
フュリオサを演じるのは若手俳優アニヤテイラージョイ。
前作シャーリーズセロンが圧倒的骨太さで力強く演じたフュリオサ。彼女との比較にどうしてもなってしまい、確かに
少々小ぶりで線の細さは否めない。
だが、ほとんどセリフがなく、表情、しぐさ、行動で怒りを表現し、なによりインパクトだったのは怒りに満ちたまなざし。強烈であった。
凄まじいアクション、カーアクションもそつなくこなし
新たな哀しみに満ちたヒロインを見事に演じている。
アカデミー賞にもノミネートされた前作で、物語にフェミニズム的視点が入っている点も評価されていたのではなかったか。
マックスの物語であるとともに、最後はフュリオサの覚醒、女性たちの解放のシナリオでもあったからだ。
資源争奪の狂気の争いの中、子孫を残す道具としてだけ扱われる女性の解放、行って帰ってくる物語ともいわれた。
Gミラーの視点が今、という時代を見事に捉えている。
マックスの人生も変え、イモータンジョーのカルト的支配から覚醒していくウォーボーイズもまたフュリオサが起点となる。
前作があまりに巨大激烈なインパクトの作品であったため、
今作は比較されると作品としては、やや勢いに欠けてしまう面は感じられるかもしれない。が、それでもVFXと共に描かれる、アクションなどのスケール感は遜色ないのではなかろうか。
凄まじい砂嵐の中、追いつ追われつのカーアクションがこれでもか、とロング、ショットで描かれる。
ラスト、自らを傷つけ辱め、母まで殺めるディメンタスに銃口をつきつける。わたしを覚えているか、と。
初作においてもマックスが妻子を殺され、仇を打つ物語。
2作目で荒廃した世界観を確立し、今作まで続くベースに
仕上げ、ここまで表現してきた監督Gミラー。
御歳79歳。そのパワフルな映像表現には脱帽する。
忘れられるはずのない物語である。
スピンオフとしての役割
マッドマックス(1979)
マッドマックス2(1981)
マッドマックス/サンダードーム(1985)
マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)
マッドマックス:フュリオサ(2024)
原題でFuriosa: A Mad Max Sagaと記されている通り、本作で5作目となったマッドマックスシリーズ。
サンダードームから怒りのデス・ロードまで30年。
よくまあくじけずに続けられたものだと、感心するばかりである。
2025年にリリースが予定されている小島秀夫監督作品デス・ストランディング2ではキャラクターとして出演する1945年生まれのジョージ・ミラー。
80歳にしてまだまだ活動が衰えることはなさそうだ。
また、本作のフュリオサ役においてシャーリーズ・セロンは「私なら若返ったフュリオサも演じられる」と語ったそうだか、そのフュリオサ役のアニャ・テイラー=ジョイの強烈な個性はまさに若き日の怒れるフュリオサそのものである。
さて、サーガはこの先一体どう展開して行くのか、楽しみで仕方がない。
単なる続編ではない作り込み
4DXで視聴。字幕ではなく吹き替えだったのは誤算で、また見直しに行かねばならない。
前作は行って戻る、というストーリーだったけど、今回はフュリオサの生い立ちが語られる点で単なるロードムービーではない。
残酷なシーンはさりげなくマスキングされ、万人の楽しめる映画に仕上がっている。
やはり関心はストーリーよりも車やバイクと言った造形なわけで、ディメンタスの古代ギリシャの戦車じみた三連バイク車とか、出来立てピカピカのウォーリグとか、どんな機能が発揮されるのかとワクワクしながらあっという間に映画は終わる。
多くは語られないがディメンタスにも真っ当で子煩悩だった時代があったことが仄めかされる。
前作からの印象とは異なり、イモータンジョーも荒廃の時代を生き抜いた勝者なだけあって、実は優秀な為政者なのかもと思わされたり。
単なる悪役に留まらない人物描写が、単なる前日譚に終わらない深みをこの作品に与えている。
ディメンタスの演説の際に手話みたいなことをしている男とか、賢者とか、もっとよく注目して鑑賞したい人物もいるので、あと何回か鑑賞するつもり。
続編はどうしても偉大な前作と比較され、時には視聴者の思い入れとぶつかったりして不利だけど、この作品もかなりの傑作だと私は思う。
続編とは
前作はどハマりしてました。
今作は前作ほどの前評判はなく、全米でもそれほどヒットはしていなかったが個人的には満足いく作品だった。
前半の少女時代の部分が長かった。
どの作品でもそうだが、主人公の幼い頃のシーンが長い作品は眠気を誘われてしまう。
少女フュリオサが少し成長している場面なども時間の経過などがわかりづらく感じた。
が、砂漠でのデスロードは前作並みに楽しめた。
死を恐れないウォーボーイの死に様は圧巻。
個人的には前作にも出ていたニコラス・ホルトに出て欲しかった。
ディメンタスのキャラがどうしてもワイルドスピードのジェイソン・モモアに被って見えてしまったでクリス・ヘムズワースだと狂気的な感じが足りないと感じた。
エンドロールも素晴らしく、とても見応えがある作品だった。
変わらない名作
怒りのデスロード推し
控えめに言ってサイコーだった
不安視してた長尺2時間半も楽しく鑑賞
超面白かった!
疾走と爆発、絶望と暴力は続く
マックスが出てこない後付けのサイドストーリーかとあまり期待してなかったが、なかなかの出来栄えに星4つ。
前日譚という制約がありながら、目一杯やれる事を盛り込んだ脚本。シャーリーズ・セロンは素晴らしかったし、トム・ハーディも良かったが、アニャ・テイラー・ジョイのフュリオサはかなり似合っていた。
そもそもセリフが少なくて、映画と呼べるギリギリの芝居量だと思うが、何と言ってもフュリオサのでっかい瞳の目力と強い生き様が魅力的。
荒野を疾走するタンクローリーと、それを追う狂気の山賊(?)はすっかりシリーズの十八番で、流石に新鮮味は薄れたが意外と見飽きずに楽しめる。“銃弾畑”のアクションも迫力があって物語を盛り上げた。
クリス・ヘムワーズは、イモータンジョーに比べると醜悪な悪役に成りきれなかった感があったのは整った顔つきのせいか。彼はオーストラリア人なんですね。
何度も温め直したスープのよう
エキスポシティの超巨大IMAXで鑑賞しました。
砂埃シーンの連続なので、喉がいがらっぽく感じる程の没入感でした。
ただ、登場人物の相関関係と思惑が判りづらいのと、幼少期のシーンが長すぎるのとで、冗長的な感覚は否めませんでした。
ただ、やれ北米興収が爆死だ、やれポリコレでオワコンだと、好き勝手なネガキャンをされるほど酷い出来だとも思いません。
前作の如く、観客に息継ぎをさせないレベルまででは無いものの、アクションシーンは迫力満点でしたし、個人的には充分に満足出来ました。
ただ、折角のアクションシーンが各章に分散されており、小休止が入るので、何度も温め直したスープの様な印象を受けてしまったのは、勿体無い気がしました。
物語寄り
フュリオサの大きな瞳
一度の鑑賞では受け止めきれない
前作とのテイストの違いに戸惑いつつも 序盤から展開に引き込まれる
あ、地球上のここで起こってたのね等世界観が捕捉されたのは意外
中盤のチェイスはとんでもない異常なテンションで身体を硬直させて見てしまった
分派したバイク団の黒い連中のビジュアルがカッコ良すぎ
ジャックはナイスガイで権力領土の争いに巻き込まれながら仕事がめっちゃできる中間管理職の悲哀みたいなものも感じた
奪ったものを返せ というセリフは復讐劇のなかでひとつの一線を超えたセリフ
復讐劇で誰もがそれを望むものの 叶わないとわかっているだけに発することのない言葉を敢えて口にするフュリオサに凄みを感じる
ディメンタスの扱いは考えられる限り1番残酷な最後ではないか
クリエイティブ魂とサービス精神満載!
子どもの頃観たマッドマックスのせいでインターセプターに憧れ、いつかはV8フォードに乗ってやる!と誓いました(笑)
というわけでシリーズ9年ぶりの今作は、79歳!の鬼才ジョージ・ミラー監督のクリエイティブ魂やサービス精神に溢れてて、サイコーの娯楽作でしたよ!
女戦士フュリオサの前日譚のストーリーは、既に前作の時に作られていたらしく、全てが必然でよく練られている。だから怒りのデス・ロードはサブスクで予習しておくと更に楽しめます。
フュリオサの復讐の相手は前作の"イモータン・ジョー"ではなく、新ボスキャラ"ディメンタス"なのが意外で面白い。サーガということで彼女の理不尽で悲痛な境遇を描くより、母の仇というカタルシスで徹底的に娯楽へ振り切ったのはよかった。
前作のシャーリーズ・セロンも素晴らしかったけど、今作のアニャ・テイラージョイは眼力がすごくて引き込まれちゃう。ディメンタスを演じるのはマイティーソーのクリス・ヘムズワース。ジョーのような冷酷サイコではなく、極悪の中に人間味を感じる役作りが上手い。
でバイクやアメ車好きならめちゃ楽しめます。ツウ好みの車やバイクが、世紀末のお馬鹿カスタムで爆走するのだからたまらない。ボスが操るのは、ハーレー3台に引かせる戦闘馬車。こんなのよく運転できるわー
この興行次第で次作マックス主演の制作が決まるらしい。絶対観たいから、ヒットして欲しいなー。コレ爆音大画面のIMAXで観ないともったいないよ😆
怒りのサヴァイヴ
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