マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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崇高でさえあるエンターテイメントの極み
思いのほかストーリーがあった
クリス・ヘムズワースって
狂気の世界に咲いた花
前作(怒りのデス・ロード)と変わらずの世紀末っぷり。ただ前作ほどのむさ苦しさがなくて見やすかった。フュリオサは狂気の世界にあって一種の清涼剤のような存在で、彼女自身も望郷と復讐に取りつかれているけど、彼女がいるだけで絵がきれいに見える。イモータン・ジョーやその息子たち、ウォー・ボーイズまでキャラの濃さが薄まるから面白い。
敵であるディメンタス将軍がいい味出してた。賢人から知識を得たり、領地を奪う度に何か作戦を立てたりと、筋骨隆々な見た目に反しただの脳筋でないのがよかった。
惜しいのは最後の決着のつけ方。血と硝煙にまみれた世界なのに派手なアクションもなく、追いかけまわして決着がついたのには拍子抜けしてしまった。
ここでこんな事言っちゃダメだけどさ
マッド IMAX
王道のアクション映画
マッドマックスシリーズはストーリーをウリにしているシリーズではなく、本作のストーリーも優れているとは言い難い。
しかし、アクションシーンが全編を通して次々と展開されるため、上映時間が2時間を超える作品であるにも関わらず冗長さはそれほど感じられなかった。
難しく考えず、とにかく派手な映像を楽しみたいというニーズには十二分に応えてくれる作品だと思う。
面白いこと全部のせ!
本気のハリウッド
アクションすごいね。走って、跳んで。身体をつかったアクションなんだよね。キレがある。作中の厳しい時代を生き抜くには、これぐらいの生命力がないとだなと思うの。
出てくる人たちが欲望を前面に出してて良いね。貧すれば鈍するで鈍しきった世界なんだけど、そこで生身でぶつかってる感がいいの。
そんな中にも、時に崇高な感情はあるんだよね。そこもいい。
エピソードはどれもこれも壮絶だね。「一歩間違えたら死ぬ」の連発だけど、間違えなくても死ぬ時代なんだろうな。
そしてそれをアニャ様がやり切る。アニャ様、身体能力も高いね。
アクションは金かかってるなという感じで観てて楽しいね。
そうしたエンタメ要素の高さを保ちながら、深い話も入れてくるの。
ハリウッドは本気でつくるとまだ健在だね。
ただのスピンオフではない
アメリカでの興行成績は今ひとつ。これは恐らく暴君ディメンタス将軍、支配者イモータン・ジョーというふたつの悪の組織の間でフュリオサが立ち回るという展開が、アメリカ人好みの勧善懲悪の展開に欠けるからでしょうか。
言ってみればフュリオサ自身も復讐に燃える女という役どころ。善なき世界の飽くなきバトル。これはこれで面白いのだが。
フュリオサがいかにして片腕を無くしたのか、故郷を目指す理由とは、何故イモータン・ジョー率いる要塞の大隊長になったのかが見所である。
見る前に「怒りのデス・ロード」を視聴し「フュリオサ」を観賞。このあと再び「怒りのデス・ロード」を視聴することで、その繋がりがよりいっそう楽しめる。
フュリオサ役がシャーリズ・セロンからアニヤ・テイラー=ジョイに変っているが悪くない。むしろ幼少期から描いているのでその成長と合わせ違和感なく没入する。
監督が1979年の「マッドマックス」から一貫してジョージ・ミラーが手がけているのも嬉しい。あの復讐に燃えるマックスが時を経てフュリオサに投影される。ちょっと痺れます。
改めて過去3部作を見直してみよう。そしてデス・ロードのその先も早く見たい。
マッドマックスの面白さを初めて知りました
ひさびさにIMAXにて鑑賞。
やっぱIMAXですよ。
画面でかいし映像も明るくてむっちゃキレイ。観る前から期待で胸が膨らみます。
私マッドマックス観たことないんですけど。
全然楽しめました。
(今作品鑑賞後「マッドマックス 怒りのデス·ロード」鑑賞)
捕らわれた幼いフュリオサを救うべく追ってきた母は、フュリオサの目の前で殺されてしまう。
母を殺したディメンタスに捕らわれたり、イモータの妻候補で捕らわれたり、何度も捕らわれて危うくなるがそのたびにヒヤヒヤする。が、その度に姿を変えて成りすましたり起死回生を繰り返す。ものすごい執念を感じる。決して不死身ではないが、復讐を終えるまでは死ねないのだ。
今回 私の大好きなThorが、こんな悪役に扮するとは。付け鼻ってこんなに印象かわるのですね。
残虐極まりなく憎らしくて許せないが、どこか憎めないディメンタス。なかなかハマり役に思いました。
ちゃんと、終わりがデス·ロードに繋がってて、あとから観たにもかかわらずデス·ロードもしっかり楽しめました。
個人的には警護隊長とフュリオサが安住の地に行き着いて欲しかった。
マアアド
マックスだもんね。
最狂に表現された特濃の映画になるのは間違いない。
その最狂特濃に体力を消耗し序盤寝落ちしたため
意識を取り戻した、フュリオサVSディスタンスへの
流れはさっぱりで、本作の印象は
ディスタンス対決からクライマックスに全て落ち着く
有様である◎
人類はバイキングとサクソンの争いに始まり
荒れ果てた地でも争う歴史を繰り返している
生き物らしいが😺コーカソイドの歴史以外も含めれば
500年も続く奪い合いの春秋や神話の世界でも
争いを記録してきたのが人類なのだから
もうそうそう変わらない。と言うことだと
断言されたようで、哀しくなり
ディスタンスの最後のあり方について触れたところなどは哲学的に拍手を送りたい内容だった。
と言うわけで、アクションSFといえども
スターウォーズはじめ思想的に楽しめる作品は
過去作含め長い歴史を持つもんだねぇ。
と感心して視聴したよ:)
コミカル要素が憎悪を萎えさせる
超面白かった「怒りのデス・ロード」の前日譚で女性軍団を率いていたフュリオサの少女期からを描くスピンオフ的作品なのだが後半できっちり「怒りのデス・ロード」につながっていて名画座で2本立てならもちろんこっちが先。悪役のディメンタス(クリス・ヘムズワース)がすごく良くてというか良すぎてもとは巨悪に立ち向かうバイク軍団のちょっと民主的なリーダーであったろうことがうかがわれテディベアを愛するユーモア満載のクソ野郎キャラなのでいくらフュリオサが怒りのエンジンをかき鳴らしてもこっち(観客)にはあまり響いてこないのが困ったものである意味ミスキャスティング。テーマはずばり復讐なのだ。古今東西の戦争の歴史を振り返りやってはやられの人間の性を諦念していて近年の映画ではタブー視されていた復讐全肯定映画である。それにしてもメカニカルな義手でディメンタスに立ち向かうフュリオサを見るにつけ想起するのは「狂い咲きサンダーロード」山田辰夫なのだアーメン。
目力
フュリオサ役の眼光がとても強烈。
怒りのデスロードのパンフとかに書かれていたのとは確かに違いがあるけど、まあいいでしょう。
まあ昔のジャンプ漫画のことを考えたら些細なことよ。
片腕をなくした理由や、隊長まで上り詰める活躍など、うまくつながる形にはなっていると感じた。
クリス・ヘムズワースもソーのイメージが大きくなっているなかで、イメージを払拭する感じ。
タイトルなし(ネタバレ)
世界崩壊の45年後。
水が枯渇して世界は砂漠化、石油・ガソリンを巡っての争いが繰り広げられていたオーストラリア。
ごく僅かな緑の地があった。
幼いフュリオサは、荒地のバイク集団を率いるディメンタス(クリス・ヘムズワース)によって母を殺され、ディメンタスに育てられることになったが、抗争と和平のはざまで城塞都市の王イモータン・ジョーに引き取られることになった。
姿を隠して生きていくフュリオサだったが、ある事件がキッカケでイモータン・ジョーに認められ、成長した後(アニャ・テイラー=ジョイ扮演)は、運輸警備主任を任されるようになっていた・・・
といった物語。
冒頭のフュリオサ母娘の物語以降、前半はディメンタスvs.イモータン・ジョーが中心。
派手なアクションシーンが続くが、こちらも見慣れたせいか、「なんだか、ヤンキー対決みたいな・・・」といった感じで興が乗らない。
後半、アニャ・テイラー=ジョイ演じるフュリオサが登場。
待ってました! といいたいところだが、肉体が躍動するアクションはそれほど多くなく、マシンを駆ったり、スナイパーもどきの腕前をみせるなどで、少々ガッカリ。
そりゃまぁ、カッコいいのはカッコいいんだけど。
しなやかな肉体が躍動するさまを観たかったのよ。
と、最終盤はフュリオサvs.ディメンタスの一騎打ち。
ここは主役ふたりが立っており、対峙はヒリヒリ。
ディメンタスの最期も、70年代あたりのディストピアSFを彷彿とさせ、『怒りのデス・ロード』へとうまく続けている。
終盤で面白さは持ち直したが、フュリオサのドラマ部分が弱く、延々続く一本調子のアクションシーンに疲れたね、というのが正直なところ。
ドラマとアクションは車の両輪、なんだけど、このクルマ、片方、タイヤが外れているね。
って、それらしきシーンも登場・・・
でしたね。
予告篇に騙されてはいけません。
私はジョージ・ミラー監督のファンであり、マッドマックスシリーズをこよなく愛する50代半ばのおじさんです。この作品のレビューをしている方々は私より歳下の若い人がほとんどだと思います。携帯電話はもちろんインターネットすらなかった時代を生きて来た昭和のおじさんの視点からレビューしたいと思います。
理屈っぽく語りますので、ウンチクが苦手な方は読まないでください、笑。
日本公開前から予想外の全米興行不振のニュースが伝えられました。
これを受けて日本のSNSでは「マッドマックス大コケ、駄作だったみたい」等々の「失敗=駄作」という、ある意味制作者に無礼とも言える短絡的なコメントが散見されました。
で、満を持して日本公開。レビューで限って見ると賛否両論。
日本では健闘しているようです。
そもそも1作目はアメリカでヒットせず、日本では大成功でした。
実は意外なことにフューリーロードも最終興行成績は赤字だったんです。
これは作品の世界観が独自すぎて、批評家や特定のファンにはウケるけど、万人向けのテーマではない、ということなのでしょう。
今の映画は大変です。公開前、公開後もインターネットという敵にも味方にもなるツールと戦わなくてはいけません。
特に鑑賞者レビューは読み進めると、その方向に洗脳されてしまいます(笑)
レビューを読むとわかりますが、フュリオサの評価を下げているレビューワーのほとんどはフューリーロードと比較しています。はい、もちろん私もその気持ちわかります。
シリーズ作品であるスターウォーズ、ジョーズ、インディ・ジョーンズ、エイリアン、ターミネーター、ダイ・ハード。。。(世代がわかりますね)そりゃ前作と比べたくなるのがファンというもの。
マッドマックスのイメージは?と問われれば1000人中1000人が「カーアクション」と答えるでしょう。1979年の1作目公開から45年、みなさんの脳内に「カーアクション」が植え付けられています。
映画に限らず「物語」というのは起承転結で構成されています。
マッドマックスはシリーズ通して見るとわかりますが「結」の2/3がハイライトであるアクションで表現されています。息をもつかせぬカーアクションが終わって、1分程度のエピローグがあってすぐにエンドロールに入ります。ですから観ている人は「おぉ!」とアドレナリンが噴出してアクションの余韻を感じたままエンドロールを見ることになります。
本作品はその構成が違います。
ラスト近く、フュリオサとディメンタス将軍のそれぞれの葛藤が声と表情によって語られて、静かに結末を迎えます。
観ていたほとんどの人はハイライトがイモータン・ジョーとディメンタス将軍の直接対峙とそれに関わるフュリオサ、に期待していたのではないでしょうか。
初見の鑑賞中、「あれ?まさかこのままエンディング?」と私も心の中で思っていました。
ではなぜこの構成なのか、これはフュリオサの15年の人生を描いた作品だからです。
ですので、なぜ多くの人がフューリーロードと比較したがるのか不思議なのです。
フューリーロードは「九九ができなさそうな奴らが出ている、行って帰るだけの映画」と
表されました(とても作品を言い当てている)
対してフュリオサはフューリーロードで登場する前の人生を描いているので、そら心理描写が増えてドラマティックな要素が強くなりますね。
余談ですが、邦題は配給会社の戦略なのでしょうが原題と同じが良かったと思います。
単純な人はマックスが出てないのになぜマッドマックス?って呟いていましたから、笑。
ミラー監督とこのシリーズが大好きな私の、本当は両手を挙げて絶讃したいけどあえて「弱いなぁ」と思うところです。
ディメンタス将軍が究極の悪人ではない。
下っ端から「俺はお前の部下ではない」的なことを言われたり、途中で仲間割れしてますね。くまさんのぬいぐるみを差し出す時に「娘の形見だ」ラストで「俺もお前と同じように多くの大切な人を亡くしてきた」など、悪人なんだろうけど人間味を感じさせるセリフ。
あえてこうしているのでしょうけど。
VFXがちゃちいシーンがある。
特に見せ場の空中戦は実走行とグリーンバックの差がわかりすぎて、もうちょっとうまく
合成できないものかなぁ、と思いました。エンドロールのVFXスタッフの人数は相当多かったですが。
実際はオーストラリアで緑の木々があるロケ地だったそうで、まぁ背景合成の難易度が高いのはわかります。
それと、制作するにあたって俳優ユニオンの力が強いとか、実走行させると撮影時間がかかるという大人の事情もあるみたいです。
フューリーロードと比較すると、本作品の公開されているメイキングはかなり少ないので、「え?このシーンこんな撮影だったの?」ってネタバレの楽しみが少ないです。
幼少期の描写が長い。
実際は長く感じることはなかったのですが、そういう意見ありますね。
幼少期をもっと短くして、成長したフュリオサとイモータン・ジョーの関係性と確執を描いた方が良かったような気がします。なぜ、フュリオサはフューリーロードでイモータン・ジョーに反旗を翻したのか。
ミラーはその答えを最後の語りに答えを出した、ということでしょう。
フュリオサが心を開いたジャックがあっけなく死んでしまった。。。
キラーカットが少ない。
本作と前作をご覧になったみなさん。パッとすぐに思い出す印象的なシーンありますか?
1作目ならバイクが暴走族の頭を直撃するシーンとか。
フューリーロードだったら、オープニングチェイスのギター野郎(笑)とか、炎を砂で消すシーンとか。
意外とフュリオサは印象的なチェイスカットが少ない気がしますね。
その判断で良し悪しつけるわけではないのですが。
音楽がイマイチ。
前作と比較するなと言いつつ比較しますが、感情移入できる旋律が少なかった。
義手になった理由。
これ、一番肩透かしでした。逃げ出しすために自ら切断したということ。
で、なぜ多くのバイカーがいるところで気がつかれずに逃げれたのか、とか。
私の脳内脚本だと、緑の地の場所を記した刺青がバレそうになったから、とか勝手に想像
していたのですが。
良かったところ。
オープニングがフューリーロードとほぼ同じ構成。
クレジットされるフォントが同じということに気が付きましたか?
幼少期のフュリオサが可愛い(変な意味ではありません)
どこかの記事で読んだのですが、実際はなんと!演者さんとAIで作り出したというこの世に実在しない顔とのことですが、本当でしょうか。
母ちゃんがかっこいい。なんか妙な色気があって良い。
フュリオサがなぜ狙撃手の名手なのか、わかります。
衣装やバイクの装飾が細かい。私は2回鑑賞しているのですが、2回目は脳内処理に余裕があって、そういうところも見るようにしました。
後半出てくる人間が叫んでいる形のシフトノブ、あれ欲しいです、笑。
あと最後に将軍が乗っていたマネキンフロントのバイク。。。。
カーアクション
随所に散りばめられたカーチェイス。こういう表現は失礼かもですが、大粒ではなく小粒がたくさん。一瞬ですが走りながら車の荷台にバイクが駆け上がるとか、アイデアが詰まりに詰まっています。決して前作に劣るものではないです。アクションがドラマの繋ぎ役になっている感じ。
ズームレンズではなくカメラが寄っていき、被写体を中心に、という構図が素晴らしいと思います。
一瞬の静寂。
フュリオサが道路で周囲を見回すシーン。本作はほぼ全編に音楽が薄っすらのているのですが、ここで無音になります。聞こえるのはフュリオサの呼吸音と衣服が擦れる音だけ。
観ているこちらが息を止めたくなる静寂がいい。
オマージュ。
マッドマックス2のワンシーンを思い出させる砦の上から噴射される火炎放射器。
オマージュではないですが、ギター野郎が後半、ヒキ画の奥でギターをかき鳴らしていました。
そしてインターセプターと佇むマックス。トカゲを食うオープニングシーンですね。
マックスが見ていたのはあの光景だったんですね。
マックスは誰が演じていたのでしょうか。
目の強さ。
本作の特徴はこれでしょう。VFXで誇張されているとはいえ、外であろうが暗がりであろうが、すべてのキャクターの「目力」がすごい。
ちょっとヒラメ顔のアニャ・テイラー=ジョイの目力が素晴らしい。
道路でジャックを睨みつけるあの鋭い目。あれはすごい。
総じて、
長尺ですが、それでも修羅の道をすべて描くには足りないでしょう。
「セリフではなく、画で表現したかった」というジョージ・ミラーの意図は伝わると思います。
ラストの二人の掛け合い。
流れるフュリオサの涙は、ディメンタス将軍が語る「お前も俺も同じだ。同じ過去を背負っている」という言葉に復讐だけではなく、他の感情も流れていたのではないでしょうか。
フューリーロードの脚本とほぼ同じ時期に本作の脚本も完成していたようです。
順調にいけば、フューリーロードの続編が制作されるはずです。
トム・ハーディとシャーリーズ・セロンは続編の出演契約にサインしてある、ともコメントしていました。
ただ、本作が途中ミラーとワーナーが裁判沙汰になったこと、ストライキの影響で1年公開が伸びてしまったこと、パンデミックによる映画ファンの心理変化があったことが理由になったとしても全米の興行成績が残念な結果に終わると、ワーナーが莫大な資金を出すとは思えず、ウェストランドは制作中止になる可能性が極めて高いです。
なにせヒットした印象のあるミッションインポッシブル最新作ですら、儲けはちょいだったそうです。
ジョージ・ミラー監督は79歳。
高齢ではありますが、、ファンとしてはもう一本監督作を観たいです。
今夏、午前10時の映画祭でマッドマックス初期2作が期間限定で劇場公開されますよ。
私は観に行きます!
V8インターセプターを讃えに、みなさん観に行きましょう。
長文駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
なぜ左腕喪失の直接描写がない?
子役の女の子がいい。
ついつい、レオンのナタリー・ポートマンを思い出してしまう。
フュリオサの母親は馬に跨り、バイクに跨り、ありえないほどのスナイパーライフルの使い手。カッコいい。
母親譲りのスナイパーのフュリオサもありえんぐらいの腕前。
喋れない設定のセリフが殆どないフュリオサ役のアニヤーテイラージョイ。
このシリーズはアメリカ大陸に無尽蔵に残さている石油をバックに、アジアの豊穣な水資源に対する憧れやかつてのモーター王国アメリカをどうしても捨てきれない哀れな印象をどうしても感じてしまう。
アメリカの映画産業の巨大化の弊害もあるのだろう。
悪者インディアン映画を彷彿とさせる未来にあわないワンパターンな攻防シーンはもう飽きた。
フュリオサの左腕前腕がなくなったシーンの直接描写がないのは肩透かしだった。左腕に刻まれたユートピアヘの地図を目当てにディメンタスやイモータン・ジョーや恋人ジャックの裏切りを含めたバトルが繰り返される展開かと思ったら違った。
蛆虫はいらん💢
テディベアぶら下げてるアホなディメンタス役のヘムズワースよりジャック役のトム·バーグのほうがいい。
鎖に繋がれたクマ?
やっと鑑賞👀
ストーリーは、もう省きます。
フュリオサの過去壮絶なストーリー。
緑の地での母親の存在感は、ハンパなくカッコ良すぎました。こんな母に育てられたら、フュリオサは強く育つに決まっている。
砂漠でのバイクでの戦闘シーンは痺れました。
ディメンタスのクリム・ヘムズワースも最高でした。クマのぬいぐるみを自分の子供の形見だと言っているが、鎖に繋ぐ必要あるのか?と一見すると愛嬌がある様にも映るが、支配欲が強く完全にイカれた存在だった。
終盤には、確実にガスタウン占拠には成功するが、統治能力がほぼ皆無に近い、ガスタウンは荒廃寸前。ストリーが進むに連れて行き精神が崩壊していく様子がなぜか笑えた。
イモータンジョー率いる武器将軍、人食い男爵、リクタス、スクロータスと集まり、ディメンタスをどう倒すか会議しているが、イカれた筋肉ムキムキの男が全員無能すぎる姿が笑えてしまう。
フュリオサは、もう生まれ持っている戦士であり、緑の地を守り抜くのが宿命でその意志の強い女性を良くぞアニャが演じたと思ってしまう。マックスと同じ生存能力がハンパない、あの細い身体で、演じているのは素晴らしい女優だと感じる。私には、アニャはもう魔女なんですよ(笑)映画ウィッチでのアニャが素晴らしくこの人はもう先祖が絶対魔女でしょと勝手に考えさせられる人です。
マッドマックスシリーズを通して、ふと思うのは怒りのデスロードは、出来すぎた前ふりでもうすでにフェリオサのストーリーが始まっていた。マックスは、完全に過去のヒーロー、新しく伝えられるヒーローの誕生か?
怒りのデスロードでのラスト、シタデルでフェリオサが群衆とは歓喜し登って行くが、マックスは群衆の中に消えて行った事を思い出してしまう。今後マックスは登場してくれるのか?なんて思ってしまう。
ラストも桃の種?本当に桃の実がなっているなら、食べたくないなー!(笑)
怒りのデスロードとは全く違うテイストの作品になっていましたね。しかし、残酷でパワフル全開でいて、愛や希望を感じてしまう素晴らしい作品でした。映画館に足を運んで正解だった(笑)
うーん、たぶん前作が好きすぎるのだ
普段はあまり観ないIMAXを奮発して鑑賞。とても短く感じあっという間に終わったが、ストーリーがまとまりすぎていて感動が薄かった。ギターのおじさんに代わるような超強烈分裂キャラクターも登場しないし。
またなんとなく違和感があるのが、クリス・ヘムズワースが良い人のオーラがありすぎるところ。ソーのイメージが強いからか。反対に今回のずばり当たり役はフュリオサの幼少時代を演じるアリラ・ブラウン。カワカッコイイキャラクターの頂点。
前作(怒りのデス・ロード)は辻褄や合理性とは全く別の世界で描かれている映像に圧倒された。だから、フュリオサはそれを補完していくような前日譚として捉えるのが、精神的にも良いのかもしれない
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