マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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フュリオサの怒り、愛を感じろ
キタ、キタ、キター。見たかったマッドマックスだけでなく、見たこともないマッドマックスまで。ジョージ・ミラー監督のぶっ飛んだ脳みそは、こっちの想像を超えて来た。
人がのぼり棒につかまって攻撃するのは定番で驚かないけど、パラセールやグライダーを使った空からの攻撃には、度肝を抜かれた。受けて立つ方もすごい。
ウォーボーイズの天国昇天攻撃に加えて、パワーショベルがバイクをちぎっては投げちぎっては投げ。
そして見てのお楽しみの秘密兵器。フュリオサがそのスイッチを入れた後、ものすごいフィニッシュ。犠牲になった悪どもに念仏を唱えたくなる。
大好きなアニャ・テイラー=ジョイがフュリオサをすると聞いた時からワクワク感が止まらない。決めゼリフをいう時のアニャの低音ヴォイスでカッコいい。怒りを内に秘めるがあまり、体中からメラメラと炎のオーラが出てしまう。
少女時代のフュリオサの役の子が、また上手い。アニャの雰囲気を持っていながら勝ち気で聡明な感じを持っている。いつアニャに変わったのって思うくらい。
イモータン・ジョーとバカ息子達、相変わらずの手下どもも健在。ディメンタスの悪逆非道ぶりが目立ってしまうから、イモータン・ジョー一味に親近感が湧いてしまうし、イモータン・ジョーって意外とまともな統治をしているのかも、なって思ってしまう始末。
今日は、早起きをして、ドルビーシネマの初回で鑑賞。アドレナリンが出まくるから目はギンギンで、アニャと同じくらい目がかっ開いたまま。
フュリオサの決意が凝縮されたあのシーンで、息が止まった。
隻腕になったフュリオサが、あの機械義手を初めて装着するシーンでさらに悶絶。
マッドマックスの新作を見れるなんて、なんと素晴らしい一日。明日は、IMAXで見てまいります。
追記
2走目は、IMAX。あの秘密兵器を組み立てるところをしっかりと確認。
ドルビーシネマとIMAXとの比較
スクリーンサイズによる迫力は、IMAXに軍配。
音響と映像に関してはドルビーシネマがおすすめ。この作品の重要な色である黒と赤がとんでもなくビビッドに目に映る。
追記2
フュリオサの足に湧いていたウジ虫は、壊死した部分だけを食べてくれるから、傷の治りが早くなるらしい。(マゴット治療法)
フュリオサの少女時代の顔は、アリーラ・ブラウンの顔にアニャ・テイラー=ジョイの顔を混ぜてAI補正したらしい。
追記3
3走目もドルビー。やはり赤と黒の美しさは格別。
桃で始まり桃で終わる。この物語はヒストリーマンによって、誰かに語り継がれるのであろうか。
十字架の背に焼き尽くそうとする炎がフュリオサを襲う。救世主としてシタデルに戻ってくるフュリオサを暗示するシーンでもあり、この強烈なショットが脳裏から離れることはない。
ボミーノッカーを起動するために、スライダーで向かうフュリオサにしびれる。
追記4
4走目は、IMAX。4走目ともなると興奮もおさまり、細かいところに気がつくようになる。緑の地には、ふくよかな女性もおり、十分な栄養がとれるだけの場所であることがわかる。
それにしても今回の白眉は、急勾配をものともせずに登っていくシックスフット、そしてフュリオサの希望をくじくようにV8を押しつぶしてしまうシックスフット。
今度は、片腕になったフュリオサのバイクが30度の坂を登りきって、ディメンタス軍団のバイクから逃げ切る。
セル版を購入したら何度もリピートしたい。
圧倒的ジョージミラー
「フューリーロード」からもう9年。
そこで魅せられたフュリオサにまた会いたいと思ってたら、まさかのスピンオフ❗️やっぱりあのインパクトは世界が渇望していた‼️
シャーリーズセロンじゃないのは残念だが、
あれから9年経ってるし、
若かりし話なので仕方ない。
しかし、
冒頭から幼少のフュリオサが圧倒してくれます❗️
何なん⁉️あの目ヂカラ‼️
そこからアニャテイラージョイへの移行も分からないくらいそっくりだし‼️
彼女も相変わらずの目ヂカラと存在感‼️
そして終始圧倒される世界観は文句無し‼️
イモータンジョー‼️サイコー‼️
ドMな参謀に爆笑‼️🤣
やっぱり髪を刈り込むシーンは
ウォンビン「アジョシ」や
ケビンベーコン「狼たちの死刑宣告」の通り
エモさが半端ない‼️
ナレで
「戦争は常に起こる」
みたいなやつに
時代は変わっても、そして現代でも
戦争は無くならない事のやるせ無さ。
人類の奪い合いの歴史が、
荒廃した地球を作り上げるという、
監督のメッセージに心が締め付けられる。
もう次作が楽しみだが
ジョージミラーが健在かどうかに依るな😅
前作が良かったので、期待しすぎた!!
前作は劇場で繰り返し観ましたが、今作はつまらなくて一度で十分だし観なくても良かったです。ポスタービジュアルも前作の感じと一緒なので、騙されたというか勝手に期待しすぎました。前作でフュリオサは「ウォータンクがあれば逃げられると思った」と言っていたので、脱出できなかった過去の車両戦を、前作を踏襲して描いてくれれば十分でした。しかし、ブラブラ棒すらなくごく普通のバトルで燃えませんでした。一番初めに感じたのは、登場人物がみな一言か野次か抽象的な事しか喋らないので、キャラクターに愛着が持ちづらいという事でした。エンジンの説明だけ2回もあり詳しくて偏っています。ディメンタスの砦の前でのスピーチはこの映画で初めての長文で、内容も中々でしたが、魅力的な人物ではなくショボく感じました。彼は将軍ではなく、まあ主任かサークルの部長という感じです。車両戦の出来は前作に勝てないので、章立てしてストーリー重視にしたのだと思いますが、ストーリーにも特に熱いものはなく不満でした。例えば、ディメンタス(人格者Ver.)と彼に見出され鍛えられたフュリオサが、イモータンを(真田幸村ばりに)あと一歩の所まで追い詰めるが、卑怯な手によりディメンタスは死んでフュリオサは捕まり、観客はクソー!!となるか、或いはイモータンの元でフュリオサが立身出世していく(が度重なる民衆への非道に不信感が増していく)というような話が良かったです。ナレーションで歴史的な戦いと並べていましたが、例えば「プラトーン」やソンミ村虐殺ぐらいの描写をやってみろよ突き抜けてみろと思いました。また、主人公は殆ど喋らないので、主体的に考えて行動して自分の運命を切り開いていく感じはしませんでしたし、ディメンタスへの恨み以外に圧政や暴力に対する不満や怒りもなく、視野が狭く感じました。何故このような内容にしたのかと言うと、前作が反体制的な内容だと中国政府に目を付けられ、中国市場で全く稼げなかったのが、ワーナー的に苦い経験だからだと思います。日本の政治も酷すぎるので、反体制的な、またはどうしようもない暴力の下での英雄的行為を描いたマッドマックスが観たかったです。音響は良かったですが、イモータンも恐怖の象徴として前線に出て無双して欲しかったです。前作から9年経っていますが、話のネタになるような面白要素もなく残念に思いました。
哲学に走った?
派手さ、アクションともに「怒りのデスロード」には及ばないが、中々の傑作。
エンターテインメントとしては完璧。
シナリオは荒い部分も目立つがそこは深く考えずに観てもバチは当たらないだろう。
特にラストなど哲学を映画全体に散りばめていて興味深い。
マックス助けてやれよってツッコミ入る笑いも有。
次のマッドマックスが楽しみに。
しかしジョージ・ミラーはやはり天才だな〜と思える作品。
映画を観ると「I WANT TO BACK!」の本当の意味がわかるかも
2024.5.31 字幕 イオンシネマ京都桂川
2024年のアメリカ映画(148分、G)
『マッドマックス』シリーズの最新作にして5作目
『マッドマックス 怒りのデスロード』のキャラクター・フュリオサを描いたスピンオフ作品
監督はジョージ・ミラー
脚本はジョージ・ミラー&ニック・ラザウリス
原題は『Furiosa:A Mad Max Saga』
物語の舞台は、荒廃したオーストラリアのどこか
緑の地に住むフュリオサ(アリーラ・ブラウン、成人期:アニヤ・テイラー=ジョイ)は、妹のバルキリー(ディラン・アドニス)とともに、森の中にある桃を探しに来ていた
だが、その奥地にて、武装したバイク集団を見つけた
フュリオサは緑の地がバレては困ると考え、足止めするために、彼らのバイクに細工をし始めた
だがあっさりと相手に見つかってしまい、助けを求めるために、渾身の力で笛を吹き鳴らした
それを耳にした母・メリー(チャーリー・フレイザー)は、鉄馬の女(Anna Adams)とともに娘の救出へと向かう
何とかフュリオサを確保し、逃げ出そうとするものの、圧倒的物量の前に捕まってしまう
緑の地のことを口にしてはならぬという誓いのもと、フュリオサも母も口を割ることはなく、母は磔刑にて殺されてしまった
その後、バイカーロードのボス・ディメンタス(クリム・ヘムズワース)は、フュリオサを娘代わりにして、そばに置くことを決める
フュリオサはその日以来、一切口を開くことなく、復讐の機会を伺っていた
物語は、勢力を拡大させようと目論むディメンタスが、砦(シデタル)を見つけ出し、そこを支配するイモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)に横柄な条件を突きつけるところから動き出す
イモータンはディメンタスに対して、ここにはオレの為に死ねる兵(ウォー・ボーイズ)が数百人以上いると言い、彼の要求を全て跳ね除けてしまう
そこでディメンタスは、彼が支配するガスタウンを襲って、それを人質にして、再交渉しようと考えるのである
映画は、『マッドマックス 怒りのデスロード』の前日譚になっていて、フュリオサがどのような経緯を経て、あのような戦士になったのかを紐解いていく
片腕になっている理由、強さの理由などが紐解かれる流れになっていて、その繋がりは緻密なものになっていると感じた
この世界観を楽しめるかどうかはあまり真面目に考えすぎないことだと思う
栄養が足りないのにマッチョなのはなぜ?と聞いてしまうのはナンセンスで、おそらくは人類の体も進化し、少ない栄養素でも肉体に変えてしまえるのだろう
また、鉄鋼などの技術を持った人間とか場所は皆無なのに、車は進化を遂げ、様々なオプションをつけられるようになっている
このあたりも世紀末映画あるあるで、力任せに加工しているのだと思って脳内補完するのが良いと思う
一応は、賢者による語りという構成で、「THE POLE OF INACCESSIBILITY(到達不能極)」「LESSONS FROM THE WASTELAND(荒れはてた地の教訓)」「THE STOWAWAY(潜伏)」「HOMEWARD(故郷へ)」「BEYOND VENGEANCE(復讐の彼方)」というタイトルがついていたが、そこまで必要性は感じない作りになっている
突然、時間軸が変わってしまうので、それを知らせるためのものという感じで捉えておけば良いのではないだろうか
いずれにせよ、『マッドマックス 怒りのデスロード』を観ていることが前提の映画だが、観ていなくても、本作の後に鑑賞するものありだと思う
濃すぎるキャラがたくさん出ているのだが、その辺りの詳しい説明は一切ないので、それを知るためにはシリーズを1から観るしかないように思う
とは言え、本作の理解のためにはそこまで必要事項ではないので、何となく「濃いキャラがいるなあ」ぐらいで眺めていてもOKなのではないだろうか
ストーリー重視だったけど、面白かった。
『マッドマックス フュリオサ』鑑賞。
*主演*
アニヤ·テイラー=ジョイ
*感想*
初日に鑑賞!マッドマックスシリーズは鑑賞済み。前作の怒りのデスロードは面白過ぎて2〜3回見ましたw
最新作は、その怒りのデスロードの前日譚。
主人公は、まだ若き日のフュリオサ。
アニヤ·テイラー=ジョイって、何かで見たことがあるような気がしてたと思ったら、Mナイトシャラマンの「スプリット」と「ミスター·ガラス」に出ていました。
前作はアクションが爆上がりで興奮しましたが、今回はストーリーの方が力が入ってて、そこまで興奮までしませんでしたが、フュリオサが何故、隊長まで昇りつめたか、何故片腕なのか、パート毎にかなりそこを掘り下げてたので、そこは良かったなって思ってます。
個人的には全力のアクションをもっと見たかったかな。でも、主人公フュリオサのセリフが少なく、宿敵のクリス·ヘムズワースの台詞の方が多かったw クリス·ヘムズワースが敵を演じるのって珍しかったけど、なかなかクセのあるキャラクターでした。
ストーリー重視で、アクションがあまり興奮しなかったけど、これはあくまでも怒りのデスロードの前日譚なので、仕方ないですね。
総じて、ストーリー重視だったけど、面白かったです。
怒りのデスロードと直結してるので、また観たくなりました!
崩壊した未来世界の中の昭和レトロ
これでもかぁー、の砂漠の中のカーアクション映画、それに尽きる。
細かいことは抜きにして、何も考えず観てれば良いのがアクション映画、ストレス解消しま~すw
未来的宇宙的テクノロジーが全くなく、昭和レトロなメカセンスが堪りませんですw
アニャ・テイラー=ジョイ語らない演技もヨカッタ!好き!
ジェットコースター映画ここにありw
演劇と襲撃戦争
マッドマックス第一弾は、当時世界最速だったKawasaki Z1-900に乗る悪のボスとエンジンが露出のV8インターセプターに乗る若き日のメルギブソンとのカーチェスの印象があまりにも強く、それがアメリカ制作になってからは奇抜なメイクや、やたら戦争色が色濃くなりリアルな拳銃での射殺シーンが目立つ
ストーリーもアメリカ映画でよくあるストーリーなのだが、そこにグロが多く入っているから、当然「R指定」になり注意が必要
さらに、映画なのではあるが戦闘シーンがあまりにもリアル過ぎて、アメリカ人やイスラム系白人はまるで戦闘ゲームするかのように人を殺しても平気なのかと、実際の戦争が起きてる現実と照らし合わせてそのように感じてしまう。
全体に感じたのは、舞台演劇を観ているようなセリフのシーンと黒沢映画のような多くのエキストラを使ったシーンや拳銃で人を射撃するシーン、これらが少し馴染んでいないように感じた。
細かい所を見ればツッコむ所も多いが、この手の映画が好きな人にはたまらない作品でしょうね。当然親子で鑑賞する映画です。
追記
これからの車はガソリン車からEVや水素燃料に変わろうとしている現代に、まだ先であろうがこのようなガソリンなどを主軸にした映画は、これから先はどうなっていくのだろうかとふと思った。
乳首が痛い
種を植える話
全人類が大好きな映画「マッドマックスシリーズ」待望のスピンオフ、いやはや最高でしたね!
我らが大隊長フュリオサの過去が明かされ、いかにしてサバイブしてきたか2時間30分しっかり見せてくれます。
ジョー様も人食い男爵も武器将軍も出てきてくれる上に味方サイドだから安心感がヤバいです。
仇のディメンタス将軍は役不足では?と心配しましたが彼もしっかり乱世を生きるためのカリスマをしっかり持っておりましたね。
戦は得意でも統治は苦手、理想は高くても上手くいかない。憎めない男でありました。
しかしまあアニャ・テイラー・ジョイはよく立派に演じ切りましたよね、セリフは少ないし顔は油と砂まみれだしアクション多いし大変だったろうな。
表情で眼力で伝えてくる迫力と悲哀が物凄かった。劇中のタフガイ達は彼女の目に惹かれ狂わされ砂漠を全力で走ったわけですな。
今作のマックス的立ち位置のジャックもかっこよかったですね、運転も戦闘もあせらず的確だしさらには仲間想い。もう惚れるしかないよっ。
個性豊かなマシーン達も最高かっこよかったですね。
バイク、ウォーリグ、チャリオット、男の子の大好きを詰め合わせた超クールで殺意高めのマシーン達はもはや登場人物といってもいいほど個性豊かで、走る姿も壊れる姿も素晴らしい演技をみせてくれました。
あまり映画館で見る映画はリピートしないんですが本作は見どころ多すぎなのであと2回は見ちゃうだろうなぁ。
多分、近い将来現実でもこんな世界になっちゃうと思うので予習のためにもマッドマックスは見ておいたほうがいいよね、生き延びるための心構えやヒントがいっぱい詰まってるからね。
大切な人と一緒に見るべき今年一番の映画でございます。
ジョージ・ミラー監督、素晴らしい作品をありがとうございました。
長生きしてこれからもマッドマックスサーガ作り続けてください、よろしくお願いします。
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劇中セリフより
「デカく、速く、強い」
イモータン・ジョー様の為にウォーリグに乗って弾丸やガソリンを積んで荒野を爆走する人生を生きてみたかった・・・
ヴァルハラに行けるよう、何にも恐れぬ戦士になれるよう頑張りたいとおもいます。
アニャ最高!
ジャパンプレミアの先行上映にて鑑賞
マッドマックスはタイトルこそ知っていてもどれも未鑑賞
今作はアニャ・テイラー=ジョイが出ているので観たいと思ってたので当選してホントに嬉しかった。
過去作未鑑賞でもめちゃくちゃ楽しめましたよ~
アニャはとにかく最高!砂にまみれて目の周りが黒くてもとにかく美しい・・・
子供時代を演じた子もすごくアニャに似ていて可愛くて美しい。キャスティングがいい!
公開されたまた観に行きます!!!
*番外編ですが「恋するプリテンダー」を直近で観ていたのでキャスティングに驚いたりもしました。役者さんって凄いです!
頭を空っぽにして素晴らしいカーアクションを堪能あれ!
週末3日間の興収ランキングのトップを飾ったのは、「マッドマックス フュリオサ」(ワーナー)。同作は、ジョージ・ミラー監督のノンストップカーアクション「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)に登場した女戦士フュリオサの若き日の物語。
世界の崩壊から45年、暴君ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカ一軍団の手に落ち、故郷や家族、全てを奪われたフュリオサ (アニヤ・テイラー=ジョイ)は、ディメンタス将軍と鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーが土地の覇権を争う、狂気に満ちた世界と対峙することになります。シリーズの生みの親であるミラーが、本作でも監督・脚本を担当。5月24日公開早々、週末3日間で、興収2500万ドルをあげました。
そりゃあもう、すごい作品でしたよ。推定予算1億7000万ドルで、先日観たフォールガイだってすごかったのに、確かに架空の世界観を表現したこの作品の方が、4000万ドル上回っていました。
公開1週間ですでに世界の興行収入は6800万ドルだそうで、日本他今後、続々と公開予定が決まっていますからあっさり大きな収益が見込めそうです。
前日4時間くらいしか寝てなかったのですが、せっかくの火曜日、しかも4Dの値段11ドルちょいですが、前日スーパーで爆買いした時に貯めたポイントで無料で観られました。
ただ…、やっぱり私はこの手の復讐劇とか、サーガものとか、戦闘モノがあまり好きではないんだよなぁと改めて実感しました。クリスヘムズワースなんて、パパラッチのカメラに満面の笑みで応える神対応さとか思い出されて、悪役感が伝わらず…www
アニヤテイラージョイのインタビュー番組なんかもカナダのテレビで見ますが、こんなに細くてキラキラモデルがこんなアクションできるんだ!と感動はするものの、先日観たフォールガイのせいで、このシーンはどう撮ってるんだろう?これはスタントマンかな?などなど、撮影方法の技術の高さに度肝を抜かれっぱなしでした。
それにしても、カナダの4Dはショボい!日本で体験した、風とか水飛沫とか、色々リアルだったのに、こちらはただ背中がドンドン叩かれるだけ😩。あんなカーアクションならもっとイスがナナメっても良くない?まあ、タダだからそこまで悔しくないけど、日本のみなさんはぜひ4Dをお勧めします。やっぱりあの作品は迫力を感じながら観るのが正解だと思いました。
世界観の完成度が高すぎる
アメリカで公開初日に鑑賞しました。
前作FURY ROADが証明したのは、MAD MAXの正体はメルギブソンではなくジョージミラーだった、という事実。そうだよね、と思う人は確実に満足できると思いますので、劇場大画面での鑑賞体験を強くオススメします。前作を観ていない方でも全然楽しめると思いますが、鑑賞後はもう一度FURY ROADが観たくなります笑
本作ですが、新キャラが出てくることを除けば、ハッキリ言うと新しさは皆無です。またしてもジョージミラー独自のマッドな世界観がガソリン火炎を撒き散らしながら激走していて、いつもながらその破壊力とスピード感はハンパないです。
新しさが無い分だけ世界観の完成度へのこだわりが凄いのですが、初回は全体ストーリーを俯瞰で楽しんで2回目は細かい美術を見る、などマッドマックスならではの楽しみ方ができるのもプラスだと思います。
フュリオサの怒りの原点がドラマチックなストーリーとマッドなカーアクションで描かれる!
「私を覚えてる?」
フュリオサの怒りの原点がドラマチックなストーリーとマッドなカーアクションで描かれる!
▼感想
ジャパンプレミアに招待頂きました!ULTRA 4DX、吹替版で鑑賞!
今作は「行って帰ってくる」ようなシンプルなストーリーではない。フュリオサのディメンタス将軍への復讐と、イモータン・ジョーとディメンタス将軍の勢力争いが絡み合ったドラマチックなストーリーだった。
イモータン・ジョー勢力が味方陣営というのもスピンオフならではの面白さ!
シリーズの代名詞のカーアクションも、今作もしっかりマッドな仕上がりに!
まるでフュリオサの運転する車の助手席や後部座席に乗っているような迫力・臨場感。
4DXとの相性も抜群に良いので、4DXがある劇場で鑑賞予定の方には強くオススメしたい。
改造車はディメンタス将軍の運転するバイクを3つ並べたものがお気に入り。まるで古代ローマのチャリオットのようで、暴君のディメンタス将軍にぴったりの改造車だった!
今作の敵役のディメンタス将軍はイモータン・ジョーと比べるとカリスマ性や統率力もなく、行動も短絡的だ。だけど、ディメンタス将軍はこのMADワールドを大いに楽しんでおり、衣装・セリフ・アクションも印象的でかなり魅力的な悪役に感じた!これはディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワース自身もこの役を楽しんでいたからかもしれない。
フュリオサのスピンオフの今作だが、怒りのデスロードのスピンオフとしての色も濃く出ている。この映画を観る前に怒りのデスロードを復習しておいて良かったし、鑑賞直後はすぐに怒りのデスロードを観たくなった。
これから自分は怒りのデスロードのフュリオサを見たら、この映画...「フュリオサの怒りの原点」を思い出すだろう。頭の中でアニャが演じた若きフュリオサがきっと自分にこう語りかけてくる。
「私を覚えてる?」
▼お気に入りのシーン
フュリオサが乗るウォー・タンクと空飛ぶバイカー集団のカーアクションのシーン!
空飛ぶバイクの改造車が斬新だし、これを迎え撃つウォー・タンクもかっこいい!
採点4.9 ジャパンプレミア鑑賞(IMAXGT) シリーズ5作目と...
採点4.9
ジャパンプレミア鑑賞(IMAXGT)
シリーズ5作目となるこの新作マッドマックス。
実はGシネマサンシャでは初めてのIMAX鑑賞、しかも会場へ向かうとまさかの最前列ですよ。
スクリーンがデカすぎて不安でしか無かったのですが、意外にも観にくくない。
そしてこれが本当にすごいド迫力でした。サウンド周りもすごいです。
物語は「デスロード」の前日譚で、フュリオサをフューチャーした作品。蓋を開けてみたらとんでも無かったです。
アクションの密度がより高く、それを追いかけるカメラワークがまた素晴らしい。
すっごい近い視点の映像ばかりで、作品への没入感がすごいです。
あとシリーズ通してなんですけど、ジョージミラーは小さなディティールにすごい拘りがありますよね。
バイクのデザインにアクションのアイディア、それぞれの身につける小物まで、本当に見ていて飽きないです。
ディメンタスの馬車みたいな三連バイクにはたまげましたよ。
キャラも相変わらず皆立っていて、ディメンタスは復讐する対象でありながら父的存在としてうまいこと置かれており、フュリオサを成長させる位置付けとなっていました。
また憎めないキャラなんですよね。
決して暴君でなく、皆に平等に分け与えるが為に自身の首を絞めていく。そんな悩めるお父さんのようでした。
ウォーボーイズもスクリーンに出てくるだけでワクワクします。
あと、アニャはすっごい頑張っているのが伝わってきましたよ。
すっごい華奢なのに、言葉以上に語る目がすごかったです。
全編駆け抜けるような展開の連続ですが、ラストは人生の締めくくりのようにじっくりと見せるんですね。
気がついたらあっという間に幕を閉じていました。
ずっと汗ばむような作品で、鑑賞後は心地良い疲れがありましたよ。
あと「デスロード」が再び観たくなります。
三部作となる次作はいつ頃になるかわかりませんが、ジョージミラーに委ね待つ事にしましょう。
兎に角とんでもない作品でした。
映画とは目で語るものなんだ
目と耳をフル稼働
手に汗握りっぱなし
人間ドラマの力強さ
スリルとユーモアを忘れない語り口
緩急のメリハリが効いたグルーヴ
奇想天外なアクションの楽しさ
迫力のカタルシス
またもや歴史に残る名作誕生
フュリオサの目が今も脳裏に焼きついています
目が全てを物語る
アニャ・テイラー=ジョイが若きフュリオサを演じると知った当初こそ、「シャーリーズ・セロンと似てないし、何より線が細すぎるんじゃ…」と違和感を感じた。でも初予告編及び本編を観たら、あの“目力”、ウォーペイントを施した事でより強調されたあの目に持っていかれた。シャーリーズはオスカーにノミネートされなかったが、アニャは十分されてもいい気がする。セリフ量は少ない分、あの目が全てを語っている。
もっとも期待値が高すぎたゆえか、気になる面があったのも事実。シンプルなストーリーでランニングタイムも2時間弱だった前作かつ後日譚の『フューリーロード』に対し、本作は2時間超えかつストーリーも入り組んでいる。前作を観ている人や『マッドマックス』サーガを観ている人への目くばせも、ちょっとあざとく感じなくもなかった。あとこれは内容とは無関係だが、R15+レイティングだった前作よりも、PG12の本作の方が観ていてちょっとキツイ面も。
ただそんなのは些末事で、終始あったのはハラハラドキドキ感。なんといっても影の主人公であるクリス・ヘムズワース扮するディメンタス将軍に尽きる。数台のバイクを馬に見立てて馬車のように操る、勇壮と頭の悪さが渾然一体となった威風堂々ぶりが最高だし、配下の部下達のヒャッハーな中二病センスもイチイチたまらない。とにかく今回も衣装デザインや世界観、小道具の細部に至るまでDIYを凝らしたビジュアルに驚かされたし、ウォータンクを軸にしたカーチェイスバトルも見応え十分。ラストのケリの付け方は神話を重んじるジョージ・ミラーらしさを感じた。
荒木飛呂彦が「もう『ジョジョ』しか描かないし『ジョジョ』しか描けない」と宣言したように、ミラーにも『マッドマックス』道をとことん極めていってほしい。でももし次作がディメンタスの前日譚とかだったらどうしよう。ま、それでも観ちゃうだろうな。
MADな脳体験 戦争とはこういうこと
ジャパンプレミアにて先行上映に参加しました。
カーアクションがとても迫力があり、もはや重機も加わって大迫力でした。
フュリオサの狂気に満ちた目がとても印象的でした。
ディメンタス大将が始めた物語に巻き込んだのに最後にフュリオサに「お前もMAD側なんだ」的なことを言い放ったのがとても印象的で残酷なシーンでした。
世界が荒廃してなければこんなことにならんかったやろという気持ちと、こんな狂った世界がフュリオサを生かしてたんだといろんな感情がごちゃ混ぜになって涙が出てきました。
最後のネタばらしとしてGreen Placeが人間の血肉を吸ってできたオアシスだと知りゾゾゾゾ〜っとしました。
伏線も継承され素晴らしい作品でした。
最後に怒りのデスロードでイモータンジョーを演じたキースさんにみなさんの声が天国に届くことを祈ってますv8
(追記)
この作品の根幹にあるのは戦争の恐ろしさなんだと思います。
フュリオサを狂わせたディメンタス大将も元は子供がいて、戦争と暴力の世界に巻き込まれて人を痛めつける狂人になってしまった。
時折狂人と普通の現代にいるような人間の人格が入れ替わるようなシーンもあり、彼もこの世界の犠牲者であると分かりつつ恐ろしい存在でした。
そしてクリヘムさんの演技力に震えました。
戦争は繰り返され暴力の先にあるものはMADだけ、その虚しい輪廻を食い止めるのは何か?
それを映画を通じて監督は伝えたいのかなと思います。
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