マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
全620件中、541~560件目を表示
個人的にはドラマパートよりもっとアクションを
マッドマックス怒りのデスロードの女戦士フュリオサの若き日を描いた作品。
前作もかなりブッ飛んだ作品でしたが、今作も負けていません。
前作では、イモータン・ジョーが最悪のボス的存在であったが、今作の敵であるディメンタスがなかなかのクソ野郎っぷりでいい感じ。
なんかイモータン・ジョーが大人しく見えるというか、まともに見えてしまうのが不思議w
今作も車にバイクのスピード感溢れるアクションはかなりの見どころ。
ただ、ヒュリオサの幼少期のパートがかなり長く、盛り上がるまでの時間が長かったのが少し気になりました。
後、シーンが飛んでしまうような変な錯覺が・・・
例えばイモータン・ジョーの軍とディメンタス軍の全面戦争か!?と思って期待してたら、いつの間にか孤立してる?みたいな・・・
これって自分の理解力の問題ですかね😅
今作もとても楽しめましたが、丁寧にヒュリオサ中心のドラマが描かれている為か、もっとアクションシーンを欲してしまった。
そんな点からも、個人的には前作の方が単純爽快に楽しめて好きかなって感じでした。
期待しすぎた
2024年。ジョージ・ミラー監督。前作によってオーストラリアを代表するシリーズ作品になった感のあるマッドマックス。車やバイクというオートモービルの世界と荒廃した世界における戦いを描く。しかし、世界観の構築が後回しになっている感は否めない。CGを多用した映像も美しかったり不気味だったりするわけではない。エンドロールで細切れに映し出される前作の描写(「北斗の拳」にも似た不気味な世紀末世界)でそれが明らかになってしまう。ニヒリストのディメントス将軍のキャラはいいけれども、前作ではあれほど魅力的に描かれていたフュリオサが浮いている。前作につながることを意識しすぎたのかもしれないけれど。また何年か後に、新しい世界観で、描かれたものがみたい。ガソリンエンジン、砂漠、戦争、復讐、のテーマで。
"怒りのデスロード"が観たくなる
この時点で、スピンオフとしては大成功でしょう。
スターウォーズ ローグ・ワンのようにあの日の数時間前まで迫る前日譚。
なかなかアニャ・テイラー・ジョイが出て来ず拍子抜けしたが、少女フュリオサを演じたアリーラ・ブラウンちゃんがとても可愛らしく、北斗の拳でいうリンのように母親を目の前で失い喋らなくなってしまうが、復讐に燃え力強く立ち上がりアニャ・テイラー・ジョイに進化する。
イモータン・ジョーの存在感はやはり圧倒的。
そしてクリス・ヘムズワースはベストアクト笑 雷神よりこっちの方がずっと好きだ笑
尋常じゃない追いかけっこで描き切った前作"怒りのデスロード"のテンションそのまま本作でも健在。これは実際撮影クルー(カメラマン)がいて、俳優がいてスタントマンがいて撮ってるんだよなーってことが信じられないくらいすごいアクションシーン。ホントに轢き殺されてない?ってシーンがいくつもある笑
IMAXカメラではないのでわざわざIMAXで観る必要がないかもしれないが、vehicleのエンジン音を全身で浴びたい方は是非IMAXで!
悪の軍団同士の「戦争」が描かれなかったのは物足りない
物語の前半に疾走感が感じられないのは、フュリオサの目的が、「帰郷」なのか、「復讐」なのかがはっきりしていないからだろうか?
フュリオサが、新造されたウォー・タンクの下に潜んでいたのは、おそらく脱走して、故郷に帰ろうとしていたからだが、はじめは、彼女が何をしようとしているのかが分からないため、せっかくのアクション・シーンにも、すんなりと入り込めなかった。
その、ウォー・タンクとバイク軍団の攻防にしても、パラシュートやハングライダーを使った空からの攻撃も加わって見応えがあるものの、逆に、それ以上の新鮮味はなく、「スタントマンに死者が出ているに違いない」と思われた前作ほどの迫力は感じられなかった。
いずれにしても、最初から最後まで、「帰郷」という目的が物語を牽引することはないのだが、それは、今回、フュリオサが故郷に帰ることはないと分かってしまっている前日譚としての本作の弱点でもあるのだろう。
「復讐」という目的にしても、ディメンタスは、確かにフュリオサの母親や師匠の仇敵ではあるのだが、イモータン・ジョーのように、圧政を敷いて人々から搾取したり、若い女性を集めてハーレムを作ったりしている訳ではなく、極悪非道な暴君というイメージからはほど遠い。それどころか、クリス・ヘムズワースのキャラクターのせいか、「善い人」に見えるところもあり、憎むべきヴィランとしては「今一つ」と思えてしまう。
それでも、そんなディメンタスを、復讐の炎に燃えたフュリオサが追い詰めるくだりは、本作のクライマックスとして盛り上がるのだが、その直前にあったと思われる、「砦」に攻め入ったディメンタスをイモータン・ジョーが撃退するシーンが、そっくりそのまま省略されているため、ここでも、当初、何が起こっているのかが分かりづらいのは残念だ。
何よりも、ディメンタスのバイク軍団とイモータン・ジョーのウォー・ボーイズが激突する大規模な戦闘シーンは、本作の大きな見所となったはずなので、そこは、制作費をケチらずに、しっかりと描いてもらいたかったと思う。
最高にクールな148分!!
マッドマックスシリーズはこれが初めて。話ついていけるかなと不安に思いながら鑑賞。
シリーズを観ていたら繋がるシーンもあるのかもしれないが、初見でも全く問題なく楽しめた!敵がどこまで追ってくんねん!!という感じでホッとできる時間がほとんどない。最初から最後までアクセル全開。手に力入りすぎて爪が食い込んでた😅車のアクセル音も映画館ならではの臨場感やった。これは映画館で観る映画の代表やな。
人はたくさん殺されるけど、直接的なシーンはほとんどないので、グロイのが苦手な人でも観られます。
アニャテイラージョイ演じるフュリオサが最高に逞しくクールで惚れ惚れしてしまった!偉大なる監督ジョージミラーというPOPは誇張ではない!
続編があるんやったら是非観たいなあ。怒りのデスロードも観てみよう🎬
間違いなくアニャ・テイラー=ジョイの代表作!!
幼少期のフュリオサを演じるアリーラ・ブラウンと母親メリー・ジャバサを演じるチャーリー・フレイザーが
まずもって素晴らしすぎました。
冒頭1時間は、このふたりとクリス・ヘムズワース演じる敵役ディメンタスが軸になり話が展開していくのですが
チャーリー・フレイザーの凛々しい母親の姿と、子どもながらに徐々に大人びたフュリオサになっていく
アリーラ・ブラウンの演技があったからこそ、この作品の成功があったのではないかと感じました。
チャプター3からはフュリオサがアニャ・テイラー=ジョイになるのですが、
アリーラ・ブラウンからのスイッチが実に自然といいましょうか、全く違和感なくアニャになっていて
この違和感のなさも実に見事だなと感じた次第です。
主人公フュリオサのセリフはほとんどありませんが、
それでもアニャの表情、目、動作、アクションが力強く凛々しく、そしてかっこよく、
今までのアニャのイメージを打破する演技で、スクリーンを凝視していても全然疲れず
一気にラストまで観ることができました。
ディメンタスの軽薄且つちょっと抜けているところ等、実に子悪党な雰囲気を醸し出していて
クリス・ヘムズワースは適役だったと思います。
常に携帯しているぬいぐるみが子どもの形見とわかるまでは、本当にふざけているのかな?と思っていましたから(笑)
また、クルマとバイクの追走&アクションシーンは、怒りのデス・ロード的なおもしろい動きはほとんどなく、
どちらかというとシリアスでしたが、これはこれで、今回のアニャによるフュリオサの物語にはマッチしていたと思います。
本当にアニャの動きはキレッキレでしたね。すごいです。
まあ、後半では車上でのギター演奏を観れたので、私としては大満足です。
ラストの怒りのデス・ロードに続いていく的な終わり方は
とても良かったです。
本作を観た方で怒りのデス・ロードは未鑑賞の方は、
できる限り間をおかずに鑑賞いただくことをオススメします。
パンフレットも大変豪華なつくりで購入する価値ありだと思います。
現在、私のなかでは今年No.1です!!
期待度△満足度◎ 『怒りのデス・ロード』よりずっと面白かった。只、シャリーズ・セロンがあんまり好きじゃなくて、アニヤ・テイラー=ジョイが好きという理由だけかも知れないけれど。アラも有りますけど。
①導入部が陳腐。フュリオサを早く過酷な境遇に落とす展開にしたかっのでしょうけど、よくある設定で安易すぎる。
それにあんな雑魚連中か見つけるくらいの場所なら、もっと早く見つかってたでしょう、と思わされます。
②クリス・ヘムズワースが(いくら鷲鼻のメイクをしても)軽い。悪役に必要な深みがない。だからフュオリサの復讐心が、アニヤ・テイラー=ジョイの熱演にも関わらず余り伝わってこない。
やっぱりソーくらいの役がこの人には一番合ってますね。
③アニヤ・タイラー=ジョイ扮するフュオリサが初めて活躍するローリーの襲撃シーンが色々と工夫されていて面白い。
終始かっこいい!ど迫力!
やはりアーニャテイラーが出る映画に外れがない記録を更新!
前作の怒りのデスロードより個人的に好みでした。
数々の狙撃シーンがとにかくカッコよく、敵も仲間も魅力的なキャラクターが出てきます
あんな砦より「風の谷」のほうがいいな
映画が面白かったのなら、それでいいじゃん!
とは思ってるのに、なんか別のことを考えてしまう…
アメリカの一定数の人たち(なんとなくですが、白人男性が多い気がする)は、やっぱり「MACHO マッチョ」が好きなんだなあ。
20世紀に想像する近未来ならともかく、現時点で近未来の戦争を考えたら、ドローンやら無人機やら、あるいはこの先発明される最先端の科学技術が生み出す〝人間でない〟兵器が主流で、兵士兵隊もロボット化しているはず。エネルギーだって化石燃料以外の代替がもっと進んでいて…
環境破壊や戦争など、つまるところ何らかの人災が複合的に重なって世界の秩序が崩壊したのだろうけれど、かろうじて残った文明の水準が「鉄(車や銃)と石油(火)」。なんか全米ライフル協会の人たちが思い描くひとつの理想郷みたいに見えなくもない。この映画のヒットは間接的にトランプ大統領再選の後押しになるんじゃなかろうか。
同じような世界秩序崩壊の状況で、宮崎駿監督はMACHOマッチョとは正反対の「風の谷」(風の谷のナウシカ)をひとつの理想郷として描いていたけれど、この手の映画をみて、「このままじゃ引退できん。もう一回、MACHOでない少女が主役の冒険活劇映画をつくらなきゃいかん」と思ってくれるといいな。
まったくの杞憂でした。最高でした。
見るまでは期待もありましたが、不安もありました。
マッドマックスが主人公ではなく、スピンオフ。さらに物語は前日談なのでフュリオサがどこから来たのか、なぜ来たのか、そしてどうなるのか、既にネタバレしてる・・・のにどう面白く描くのか。
まったくの杞憂でした。最高でした。
もちろん『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で見せた、ギターびよーんとか、物干しざおぴょーんとか、ウォーボーイの口にプシューとかの怒涛の“なんじゃこれは”感はさすがに少なかったですが(なかったわけではないですが)、
フュリオサの人間ドラマがむちゃくちゃ濃厚。人格形成に始まって(子役の人、サイコー)、生きる力の強さ、やりきる意志の強さと決着のつけ方。自分のこの映画の満足感の60%はそこかもしれません。
ただ、フュリオサ役がアニャ・テイラー=ジョイ・・・は自分的には・・・。元々は彼女がとても好きで今回見に行く動機にもなっていたんですけどね。もう少しマッスルな人の方が良かったような・・・。
あと、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』よりもメカニカルな演出が今回多かったのも楽しめた点でした。
追記>
鑑賞前、「この映画はフェミニズムの権化」みたいなポリコレ的なものにしたがるYouTubeのタイトルを見、また鑑賞後に「フュリオサは現在、男性に虐げられた女性の象徴」みたいな映画評も見たんだけど、「そこまで今どきのハリウッドが好きな政治的な映画か?」と思うけどね(製作者の意図は知らんけどw)。
それよりも「石油」、「兵器(消耗品)」、「水!を含む食糧」の供給のバランスで世界は保たれていることを表現したと捉えるほうが自然と思ったけどね。
平均点は軽く超えているが
公開初日の初回で観てきた。
前作でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサのオリジンを描く前日譚。フュリオサの半生を2時間30分かけてじっくりと描きつつ、アクションシーンもたっぷり盛り込まれてて、近年のビックバジェット作品の平均点を軽くクリアしている作品ではあるし、そこの手腕は流石ジョージ・ミラー御大と思った。
フュリオサとディメンタスを鏡合わせの存在として描くのも上手いと思ったし、演じるアニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースもいい。(フュリオサの幼少期を演じたアリーラ・ブラウンも良かった)
ただ、前作があまりにも素晴らしくハードルが上がり切った状態での公開だっただけに、その期待を上回るのは難しいし、アクションの絵面的にも前作の繰り返しに見えてしまう部分も多い。(それでもビジュアルアイデアに驚かされたシーンはいくつかあったけど)
あと、実際前作よりほぼ30分長いんだけど、その分物語的にもやや間延びしててテンポが悪く感じたのはちょっと残念だった。
古典的な話だけどマッドマックスサーガ
前作の怒りのデスロードの主人公フュリオサの誕生の物語
復讐の物語は古典的でもあるけどバイクのガソリンと爆発と砂漠はマッドマックスサーガでしかない
クリス・ヘムズワースが残酷で滑稽だけど弱い人間的なキャラクターでいい
しかしスゲー、ぶっ飛んでました。
ずっとドキドキしっぱなし
最初から最後までドキドキしっぱなし。
またずっとドカドカ音が鳴ってたのに、急に静かになったりで、緩急すごい!
フュリオサの前日譚が丁寧に描かれていた。
マックスに似ているなーとか、あの銃はあそこで!とか
アーニャ・テイラー・ジョイは言わずもがなだけど、子役の子も雰囲気があってすごくハマっていた。
急にギターの人が出てきたのは何故なの?
面白かったが、突き抜け感は期待を超えない
すごーく楽しみにしていてIMAXの前方中央で観てきました。
★5点満点中の6点をとって欲しいと意味不明なほどに勝手に期待していました。
十分面白かったのですが期待が大きすぎて・・・よって評価は少し辛目になっています。
映像 ★★★★ (想定通りに良い、逆に言えば想定の枠を超えない)
音 ★★★★
物語 ★★★ (うーん登場人物のストリーが中途半端)
役者 ★★★
編集 ★★★ (2時間40分に良くまとめたと思うが次第点まで)
粗さ ★★★ (気になることは多々あるが、どうにか勢いで押し切っている)
総合 3.8
全般的にパワフルで良いのですけど、ここ一番という物凄く分かりやすい盛り上がりがなかったのが残念。何度も映画館で見直したいという心躍るレベルには至らなかった。
比べる対象として適切かどうかはあれだが、TOPGUNマーベリックは映画館で3度見た。それでも何度でも見たくなる。私としては、迫力系としてTOPGUNを最高評価のALL★5とすると本作はそれに及ばずの評価となりました。
さてエンドロールでの日本人らしきスタッフ探し。
TAIGA ISHIBASHI(石橋大河)⇒VFXアーテイストで芸能一家の人
MAHIRO MAEDA(前田真宏)⇒結構頭の方で大きく名前出てた、こちらは大御所さんのようですね。
極少台詞がよい! 映像で語る作品♪ ★4.2
アクション映画は映像で語れ! を教えてくれる作品。 極端に少ない台詞と状況描写で、緊迫する物語を進め、2時間半で気を抜けるシーンは皆無だった。
流石、老齢のジョージ・ミラーが脚本も自身で書いているのが伝わる。 アクションをド派手に壮大にするのではなく、いかにリアルにその行動の心理を、言葉でなく、映像で伝えてる。
序盤、何気ないシーンだが心を打った描写があった。
掠われた少女(フュリオサ)を母親と仲間が追うシーンで、二人のバイカーを狙撃した母親は、仲間に私一人で追うと伝え、側にいた仲間(肉親?)に額を合わせ、言葉を唱える。
誰もがそんな暇があったら、早く追わないと手遅れになると思ってしまうが、その後の過酷な状況を観て、振り返れば納得する。 複数の無法者から娘を奪還するなど、命を落とす確率の方が高い。 命を掛けるのは母親である自分一人で十分と、身内に止まらせ、最後の別れをしたのである。
おそらく年期が入ってない監督や脚本家なら、そんな描写はスピード感を損なうと、カットしているだろう。 が、その後の母親の壮絶な決意を知ると、そのシーンが生きてくる。
アクション作品でも、その時点で登場人物の心情が描写されてなければ、ただのスタントショーになってしまう。
今作ではこの母親や、
フュリオサ(少女時・アニャ時双方とも)の怒りを押し殺しチャンスを伺っているという様な強い信念が伝わる。 (アニャの強い眼力も相当貢献している)
そして成長した後、力量を認めてくれ、女性?とバレるシーンでもその訳を聞かず自分を信頼してくれた、タンク運転する警護隊長ジャックとに絆が芽生え、あの母親と同じ、額を合わせるシーンが。
ただ仲間だから助けるのでなく、命を掛けてまで助ける価値がある者だという事を、あの描写が語っている。
普通なら二人の台詞であれこれ説明するだろうが、この額を合わせるシーンが一瞬でその代わりをしてくれ、やはり映像で語る脚本である事が伝わる。
物語全般では前作の方が起承転結に富み、まとまっているが、主人公の信念や精神性は今作の方が深く描写されていると感じる。
勿論、魅せ方も巧い。 下手な監督ほどズームが多く、しかも早いカット割りで、何がどう動いたのか目で追えない様な描写をしている場合もある。
が、本作ではバイク軍団が巨大な崖の下を、まるで "無数の蟻の大群" が動いている様に見えるほど、かなり引いたシーンもあり、遠近を巧く描写している。
アクションシーンは攻守とも移動しながらの戦闘は前作同様も、以前にないアイディアも多数盛り込まれ(特に空中からの攻撃)飽きさせない。
そしてひとつ気付いたのは、エグい殺戮シーンは描かれてない点。 これはR指定を回避する為か、そこまで描かなくても十分堪能してもらえるはず、という大人なミラー監督の判断なのだろう。
演者的に私は、母親役のチャーリー・フレイザーが出演時間は短いが、一番目に留まった。 あの迫真の表情が今作を序盤からシリアスにさせた。
ヘムズワースは、ソーの様な高潔さは失せ、稚拙な悪党にしか見えず、恐らく出演者を予め知った者しか、当人と分からぬほどと感じる おまけにいつもの野太い声ではなく、より高い卑しい声に聞こえた。(それだけこの役に徹したなら、むしろ褒めるべきだが)
アニャ・テイラーはその眼力で、存在感はシャーリーズ・セロンに劣らない。 が、セロンは訓練して格闘シーンでも男性に負けない、頼りがいのある存在だったが、アニャはか細いままで、近接での格闘シーンはなかった。 (恐らくアクションの為の筋トレなどはしてないかも・・。 が、セロンは「アトミック・ブロンド」出演時には歯を折るぐらいの訓練を積んでいた)
あと前作に出演したイモータン側の手下は勢揃いなので、前日譚だが、「デスロード」も観ておいた方が、各キャラの登場時に印象が全く違うはず。
前作(★4.3) より私評価の★は 0.1 下回るが、私的には期待を裏切らない出来!
START THE EMGINE💣💥
面白い!めちゃくちゃ面白い!だけど、物足りない!笑 怒りのデスロードがどれほどすごい作品だったのか、思い返さずにはいられない。MAXの居ないMADMAXは、やはり何かが欠けている。野暮で無謀な全身全霊、命懸けの脳筋アクションを見せてくれる超絶男臭いトム・ハーディに、我々観客は心奪われていたんだな...。
あと、前日譚だから致し方無いけど、ストーリー>>>アクションになっていたのがMADMAXらしくなくて、正直物足りないと感じてしまった。いや、ストーリーが面白くないとかそういう訳じゃなくて、むしろ話だってめちゃくちゃよく出来てるなと思うんだけど(フュリオサがディメンタス新井田くん因縁を除く)、やっぱりこのシリーズの良さってアクションにあると思うし、こんだけ大金叩くなら、もっともっと狂ったものを見せて欲しかったと感じちゃう。
文句ばかりで申し訳ないんだけど、あと少しだけ。前作怒りのデスロードは120分ちょうどだったのに対し、本作フュリオサは148分と28分の増量が施されており、この延長でファンが期待するのはやはり、ぶっ飛んだバトル、カーチェイス、建物・車体の破壊...等々。だけどまぁ、前作と比較するとそのようなシーンはかなり減っているし、重きを置いている点が違うからこんな話お門違いなんだけど、R15からPG12の変更、すなわちグロ・ゴア描写の減少は作品評価にとってかなり痛手かなと。フュリオサについて語れど、前作同様に過激なシーンが必要だったと個人的に思う。
とまぁ、色々つらつらと書いてきたけど、評価は4.2。MAXじゃないにしろ、相当楽しめたことに違いはありません。シャーリーズ・セロンから引き継いだアニャによるフュリオサは、もう言葉にできないほど良かった。言葉数は少なくとも、ディメンタスが瞬時に察したように、瞳の奥底から復讐心が燃えたぎっている。1度見たら忘れない、強烈なインパクト。
それで言えば、クリヘムだって負けてない。ソーのイメージが強すぎるから悪役...?大丈夫?って思ってたけど、何なら悪役の方が向いてんじゃねレベルで、ハッキリ言ってソーよりハマり役だった。まあ、見た目は髭ふさふさになったソーなんだけど、笑
アクションだって、前作より数やぶっ飛び具合が減れど、他の映画と比べたらマジで狂っていて、アドレナリン最高潮。カーチェイスに関しては、前作よりも好きかもしれない。音楽無しの、静寂した空気で繰り広げられる、無法地帯のイカレレース。壊して、妨害して、全てを俺の手に!そんな強欲なクリヘムに魅了されっぱなしだったな〜。アクションについて言うなら、IMAXの音量をもっと上げて欲しかった。IMAX音響の王者「ジョン・ウィック コンセクエンス」は今回も座を譲らず...笑
とりあえず、怒りのデスロードを見直して、もう一度IMAX、もしくは4DXで再鑑賞と行きます。4DXが吹き替えってのが痛いけど...。生涯ベストに入る前作からの期待でこの点数になってしまったけど、2回、3回、4回と見ていくうちにこれまた大好きな映画になっていくんだろうな〜。MADMAXでしか得られない、煮えたぎるほどの灼熱アクション。やっぱり、この映画シリーズが好きだ!!!皆の衆、復讐のエンジンを鳴らせっ!!!
星と共にあれ
アニヤ・テイラー=ジョイかっけー。
監督もうすぐ80歳だって、元気出たー。
これ、何度でも観れるな。
眼力(めぢから)がすごい。あんなに華奢なのに強く見える。少女時代を演じた子も母親役の女優さんも一緒の眼をしてた。
お母さんもかっこいい、見たことあるなて思ったら、恋するプリテンダーの元カノだ。
リトルDの女の子でナウシカの実写版作ってほしい。
七人の侍の野武士のテーマみたいなドラムのリズムに乗せてもっとノンストップで見せてくれって思ったところもあったけど面白かった〜。IMAXで観て良かった。
次は4DXで観よう。
全620件中、541~560件目を表示