「アニャ・テイラー=ジョイ好演」マッドマックス フュリオサ たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
アニャ・テイラー=ジョイ好演
TOHOシネマズ上野にて鑑賞。
公開時から観たかった映画だったが、公開(5/31)から1ヶ月経って、ようやく鑑賞😊
佳作『マッドマックス 怒りのデスロード』でフュリオサを演じていたのはシャーリーズ・セロンだったが、フュリオサの前日譚を描いた本作で主演を張るのは、あの『ラストナイト・イン・ソーホー』でブレイクしたアニャ・テイラー=ジョイ。(Last Night in SOHOでブレイクしたというのは個人的にハマった映画であり、東京映画祭だったかで鑑賞後、公開されてからリピート通った映画)
さて、『マッドマックス 怒りのデスロード』はカラー版、モノクロ版も映画館で観たが、あの世界=「核戦争などで地球上が荒廃した世界」を描いており、人間の本能むき出しの物語・描き方が相変わらず見事であった👍
また、物語の切れ目でテロップを出して、内容も緩急付けた演出も良かったと思うが、やはり砂塵の中でのバトルなど戦う場面が突出して面白かった。
一言でいえば、「フュリオサの母親を殺したヤツへの復讐物語」なのだが、そこに様々なエピソードも盛り込んでいて良かったと思う。
上映時間が長めだなぁ……と思ったが、まったく時間を気にせずに観られる極上の娯楽作であった。
やはり、アニャ・テイラー=ジョイの起用もナイスだった。
2~3年前のキネマ旬報に「ハリウッド映画女優は、40代を上手く乗り切れるかどうかで『息の長い女優』となるかどうかが分かれる」という記事があったが、シャーリーズ・セロンはチョット厳しかったか?(確かに現在『息の長い女優』と言われて真っ先に思い出すのはメリル・ストリープだが、ああいう女優は少ない。)
「エンドロールは長そうだな…」と思っていたら、一行に数名を横並びに表記させており、「あれが『1人1行』使っていたら大変な長さになった」と思うが、エンドロールの工夫にも感心した。それでもエンドロールは長めだったが……😅笑
<映倫No.60018>