「誰にも感情移入ができないまま、気がついたら終っていたみたいな感じでした。」マッドマックス フュリオサ 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)
誰にも感情移入ができないまま、気がついたら終っていたみたいな感じでした。
膨大な予算つぎ込んで、がんばって創っていらっしゃるのがよくわかるだけに惜しかったなぁ…というのが正直な感想です。
本作を支持していらっしゃる皆さまへは申し訳ないと思うのですが、私には刺さりませんでした。なので、平均点を下げてしまう暴挙お許しください。
偉大なる名作“2”の呪縛が感じられて、どうしてもそれと比較せざるを得ないです思いです。
“2”より劣っているというのではなく、その世界観の縛りから抜け出せないという意味で。
そして、何よりもシリーズ第二の主役と勝手に私が据えているインターセプターの登場がないもので。
今さら舞台をガラリと変えるのは、そうたやすいことではないと思うのですが、さすがに食傷気味の感があります。
というか、トム・ハーディ=マックスのイメージがまだ定着していないうちに“SAGA”を名乗る作品を創ってしまったのは、時期尚早じゃなかったのかな?と個人的には思いました。
肝心のフュリオサですが、前作のキャストからの交代には、ルックスではそんなに違和感はなかったです。
本作ではジャックがマックス的ポジションだったのかな?と考えました。ですが、フュリオサを引き立てる脇役の運命ゆえ、死んでフェードアウトしてしまうことは既定路線と思いながら観ていましたので、一歩引いた目で見ていました。
悪役側では、肝心のディメンタスにあまりカリスマ性を感じられなかったので、感情移入がしづらかったです。
引き続きのイモータン・ジョーですら、前作でそれを感じられませんでしたのでなおさらです。
何故、ウォーボーイズたちが彼にあそこまでの忠誠を誓っているのかが理解に苦しむのです。
パンフレット読むまでは気付かなかったのですが、イモータン役は前作から変わっていたのですね。
お顔がほとんど隠れているので、全くわかりませんでした。
悪役がわちゃわちゃ入り乱れすぎて、お話を上手く追えませんでした。これは私の脳ミソのキャパ不足が悪いです。
そんな中にフュリオサがいたのですから、とてもややこしくて。そんな理由で肝心の彼女へも感情移入がしづらかったのかのかもしれません。
とは言え、ウォーボーイズ、今回もいい味出していました。
前作からの新たな世界観の構築は彼ら抜きには語れないと思いました。
ですが、結局誰にも感情移入できまいままに終ってしまったかなぁ…というのが正直な感想です。
せっかくメモを取りながら観てきたので、気付いたことを書き移しますね。
どこの馬の骨かもしれない(笑)頭蓋骨のカウリングのバイクのデザインのアイデアは秀逸だと感じました。
あれ、きっとマネするバイク乗りさんが、たくさん出てきますよね。きっとだ(笑)
飛行機の星型エンジンのバイク、馬力が一桁違うんじゃね?と思いました。
そして、本作でも崖の上からのカットがあったんですよね。これ毎度なんですが、ガク((( ;゚Д゚)))ブルなってしまいました。高い所からの俯瞰、いつまで経っても克服できません。
トカゲの肉と人の血のソーセージ絶対に食べたくない!(°ଳ°)オエー!
2時間経ったあたりで崖の上のポ…ジャナイ!マックスがチラっと出ていましたよね。
インターセプター大好きな私にはこの上ないサービスカットでした。
そして本作“2”のセルフパロディーじゃね?と思ったシーンがいくつかあったと思ったんですね。
なんだかジャイロ・キャプテン似の人出ていましたし。ゴーグルとか、そのまんまでしたし。
ジャイロコプターからの地上攻撃のカットもまんまでしたし。
火炎放射器で門の外に追い出されるバイクの絵もまんまでしたし。
重要な火器として、銃身を切り詰めたショットガンも出てきましたし。
そういうシーンを見つけては「ニヤリ」としていたんですね。この勘違い野郎はw
そうそう!一個ね「これ欲しい!」と思ったアイテムがあったんですよ。
ラスト近くでフュリオサがディメンタスに向けた銃がかっちょよかったの!架空銃?って思ったんですが。
(パンフレット最後のページでフュリオサが右手に持つ銃)
勘違いすると笑われそうなので、調べてみました。パンフレットをよく読むと、マット・リボルバーという記述がありました。
どうやら、二段になった銃身から散弾も撃てるとか。南北戦争時代の古い銃。こんなの全く知りませんでした。
結論は、映画を詳細に語りたいならパンフレット買った方がいいっていう当たり前のこと。
(全部詳しくまでは読んでいないので、抜けたり勘違いしている部分がきっと多いと思うのですが…。そこは優しくスルーしてやってくださいね)
野球十兵衛さん、今晩は。
沢山の共感ありがとうございます。
フュリオサはまだIMAXと4DXしか鑑賞していません。次は立川シネマシティの爆音上映、そのつぎはDolbyを観てから、レビューを書こうかな、どうしようかなと思ってます。
満塁本塁打さん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね。1000円ほど払って買っているのに、結局はコレクションアイテムになっちゃって、なかなか読めていないです。
レビュー書くにあたって、とても良い参考書なのにね。
いいねありがとうございました😊有料🈶パンフ めんどくさいですよね。 本作 めくっただけのような気が・・
最近 精読は無意味 なことに気づいたので 購入はしてますが 最初の概略 ある場合は人物相関図【本作は無かったカモ 勘違いだったらごめんなさい】
以外は 飛ばす方針に切り替えました。意外と コラム的なもの良かったりします。